(きけんぶつとりあつかいしゃ:おつしゅよんるい)
危険物取扱者:乙種4類とは? ‐ 乙4と女性 ‐ 乙4と高校生・大学生 ‐ 乙4と男性 ‐ 試験勉強について ‐ 難易度・合格率・勉強期間 ‐ 遅刻ダメ・不正防止 ‐ まとめ ‐ 資格メモ‐試験日程・費用など ‐ 関連リンク
危険物取扱者:乙種4類とは、求人数が平均で800件前後(または、1,700件)と、独学取得できる資格の中で、有数の求人数を誇る。
言うまでもなく、ハロワ登録資格の求人数TOP100に、ランクインしている。
乙4は幅広い業種から求人のある資格である。
代表格のガソリンスタンドから運送業、食品、化学、医薬品、製造、ビルメンテナンスと続いて、ごくまれに、大学等の研究機関からの求人もある。
ちなみに、乙種4類の関係する仕事は非常に多い。化学肥料、無機化学工業製品(ソーダ、圧縮ガス、液化ガス製造、塩製造)、有機化学製品製造、コールタール製造、プラスチック製造、合成ゴム、油脂業(菜種油やオリーブ油も危険物)、石鹸、洗剤、塗料、印刷インキ、洗浄業、磨き粉製造、医薬品原薬、製剤、生薬製造、動物用医薬品、消毒薬製造、漂白剤製造、印刷、クリーニング業(ドライクリーニングの溶剤)、火薬製造、農薬製造、香料製造、化粧品製造、歯磨き製造、ゼラチン・接着剤製造と、非常に多岐にわたる。
日常生活で「乙4」の関わってないものを見ない日はない。窓を開けたら乙4(ガソリン車)、コンビニへ行けば乙4(配送トラックの軽油)、町を歩けば乙4(GSなど)、女性を見たら乙4(化粧品、動物用医薬品)なのである。
それだけ、資格のニーズと求人機会が多いというわけで、乙種4類の高評価・高需要につながっている。
ハローワーク平均求人数:1794人(974人)(2018年8月調査)
当該資格の最新データは、「ハローワーク資格別求人数データ」にあります。
ところで、ハロワ登録資格の求人数1位~200位は…、
…を、参考ください。
乙種4類は、女性が取って損のない資格である。
取得すべき理由だが、かなり長くなったので、別ページ化した。
「危険物取扱者:乙種4類と女性」を参考をば。
乙種4類は、高校生や大学生が取るべき資格である。
取得すべき理由だが、かなり長くなったので、別ページ化した。
「危険物取扱者:乙種4類と高校生・大学生」を参考をば。
乙種4類は、男性が狙うべき資格である。
取得すべき理由だが、かなり長くなったので、別ページ化した。
「危険物取扱者:乙種4類と男性」を参考をば。
乙4の勉強方法等は、長くなったので、「乙種4類の独学」にまとめている。
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」を参考をば。
乙4の難易度を一口で言うなら、「簡単ではない」である。
以前は、「誰でも受かる」などと揶揄されていたが、最近では難化していて、合格率は落ち続けている。
合格率は、おおむね30%弱である。が、昨今の傾向からすると、「20台%」になると踏んでいた方が無難である。
そう、乙4は、「8割近い人が落ちる試験」になっているのである。
以前の「カンタン」な感じで受けると、まず落ちるので、油断せずに勉強しておくことが大事である。とはいえ、きちんと勉強していたら、まず通る試験ではある。
参考:乙4の合格率と挫折率
そして、重要なことだが、乙4には、試験科目ごとに足切り点がある。
このため、ますます油断ができない試験となっている。
特に、文系の人は「物化」が超絶に頭を悩ませるので、早め早めに手を付けておく。大概、物化で落ちます。
難易度の詳細については、「乙種4類の難易度」を参考まで。
ところで、勉強時間であるが、答えから言うと「1ヶ月から3ヶ月」を見ておくと、余裕のある試験勉強となる。ちなみに、ガチ文系の管理人は、1ヶ月しか見ていなかったために、薄氷踏む思いで受験することになった。
詳細は、「乙種4類の勉強時間」まで。
危険物取扱者試験は、遅刻に、実にうるさい。
当方、大阪府受験で、乙4から丙種、乙1~6類、そして、甲種まで受験したが、「遅刻をした人の記憶がない」のである。つまり、試験が始まって入室してくる人を、『見たことがない』のである。
遅刻の是非を電話で尋ねた方がいたのだが、その電話では、「遅刻をしても受けられると思うが、保証はできない」という、何とも腰の定まらない返答であった。
試験の実施先によって、遅刻対応は異なるだろうが、「遅刻をすると受験できない」くらいに考えていた方が無難である。
