危険物取扱者 乙種4類(乙4)の独学‐文系が1発合格する勉強方法と傾向と対策

ひとくち乙4試験

 危険物取扱者の乙種4類(乙4)ですが、難化傾向にあるとはいえ、独学で合格できる資格です。

 文系でも、乙4は独学で取れます。本試験は、『暗記と記憶が物を言う』ので、ちゃんと勉強していれば、文系・理系ともども、受かるといった寸法です。

 さて、“危険物取扱者”は理系資格のため、受験に躊躇される方もおられることでしょう。しかし、ガチ文系のわたしでも、丙種を皮切りに、乙4→乙1・2・3・5・6→甲種と、すべて独学合格できています。

 

 なお、当時、乙4で使用したのは、「チャレンジライセンス 新訂版」ですが、今はこれだけではきついので、「乙種4類 危険物取扱者試験」を追加するのがセオリーです。

 しかし、です。文系でも受かるとはいえ、文系の人は、「物化」で苦労することを、覚悟してください。「例題第18問‐mol計算」や「例題第22問‐燃焼熱」といった計算問題が3~4問、出題されるからです。この点、理系の人は、「物化」は“大丈夫なはず”なので、多少は楽ができます。

 合格率は、直近のH30年度で、「39.0%」でした。なお、前年が「34.4%」だったので、かなり持ち直した感があります。

 注意して欲しいのは、「乙4なんて余裕」と発言する“過去の合格者”がたくさんいることです

 われわれは、敵よりも、助言者に気をつけなければなりません。

 10人中7人も落ちる乙4は、決して、楽な試験ではありません。

 わたくしごとですが、いくつかの資格試験を受けてきて、乙4ほど手応えがなく、“落ちたかもしれない”と鬱々して帰路に付いた試験はなかったです。

 「乙4」の合否は、“やるかやらないか”です。

 やることをやれば受かるが、手を抜くと落ちるのが「乙4」です。気負わず、焦らず、淡々と目の前の教材を消化してください!したらば受かります。

 最後に、念のために言っておきますが、“危険物”だからといって、試験勉強や本試験で、危険物の実物を扱うことはありません。本試験は「ペーパー試験」であり、試験勉強もテキストや過去問メインの「紙」の勉強です。“危険な作業は一切ない”ので、女性の方も、安心して、挑戦してみてください。

 では、以下、本編に入ります。

インデックス

  1. 受験前に知っておく
  2. 最も大事なこと
  3. 独学向け使用教材
  4. 公式の過去問(例題)について
  5. 傾向:易難2系統
  6. 対策:「5:5」か「6:4」
  7. 全般の勉強方法
  8. 法令の勉強方法
  9. 性消の勉強方法
  10. 物化の勉強方法
  11. 乙4は確率
  12. 試験情報リンク

受験前に知っておくべき情報

 乙4の受験前に、知っておくと有益なことを、以下にまとめます。

 受けようかどうしようか迷っている人や、どう受けたらいいかわからない人、「乙4」そのものがよくわからない人は、参考にしてください。

 そもそも、危険物取扱者の甲種やら乙種やら、1類やら2類やらがチンプンカンプンで、試験の成り立ちそのものが不明な人は、「受験ガイド」を一読ください。

 次に、乙4では、都道府県によっては、「1日で2回受けられる併願受験」が可能なところもあります。

 1回でどうしても受かりたい人は、「乙4の受け方は、午前・午後の2回受験(併願受験)」を参考をば。

 そのほか、「合格率と挫折率」や「乙4の難易度」、「乙4の勉強時間」などの記事があります。

 受験の決意が固まっていない、見通しが立たない人は、参考にしてください。

【最も大事なこと】試験形式・採点方式

 乙4の受験に当たっては、「合格基準」を、絶対に頭に入れてください。

 「合格基準」は、「試験科目」ごとに、「6割得点」となっています。

 「全体」で「6割」ではないところに、くれぐれも、注意してください。「試験科目」ごとに、「足切り点」があるのです。

 試験科目は「3科目」あって、「法令(15問)」「基礎的な物理・化学(物化:10問)」「危険物の性質と消火の方法(性消:10問)」となっています。括弧内の数字は、本試験での出題数です。

