危険物取扱者 甲種の合格率と挫折率

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 危険物取扱者 甲種の合格率と挫折率のデータ。その他、受験者数も併せて挙げる。試験が難化していることを受けて、受験者数は減少しているが、緩やかな減り方である。合格率と挫折率は例年通りの数字が並ぶ。受験の申し込みは計画的にするのが賢明である。おまけに、お布施額も。

甲種の合格率

 危険物取扱者の甲種の直近の平成29年度の合格率は「37.3%」です。

 過去の平均は、「33.6%」となっています。

 甲種の合格率は、例年「約32%」が続いていましたが、H29では、珍しく、微増しました。

 増加の原因は、個人的な実感としては、“きちんと勉強する人が増えたから”、だと思っています。

 本当に、危険物は、きちんと勉強しない限り、まぐれでも受からない試験に変貌したため、それが認知され、それなりに勉強する受験生が増えているように思います。

 なお、甲種の受験者数は年々、減少していますが、減少率は1割弱と、緩やかな減り方です。

 甲種に受かれば、“一発ドン”ですべて危険物が取り扱えるので、人気の高いことが伺えます。

 ところで、危険物の全種全類の合格率については、「PDF:危険物取扱者 全種全類 合格率一覧」をば参考ください。

甲種の挫折率

 挫折率とは、「試験を申し込みはしたが、本試験は受けなかった、試験放棄をした人の割合」です。

 甲種の挫折率は、例年「13~14%」と、危険物取扱者試験の中では、TOPの挫折率です。

 直近の平成29年度では、「14%」と、これまでにない数字となり、多くの人が、試験を受けずじまいでした。

 ちなみに、乙4の挫折率は「11%弱」となっています。

 甲種の挫折率が高い理由は、試験の「難化」が大きいかと思われます。

 危険物取扱者試験は、年々難しくなってきており、かつてのような「やさしい試験」ではなくなっており、そこそこの学習量がないと、間違っても受からない試験に変化しています。

 また、受験資格が「乙種4つ」なら、多くの類は勉強済みですが、全くのゼロからだと、“膨大な数の危険物”を憶えねばならず、試験負担が高いことも、要因かと思われます。

 甲種の質・量を踏まえれば、前もって準備し、計画を立てて、試験科目を消化しないと、厳しいといわざるを得ません。

 無謀な申し込みは控えるのが、肝要です。

おまけ:お布施額

 お布施とは、「試験を放棄した人数に、受験料をかけた数字」です。

 甲種は、おおむね毎年3,700人が試験を放棄しています。

 甲種の受験料は「5,000円」ですので、1年につき「1,850万円」が、お布施されていることになります。

 お布施はほどほどに。

危険物取扱者のこまごましたもの

 なお、甲種の受験勉強等については、「甲種の独学:文系編」や「甲種の独学:理系編」を一読ください。

 危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。

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