危険物取扱者 乙種4類(乙4)の独学

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 危険物取扱者 乙種4類(乙4)の独学合格に必要なことを説述。5:5/4:6の試験傾向と対策。文系・理系別の対処法も。科目ごと(法令・性消・物化)の勉強方法や、独学向けの使用教材の紹介、当月に申込み可の都道府県とリンク先。憶え方やまとめ、難易度、勉強時間へのリンク。合格率が30%台と難化した乙4の受験の準備や心構え。最後に、67%の「確率」で合格の理由。

ひとくち乙4試験

 危険物取扱者の乙種4類(乙4)ですが、難化傾向にあるとはいえ、後述するテキストと過去問を消化していれば、独学で合格できる資格です。

 乙4で問われる論点の大半は、『暗記と記憶が物を言う』ため、ちゃんと勉強していれば、文系・理系ともども、受かる資格となっています。

 とはいえ、文系の人は、「物化」で苦労することを、覚悟してください。「例題第17問‐mol計算」や「例題第21問‐燃焼熱」といった計算問題が3~4問、出題されるからです。この点、理系の人は、「物化」は大丈夫なはずです。

 さて、合格率は、直近のH29年度で、「34.4%」でした。なお、その前のH28年度が「28.9%」だったので、持ち直した感があります。(過去のデータは、「乙4の合格率と挫折率」を参考をば。)

 ところで、乙4は理系資格のため、躊躇される方もおられることでしょう。しかし、ガチ文系のわたしでも、丙種を皮切りに、乙4→乙種全種→甲種と、すべて独学合格できています。

 

 「乙4」の合否は、文系・理系云々よりも、“やるかやらないか”です。

 やることをやれば受かるが、サボったり手を抜くと落ちるのが「乙4」です。気負わず、焦らず、淡々と目の前の教材を消化してください!したらば受かります。

 なお、独学向けの教材は「教材レビュー」に述べてますが、読むのがメンドウな人は、テキストは「チャレンジライセンス 新訂版」で、過去問は「乙種4類 危険物取扱者試験」を利用してください。

 最後に、念のために言っておきますが、“危険物”だからといって、試験勉強や本試験で、実際の危険物を扱うことはありません。本試験は「ペーパー試験」であり、試験勉強はテキストや過去問の「紙」の勉強です。“危険な作業は一切ない”ので、安心して、挑戦してみてください。

 ショートカットです。一足先に各科目の勉強方法を知りたい人は、後段の「法令の勉強」「物化の勉強」「性消の勉強」を、参考ください。危険物試験そのものがよくわからない人は、「受験ガイド」を一読をば。

 なお、平成30年の後期試験より、受験手数料が「\3,400円」から「\4,500円」に改定されました。振り込みの際は、注意してください。

「12月」に、申込可能な都道府県

 試験は、ぶっちゃけ、何とでもなります。やれば受かる試験です。

 (受けようかな)と悩んでいるなら、さっさと申し込んで、気持ちに踏ん切りをつけましょう。で、当月に申込可能な都道府県は…、

  北海道青森岩手秋田山形

  福島茨城東京

  富山石川福井長野

  愛知

  京都兵庫和歌山

  鳥取島根岡山

  徳島愛媛高地

  福岡佐賀鹿児島

 …となっています。PDFの願書は、上記のリンク先のページで配布されています。

 なお、危険物取扱者試験は、“越境受験”が可能なので、近県に受けに行くことも可能です。

公式の過去問について

 試験主催者のWebサイトには、乙4の「例題:過去に出題された問題」が掲載されています。

 当該例題には、問題と解答はあるのですが、「解説」がありません。そこで、手前味噌ながら解説を付与しました。

 「危険物取扱者 乙種4類(乙4)の公式過去問+解説」に全問を挙げているので、問題演習の数を稼いでください。

【重要】試験形式・採点方式

 乙4の試験科目は、3科目あり、「法令(15問)」「基礎的な物理・化学(物化:10問)」「危険物の性質と消火の方法(性消:10問)」となっています。括弧内の数字は、本試験での出題数です。

 合格点は、それぞれの試験科目ごとに、「6割得点」となっています。

 全体で「6割」ではないので、注意してください。つまり、法令だけ4割しか取れてないと、他の2科目が10割の全問正解でも、落ちます。

 科目ごとに「合格基準」が設けられているため、とりわけ文系にとって、「物化」の出来が“致命的”になっています。

文系について

 先述したように、文系は、「物化」に苦労します。

 後述する「傾向」のところをよく読んで、「物化」中心に試験勉強を進めてください。とりわけ、計算問題が鬼門です。

 対して、「法令」や「性消」は、基本的に暗記科目なので、通勤や通学時に、問題をコツコツ解いていれば、まず間違いなく、合格点を確保できます。

 文系は、実質的に、「物化」の試験です。「物化」さえ合格点(6問正解)が取れたら、合格です。よって、「物化」に“あらゆる資源を投入する”必要があります。

理系について

 理系は、乙4は、そこそこ有利です。「物化」は、中学・高校レベルの理科のため、1科目が終わったも同然だからです。

 しかし、油断したら落ちます。「法令」と「性消」は、知識ゼロ状態であり、かつ、「暗記と記憶」ばかりの内容のため、きっちり勉強していないと、合格は覚束ないです。

 「法令」と「性消」は、謙虚に、勉強しなくてはなりません。意外に、そこそこ時間を食うので、時間に余裕を見て、早め・速めに臨んでください。侮っていると、間違いなく間に合いません。