 つまり、物化で4問しか取れなかったら、他の2科目が100点でも、不合格になるのです。物化が合格基準の6割に達していないためです。

 乙4では、科目ごとに「合格基準」が設けられています。よって、苦手科目を作らないよう、満遍なく勉強しなくてはいけません。

 とりわけ文系にとっては、「物化6割で合格」となっています。(後述。)

独学向け教材について

 文系でも最後まで勉強できて、かつ、独学で合格できる教材は、以下の2冊で…、

 テキストには、「チャレンジライセンス 新訂版」を…、

 過去問には、「乙種4類 危険物取扱者試験」を、使えば支障ありません。

 とはいえ、乙4には、他にも定番でメジャーな教材があります。試験会場でよく目にしたものは、「教材レビュー」にまとめているので、参考までに。

公式の過去問(例題)について

 試験主催者のWebサイトには、乙4の「例題:過去に出題された問題」が掲載されています。

 当該例題には、問題と解答はあるのですが、「解説」がありません。そこで、手前味噌ながら解説を付与しました。

 「危険物取扱者 乙種4類(乙4)の公式過去問+解説」に全問を挙げているので、問題演習の数を稼いでください。

傾向:易難2系統

 先に結論を言うと、乙4合格のキーは、「やさしい系」で得点を大きく確保して、「難問系」の失点に対して、いかに備えて、いかに足切りを逃れるか、となっています。

 わたしは、乙4のみならず、1類から6類まで乙種すべてを受験しましたが、危険物取扱者の乙種には、明白な傾向があります。

 試験問題には、「やさしい系」と「難問系」の2つの系統があり、両者は、その“境目”が見えるくらい、問題のレベルが異なります。

 「やさしい系」とは、基本的な問題・易しい問題・定番の問題です。

 たとえば、公式過去問の「第9問:定期点検」や「第26問:類別の特性」とかは、ずっこけるほど「やさしい」です。

 対して、「難問系」とは、応用問題、実務・実際的な問題、理数系の常識問題、そのほか、重箱隅突き問題です。

 たとえば、公式過去問の「6問:屋内タンク貯蔵所」や「35問:アセトン」は、びっくりするほど「難」です。

 このように、本試験では、「易と難の2系統」があることを、まずは、頭の片隅に置いてください。

対策:乙4の重要な数字「5:5」か「6:4」

 「やさしい系」と「難問系」の出題割合は、おおむね「5:5」か「6:4」です。

 つまり、全部で10問が出題される「性消」や「物化」では、やさしい問題が5問か6問、難しい問題が5問か4問出る、という塩梅です。

 おおむね、前半の、第1問目から5問目には、勉強した受験生なら誰でも知っている、「やさしい系」の問題が出題されます。

 たとえば、「乙種6類は、酸化性固体である」といった問題が出ます。答えは「×」です。6類は酸化性“液体”ですね。実に、カンタンです。

 「やさしい系」は、従来の過去問題の使いまわしで、ときおり、語句や用語を少し変えた問題が出てくるくらいです。先の教材でしっかり勉強していれば、確実に点数が取れます。

 対して、後半の第6問から第10問に、頭を抱える「難問系」が配置されています。

 当該難問系は、テキストを深く突っ込んでいたり、実際に危険物を扱っていないと知りようのない実務事項だったり、理系なら“当然知っているでしょ”的な常識問題が出題されたりします。

