独学資格ガイド

二級ボイラー技士

(にきゅうぼいらーぎし)

資格評価:3つ星

独学可否:独学合格可能。管理人取得済み。


二級ボイラー技士とは?

 二級ボイラー技士とは、求人数が平均で470件前後と、一定の求人数が確保されている資格である。ちなみに、「二級」の「二」は漢数字である。

 求人先は、商業ビルや大型商業施設、病院、ホテル・旅館、入浴施設などの、お湯を多用する施設が多い。

 二級ボイラー技士は、とても取りやすい資格である。まず、受験機会の多さがある。全国7ブロックごとにある安全衛生技術試験協会で毎月試験が行われているし、年に1回は「出張特別試験」がある。たとえ1~2回落ちても、すぐに再受験できる。

 次に、試験の難易度である。本試験の出題は過去問レベルであり、問題の使い回しも多く、過去問を2~3回繰り返しておけば、穏当に合格点を確保することができる。

 試験自体は楽であり、神経質になることはない。仕事をしながらでも、家事・育児の真っ只中でも、両立は十分に可能である。

 二級ボイラー技士の留意点としては、「ボイラー」という設備自体が縮小傾向にあることである。かつては、ボイラーは当たり前にある設備であったが、昨今は必須の設備ではなくなっている。ボイラーのない施設は多い。

 次に、ボイラーそのものの性能が上昇し、小型ながら出力がある簡易なボイラーで事が足りてしまい、本格的なボイラーの需要が少なくなっている。つまり、そっくりそのまま「二級ボイラー技士」の需要もなくなっているわけである。

 そのうえ、ボイラー自体が、自動化・機械化されて“かなり”安全・省力になっており、この点からも「二級ボイラー技士」の有用性が小さくなっている。1日1回、検水計を見るだけとか、異音がしたら業者を呼ぶだけとか。

 加えて、有資格しか就けない専門職であっても、給料はそれほどでもないということも、頭の片隅に置いておくべきだろう。通常の仕事と賃金的にほとんど変わらないのだ。

 有資格者しか勤まらないという意味で、仕事が確保されている点で有利であるが、金銭的にはあまり恵まれない現状である。

 二級ボイラー技士は留意点があるも、求人数は“少なくない”方なので、取得する意味はある。免許証は一生有効で書き換え等もないので、いつ、ひょっこり役に立つかわからない。ただ、手放しで推薦できる資格でもない。取るべき資格は他にもあるからだ。

 このように、「二級ボイラー技士」には、いくつかの懸念事項や他の資格との兼ね合いから、Bクラス資格とした。

 さて、気になる取得費用だが、合格するだけなら安価である。受験料とテキスト・過去問代の1万円以下で済む。しかし、免許証の発行までとなると、結構な費えとなる。

 というのも、ボイラーの実務経験がないと、免許証の取得にあたって「実務講習」の受講が必要となるからで、当該受講費が18,000円前後かかることになる。そして、免許証の発行に、印紙代や切手代で2~3,000円はかかることを頭の片隅に置いておこう。

 個人的には、『会社から取ってくれと言われた』などの強い取得因子がないのなら、「まず試験にだけ合格」しておいて、実務講習は受けないでおけばいいだろう。つまり、免許証は発行しない。

 実務講習は、毎月実施されているので、ぶっちゃけ、いつでも受けられる。晴れて就職が決まり、確実にボイラーの仕事をすることが明らかになってから、免許証発行のために実務講習に参加するのが合理的ではないかと思われる。

 ただ、これだと“急募求人”には間に合わないし、選考において、合格はしているが免許証は無発行の無資格者と、発行済みの有資格者とが競合した場合、無免許者が落ちることは間違いない。わたしは「免許証を発行してみた派」であるが、参考までに。

 ハローワーク平均求人数:469人(2014/09/30)

 →最新データは、こちらまで。

 →他のボイラー資格の求人数は、こちら

二級ボイラー技士の資格メモ

 二級ボイラー技士に関する、一般的事柄や試験日程・日時、取得に要する費用等を、以下にまとめました。

二級ボイラー技士の一般事項

 二級ボイラー技士は、「国家資格」であり、取得者には一定の評価がある。

 二級ボイラー技士は「必置資格」であり、法的需要がある。(参考:必置資格とは?

 二級ボイラー技士は、一般には知られていないが、業界ではメジャーな資格である。

 二級ボイラー技士に、受験資格はない。誰でも受験できる。しかし、“免許証”の発行には実務経験の制限がある。

二級ボイラー技士の試験日程・日時

 二級ボイラー技士は、地方単位(地方ごとの安全衛生技術試験協会)で実施されるので、全国で統一された試験日等があるわけではない。

 ゆえに、本試験日は、都道府県ごとに異なり…、

 申込日も、都道府県ごとに異なるし…、

 願書の配布先も、都道府県ごとに異なることになる。

 公式を見て、試験日等を間違えないようする。

 なお、本ページの作成時では、「安全衛生技術試験協会」が試験主催ですが、一度は公式を見て、試験情報を確認しておいてください。

二級ボイラー技士のめやす取得費用

 一口で言うと、免状交付まで「10,000円強」かかる。

 適当かつ曖昧な内訳は、以下。

 テキストは、おおむね2,000円前後。

 過去問は、おおむね1,600円前後。

 受験料は、6,800円(2015年度価格)。

 総計で、「10,000円強」である。

 免許証の取得まで考えているなら、以下の費用を見ておく。

 実技講習代:17,950円(テキスト代含)

 収入印紙代:1,500円

 雑費:2,000円(交通費や切手代)

 使用教材の詳細については、「二級ボイラー技士の教材」を参考にしてください。

二級ボイラー技士の勉強時間および難易度

 試験の難易度を一口で言うと、「難しくはない」である。

 勉強しないと絶対に受からないが、きっちりテキストを読んで過去問をやれば、必ず受かる試験である。

 要注意は「足切り点」の存在であるが、それでも、ちゃんと勉強すれば必ず受かる。

 合格率は、平成25年度は58%であり、おおむね「60%」と考えていていい。

 カンタンそうではあるが、逆を言うなら、4割が落ちている試験であることは忘れてはいけない。

 二級ボイラー技士の勉強時間は、「1~3ヶ月」を見ておけば、知識ゼロからでも十分に合格点を確保できるように思われる。

補足コンテンツ/関連リンク

 二級ボイラー技士の合格体験記もあります。「二級ボイラー技士 合格体験記」を参考にしてみてください。ボイラー実技講習についても書いてます。

 使用教材は、「教材レビュー:二級ボイラー技士の独学テキスト・問題集」を参考にしてみてください。勉強法とかも併記しています。

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

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