また、危険物取扱者試験は、身分証明に、実にうるさい。
これも大阪府の事情だが、試験会場の入室にあっては、受験票の顔写真を確認され、トイレ等で退室する際も、受験票の照会がなされた。
わたしはいくつか試験を受けたが、ここまで厳密に行なわれる資格はそうなかった。
もちろんのこと、携帯やスマホの電源もうるさい。試験中に鳴ると不正扱いで即退室になりかねない厳重さなので、要注意である。
ところで、乙4は、午前と午後にわかれて試験が行われる。
しかし、だからといって、「午前」か「午後」かを、選べるわけではない。
都道府県で事情は異なるかもしれないが、「選べない」と踏んでいていいだろう。1日潰れる覚悟で受験する。
乙種4類の求人需要・求人機会がともに高いのに比較して、資格は取得しやすく、費用も安価で済む。受験から免状取得まで「1万円前後」が入用である。
そして、乙種4類の試験レベルは「過去問レベル」なので、仕事をしながらでも、家事・育児の真っ只中でも、両立は十分に可能である。
乙種4類は、費用対効果の高い資格であり、老若男女にお勧めできる「Sクラス」の資格である。危険物取扱者の乙種4類を取っておいて、決して損になることはない。
危険物取扱者:乙種4類に関する、一般的事柄や試験日程・日時、取得に要する費用等を、以下にまとめました。
乙4は、「国家資格」であり、取得者には一定の評価がある。
乙4は、必置資格であり、法的需要がある。(参考:必置資格とは?)
乙4は、とてもよく知られているメジャー資格である。このため、面接ではその説明を、たとえば、何で取ったの?とかどういう資格なの?といったツマラナイ質問を回避できる。
(知名度は、面接でかなり大きいのです。マイナー資格をどれほど熱心に、わかりやすく説明しても、興味のない面接官は「フーン」で、能面のママです。)
乙4には、受験資格がない。誰でも受験できる。
危険物取扱者試験は、都道府県ブロックで実施されるので、全国で統一された試験日等があるわけではない。
ゆえに、本試験日は、都道府県ごとに異なり…、
申込日も、都道府県ごとに異なるし…、
願書の配布先も、都道府県ごとに異なることになる。
公式を見て、試験日等を間違えないようする。
ちなみに、願書の配布先で一番手ごろなのは、消防署である。自宅か勤務先の近くの消防署に取りに行けばよい。郵便で請求するのは切手代がもったいない。
超蛇足だが、官公署的な建物の掲示板に、「危険物取扱者」や「消防設備士」の“試験のお知らせ”が貼られているのなら、当該建物で願書を入手できる可能性が高い。(公示しているので。)
またも超蛇足だが、危険物取扱者の願書は、例年ほとんど同じ書式で、試験日を書き換えただけの「使いまわし」である。
配布先の管理がいい加減だと、「去年」の願書がそのまま残っていたり、混じったりしていて、当該古い願書を渡されることもある。“そっくり”なので、一目見ただけでは違いがわからないのである。
受け取った際は、ちゃんと今年の日付になっているかを確かめておく。古い願書で提出しても弾かれる公算が大。
なお、本ページの作成時では、「消防試験研究センター」が試験主催ですが、一度は公式を見て、試験情報を確認しておいてください。
一口で言うと、免状の交付までに「1万円前後」かかる。
適当かつ曖昧な内訳は、以下。
テキストは、おおむね1,000円~1,500円前後。
問題集も、おおむね1,000円~1,500円前後。
受験料が、4,600円(本年度価格)。
免状交付に要する印紙代:2,800円(2014年度価格)。
交通費や切手代などの雑費が2,000円。
総計で、10,000円~12,000円強。
現在、乙4は難化傾向にあるので、テキストに加えて問題集も用意した方が絶対に無難です。
使用教材の詳細については、「乙4教材レビュー」を参考にしてみてください。
乙4の独学そのものについては、「乙種4類の独学」を…、
乙4のこまごまとしたことは、「危険物取扱者:ブログ記事」を…、
記録的なことは、「乙種4類の合格体験記」を参考ください。
また、危険物取扱者は、乙4以外にも試験があります。その他の類や種については…、
「乙種1類、2類、3類、5類、6類の合格体験記」や「乙1~6類のテキスト・問題集」を、
「丙種の合格体験記」や「丙種のテキスト・問題集」を参考ください。
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