 テキストの内容をさらに深めた問題なら、まだしも、解答のチャンスがあります。

 しかし、おおむね1~2問は、テキストや問題集では、全く触れられもしなかったものが出題される可能性が高いのです。

 わたしは大阪府の受験でしたが、粉塵爆発やアセチレンガスの出題があり、頭を抱えました。

 これらは、『1選択肢』ではないんです。『1個の独立した1つの問題』として出題されたので、選択肢のすべてに、手も足も出ませんでした。

 当該「難問系」は、最悪の出題ケースとなると、5問すべてに手も足も出ず、5問すべてを失点して、「得点ゼロ」になる可能性があります。

 わたしは、「乙種6類」の際に、最悪ケースに遭遇し、全10問の出題のうち、「カンタンな5問」と「“超”難解の5問」にぶつかりました。

 カンタン系の5問しか“まともに”解答できず、難解5問すべてを運否天賦の解答=あてずっぽの解答となりました。

 この時は、運よく適当に答えたのが合っていたので、ギリギリで受かってましたが、本試験では脂汗がとろとろと流れ、下着はじっとりと濡れました。

 先述したように、危険物取扱者試験の対策は、いかに「やさしい系」で点数を確保し、「難問系」の怒涛の出題に備えられるか、です。

 言い換えれば、「やさしい系」では絶対に失点しない、そして、「難問系」で点数を稼ごうとしない、という次第です。

 難問は、できなくていいのです。受験生の誰もが点を取るような問題を、確実に取ることが大事なのです。『やさしい系の“取れる問題”を、絶対に落とさない』のが、乙4の試験勉強の最大の『対策』です。

全般的な勉強方法

 まず、ざっくりでいいので、テキストの記述に目を通します。

 何にも頭に入ってなくてもいいです。んで、読んだところの練習問題を解きます。

 次に、問題集・過去問の問題を解きます。テキストを見ながらもでいいです。

 問題集や過去問の問題を一通り解いたら、再度、テキストに戻って、わからなかったところや間違ったところを『精読』し、重要な数字や用語の暗記に勤めます。

 あとは、その繰り返し、といった次第です。

 んで、最終的に、テキストを『3回』読んで、問題集や過去問を『3回』繰り返せば、ほぼ合格点を取れる実力が身についています。

 ホント、ここまでやっていれば、落ちることはないです。

 んでは、以下、各科目別の勉強方法を見ていきます。

法令の勉強を手短に

 「法令」では、ぜんぶで「40個」くらいの論点があります。

 当該「法令」を苦手とする人が多いでしょうが、実は一番“落ちにくい科目”です。

 「法令」は、“機械的に”ルールや決まり、数字を憶えるだけだからで、やればやるほど、点は伸びます。

 「法令」で落ちる人は、単に勉強不足なだけです。

 しかし、勉強が面倒なのも事実。んなもんで、コツを以下に紹介します。

法令の『コツ』

 端的に言うと、手前味噌ながら、ブログの「危険物・乙4‐法令の投稿記事」で、先に、試験に出るところやポイント、語呂合わせ・憶え方を、ざっと押える、といった寸法です。

 たとえば、頻出論点の「指定数量」ですが、「指定数量の伝説的憶え方」や「指定数量の計算のコツ」で解き方を憶えれば、公式過去問の「3問:指定数量と危険物当て」くらいは、スグに解けます。

 続く公式過去問の「4問:指定数量と危険物当て」も、「保安距離と保有空地は「語呂暗記」でセットで憶える」で、スンナリ解けるといった次第です。

 先のブログ記事は、わたしが受験生のときに愛用したものです。いまでも、「乙4の主要な語呂合わせのまとめ」などは、かなり有効かと思います。

 試験勉強序盤は、右も左も分からないでしょうが、上記記事を見ながら、(あー、ここが出るのね)とか、(ここは、こう憶えるんだ)的に、テキストの各論点をチェックしたり、語呂をメモっていってください。

 楽できるところは、楽をしましょう。

 さて、「法令」の傾向ですが、テキストの主要論点から、満遍なく出題されています。そんなに出なかった「保安講習」や「監督処分」まで、出る可能性があります。

 参考:2問:予防規定

 参考:8問:許可の取消

 定番論点・頻出論点だけに絞った問題だと、“ハズレ”ると危険が「大」です。

 テキストでは、全部の論点に当たり、問題集・過去問でも、一通り全ての問題を解けるようになっておきましょう。

 以下に、「法令」の勉強の注意点を挙げます。

  1. 問題演習優先
  2. ずっとやらない
  3. 難問は無視

「法令」の注意点1‐問題演習優先

 第1の注意ですが、法令の『コツ』は、「問題演習」をすることにあります。

 テキストを、“みっちり読みこんでから問題演習”ではないので、注意をしてください。

 皆目わからなくても、先に問題を解いて、出題の感じを掴んでから、テキストを読むのが一番効率がいいです。

 テキストの精読は、後からでもいいです。兎に角、テキストを見ながらでよいので、問題をバリバリ解いてください。

 ぶっちゃけ言うと、問題を解くほうが、頭に残ります。

「法令」の注意点2‐ずっとやらない

 次の注意事項ですが、『ずっとやらない』ようにしてください。

 法令は暗記事項が多いですが、覚える作業を何時間も続けても、頭がパンクするだけです。

 法令の勉強は、一時にドンとやるよりも、「細々とした短い時間で、数多く勉強する」のがコツです。

 通勤・通学時や、銀行等の待ち時間、もう夜のお勤めのない人は、就寝前に、1~2論点を消化して行くとよいでしょう。ホント、細切れ時間で、多くの論点を済ますことができます。

「法令」の注意点3‐難問は無視

 本試験の「法令」では、おおむね2~3問は、難問や奇問の類が出題されます。

 公式過去問を例に取れば、「5問:消火設備」や「6問:屋内タンク貯蔵所」などは、誰もまともに解けないでしょう。

 本試験では、こういう問題に、拘泥してはいけません。

 合格者でも解けないので、ラッキーナンバーをマークして、他の問題に進みましょう。時間を無駄にしないようにしてください。

法律用語が苦手なら

 ところで、「法令」ですが、基本的な法律用語に慣れていないために、余計に苦手にしている人が多いはずです。わたしもそうでした。

 そこで、「法律用語のコツ」に、「及び(および)」と「並びに(ならびに)」や、「または」と「もしくは」など、混同しやすい法律用語をまとめているので、参考してみてください。

 特に、読んでおいてほしいのが、「以下・以上・未満・超える」です。

 「含むか、含まないか」は、法令で頻出論点です。各石油類は、温度の「以下」や「超」で分類されているので、実によく問われます。一度は目を通して、使い方をチェックです。

性消の勉強を手短に-3つのポイント

 乙4には、「33個前後」の危険物がありますが、全部を詳細に憶える必要はありません。

 危険なものほど、出題の可能性が高いです。

 ですから、ふつうに「特殊引火物」→「第1石油類」→「アルコール類」→「第2石油類」の順番に、押えておけばよい、といった寸法です。

 手間も同様です。

 つまり、超危険な「特殊引火物」「第1石油類」は、細かいところまで“ていねい”に憶えるも、後の方の「第4石油類」「動植物油類」などは、配偶者くらいにざっくりばっさり、ってな次第です。

 全てを均一にやらなくていいので、メリハリつけて取り組むのがコツです。

 んで、性消のポイントは、以下の3つです。

  1. 最初は、ざっくりノートで頻出事項。
  2. 語呂合わせを作って憶えていく。
  3. 横断的な勉強をすると忘れにくい。

①最初は、ざっくりノートで頻出事項だけ押える。

 はじめて、テキストの性消のページを見ると、ずらずら並んだ文言や数字に、どんな人でも、“めまい”がします。

 そこで、各危険物の頻出事項を、ブログの「乙4性消ざっくりノート」にまとめています。

 当該ざっくりノートとテキストとを突き合わせながら、頻出事項・注意事項だけを、マーカーなりアンダーラインを引くなりして、チェックしていってください。

 たとえば、「二硫化炭素」なら、まずは、「発火点90度」」あたりに線を引きます。

 たとえば、「ガソリン」なら「ド定番数字」に、マーカーを塗りたくります。

 んで、チェックが終わったら、テキストの問題に当たってみてください。そこそこ、選択肢を判別できるはずです。

 それ以降は、問題集なり過去問なりと並行しながら、テキストの各論点を押えていけば、スムーズに実力が涵養できるはずです。

 すべての論点を、一時に追うのは、不可能です。

 しかし、1~2つでも、危険物の特徴が頭に入ると、そこから、根が伸びるように、残りの特徴・論点が頭に残っていきます。

 わたしは、乙種全種の危険物を、「最初は1つ」の方式で、憶えていきました。「最初は1つ、後は、少しずつ付け足すような感じ」が性消の暗記と記憶のコツです。

②憶えることが多いので、語呂合わせを作って憶えていく。

 たとえば、特殊引火物は「朝(あさ)にジエチルエーテル」などと、語呂を作って憶えます。→“”セトアルデヒド・“”んかプロピレン・“”硫化炭素・ジエチルエーテル

 水溶性液体用泡消化薬剤(対アルコール泡消化剤)は、「汗汗ピリピリさんさん→“アセ”トン・“アセ”トアルデヒド・“ピリ”ジン・氷酢“酸”・“酸”化プロピレン」くらい憶えます。

 性消の各語呂合わせは、「危険物・乙4の性消 ブログ記事一覧」にまとめています。

 たとえば、「水溶性危険物は語呂+ぐりぐりで憶える」や「水にわずかに溶ける危険物のまとめ」、「語呂で一発暗記!水溶性液体用泡消火器の語呂」などがあるので、参考にしてみてください。

③横断的な勉強をすると忘れにくい。

 危険物を「有色系/無色系」、「異臭系」や「芳香系」でまとめたりして、危険物を横断して憶えると、忘れにくいです。

 テキストや問題集には、たいがい、危険物の一覧表があります。

 下の画像は乙4ではないのですが、「無色系」なら緑色でマーキング、「有色系」なら黄色でマーキングといった風に、『色』で共通項を括っていくと、憶えやすい横断学習となります。

 

 また、横断的な事項をまとめた記事が、たとえば、「乙4危険物の有毒・有害(腐食・凍傷・やけど)の横断まとめ」や「重合・保管・炎の色の横断まとめ」などがあるので、参考にしてみてください。

物化の勉強を手短に

 「物化」は、中学・高校レベルの理科です。

 んなもんで、理系の人は、公式過去問の「物化」に当たってみてください。(あ、解けそう)なら、本試験でも、まず大丈夫です。

 しかしながら、文系の人にとっては、「物化」は、最難関科目となっており、ぶっちゃけ、「物化」で、落ちます。

 文系にとっては、危険物取扱者試験は、実質的に、「物化」の試験です。「物化」さえ合格点(6問正解)が取れたら、合格です。よって、「物化」に“あらゆる資源を投入する”必要があります。

文系の『物化』‐知識問題3回。計算問題5回。

 端的に言うと、テキストと過去問の「物化」の「100%化」を、目指します。

 言い換えれば、テキスト・過去問に出た問題は、1問たりとも落とさなくなるまで、繰り返しておく、といった寸法です。

 まず、知識問題ですが、文系の人は、「物化」とはいえ、「暗記と記憶」で済むので、大丈夫なはずです。

 たとえば、頻出の「イオン化列」などは、語呂を暗記するだけなので、たとえば、「公式過去問 第24問:金属のイオン化列」くらいの問題なら、問題なく解けるようになります。

 大半の知識問題は、テキスト・過去問を3回は繰り返していれば、「点」になります。

 しかし、困るのは、化学式や燃焼式といった“計算問題”です。

 公式過去問 参考:18問:mol計算

 公式過去問 参考:22問:燃焼熱計算

 わたしもそうだったのですが、文系の人は“計算問題”に、手をジュウジュウと焼くはずです。

 しかし、5回以上は、繰り返してください。最悪、「解き方」と「答え」の暗記だけでも構いません。

 こうする理由は、『問題の使いまわし』に、遭遇することが多いからです。テキストや過去問で出た問題が、再び、本試験に出ることが、本試験ではよくあります。

 もちろん、全く同じ問題ではありませんが、数字を少し変えたようなだけの問題が、結構、本試験では登場しています。

 んなもんで、計算問題を5回以上は繰り返して、解き方や答えを憶えておけば、本試験で似たような問題に当たった際に、1点が取れる、といった次第です。

 わたしは、甲種受験の際に、過去問とほぼ同じ問題に遭遇し、「物化」で貴重な1点を取れたことを、ここに記しておきたいと思います。

 先に紹介した過去問「乙種4類 危険物取扱者試験」は、毎年、版が改められるので、最新の計算問題を解くことができます。何回も繰り返して、“憶えるくらい”になっておけば、ほぼ「合格点の6割」を確保できるはずです。

捨てるのも仕方がないが

 ただ、知識問題・計算問題ともに、“どうにもならないもの”も出てくるはずです。

 そういうものは、無理せず、「捨て問」にします。

 例えば、わたしの周りでは、「有機化合物」が全くダメという人が多かったです。

 わたしは、どうにも「酸化還元反応」が???で、完全に捨てていました。

 “どうにもならないもの”は、捨ててしまい、その分だけ、他の論点に労力と時間を割いてください。こっちのほうが「点数可能性」が増えます。

 ただし、計算問題を全部捨てるのは、絶対にダメです。

 以下は、わたしの独断ですが、本試験の「物化」は、「知識問題だけで、合格点の6割は、取らせない」“作為”を感じるのです。

 憶測1『約4~5問は、基礎的な知識問題で、点は取れる。しかし、2~3問弱の知識問題は、かなりの難問となっていて、得点は覚束ない。

 憶測2『このため、3~4問くらい出る計算問題で、1~2問を正解しないと、合格点に届かない。

 …といった次第です。

 まあ、試験の主催者が「都道府県」なので、一概には言えませんが、このくらい慎重に考えていた方が、賢明かと思います。

 先も申しましたが、文系にとっては、「物化」だけが「本試験」です。

 個人的には、ギリギリまで、計算問題が取れるように、テキスト・過去問を繰り返しておくべきだと、助言したく思います。

乙4は確率

 乙4合格のキーは、おおむね5問は出題される「やさしい系」を全部取ることです。

 「やさしい系」を確実に取れるように勉強して、「やさしい系」の5問で、足切りギリギリのとこに行きます。

 対して、「難問系」は、深追いしません。できる範囲で解答して1問、運よく取れればいい、くらいに考えます。

 というのも、「やさしい系」で5問、確保できれば、後は「67%」の確率で受かるからです。

 難問系5問で、運よく1問正解する確率は、以下の通りです。

 5択の問題を、5問連続で間違える可能性は、「32.768%」です。逆を言えば、5問のうち、1問正解できるのは、「67.232%」となります。

 運が良ければ、「67%」の確率で、難問系5問から、あてずっぽでも1点取れます。で、足切りを免れて合格です。運が悪くて、5問全部はずしたら、落ちます。乙4とは、これだけです。

 まあ、とはいえ、上記の勘定は、「最悪のケース」を想定した話です。

 実際のところは、難問とはいえ、そのすべてが全く解けないわけではなく、1~2問は解ける公算が大です。

 実際の本試験の得点勘定は、もっともっと余裕があります。安心してください。

 要は、「やさしい系」を確実に取れるように勉強しておきましょう。そうすれば、「運」で合格できる、ってな次第です。

 わたしは、乙4のみならず、乙種のすべてで、「ギリギリ」でした。が、それでも、1つも落とすことなく合格できました。

 基本は「運」なんですが、やっぱり「運だけ」ではないように思います。

乙4のこまごました試験情報

 乙4に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。

 合格体験記は、「乙種4類の合格体験記」です。

 また、乙4の求人数など、資格情報をまとめた「乙4:独学資格ガイド」も、併せて、お目汚しください。

 ビルメン資格に興味があるなら、「設備系資格優先順位」や「全くゼロからのビルメン資格」が役に立つかと思います。

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