 まあ、「法令」と「性消」の論点は、1つ1つのボリュームが少ないので、実験や実技、仕事や業務の合間に、そこそこ消化できます。また、通勤・通学の時間も、フルに活用すれば、まあ、大丈夫です。

過去の合格者に注意-7人落ち試験

 乙4試験は難化傾向が続いており、以前のように、すぐに・カンタンに・余裕で取れる資格ではなくなっています。

 「乙種4類(乙4)の合格率と挫折率」でも述べていますが、合格率は、平均で「30%」前後です。

 現状の乙4は、しっかり勉強しない限り、まぐれでも、受からない試験に変貌しています。

 参考:乙4の公式過去問

 乙4には、“過去の合格者”がたくさんいて、「乙4なんて余裕」と言う人が多数います。彼らの時代は、合格率は40~50%以上あり、乙4は「カンタン」だったのですが、今は試験事情が全く異なります。

 昔と今では、全く別種の試験です。現状では、安易な取組みは危険です。われわれは、敵よりも、助言者に気をつけなければなりません。

 わたくしごとですが、いくつかの資格試験を受けてきて、乙4ほど手応えがなく、“落ちたかもしれない”と鬱々して帰路に付いた試験はなかったです。

 10人中7人も落ちる乙4は、決して、楽な試験ではありません。

独学向け教材について

 文系でも使えて、かつ、独学でも大丈夫な教材ですが、先述したように…、

 テキストは、「チャレンジライセンス 新訂版」を…、

 過去問は、「乙種4類 危険物取扱者試験」を、使えば支障ありません。

 とはいえ、乙4には、他にも定番でメジャーな教材があります。試験会場でよく目にしたものは、「教材レビュー」にまとめているので、参考までに。

傾向は「易難2系統」、そして対策へ

 先に結論を言うと、乙4合格のキーは、「やさしい系」で得点を大きく確保して、「難問系」の失点に対して、いかに備えて、いかに足切りを逃れるか、となっています。

 わたしは、乙4のみならず、1類から6類まで乙種すべてを受験しましたが、危険物取扱者の乙種には、明白な傾向があります。

 試験問題には、「やさしい系」と「難問系」の2つの系統がある、ということです。

 両者は、その“境目”が見えるくらい、問題のレベルが異なります。

 「カンタン→解ける!→できる→わかる→なにこれ?!→何いってんの?!→知らんわ!→???→ヤバイヨヤバイヨ(出川風)→できるわけねぇだろっ!(森三中:大島風)」ってな感じで、試験問題の難易度は、途中で突然、跳ね上がるのです。

 「やさしい系」とは、基本的な問題・易しい問題・定番の問題です。

 たとえば、公式過去問の「第9問:定期点検」や「第24問:類別の特性」とかは、ずっこけるほど「やさしい」です。

 対して、「難問系」とは、応用問題、実務・実際的な問題、理数系の常識問題、そのほか、重箱隅突き問題です。

 たとえば、公式過去問の「6問:屋内タンク貯蔵所」や「32問:アセトン」は、びっくりするほど「難」です。

 このように、本試験では、「易と難の2系統」があることを、まずは、頭の片隅に置いてください。

乙4の重要な数字「5:5」か「6:4」

 「やさしい系」と「難問系」の出題割合は、おおむね「5:5」か「6:4」です。

 つまり、全部で10問が出題される「性消」や「物化」では、やさしい問題が5問か6問、難しい問題が5問か4問出る、という塩梅です。

 (法令は15問出題ですが、勉強すればまあ大丈夫なので無視します。)

 おおむね、前半の、第1問目から5問目には、勉強した受験生なら誰でも知っている、「やさしい系」の問題が出題されます。

 たとえば、「乙種6類は、酸化性固体である」といった問題が出ます。答えは「×」です。6類は酸化性“液体”ですね。実に、カンタンです。

 「やさしい系」は、従来の過去問題の使いまわしで、ときおり、語句や用語を少し変えた問題が出てくるくらいです。先の教材でしっかり勉強していれば、確実に点数が取れます。

 対して、後半の第6問から第10問に、頭を抱える「難問系」が配置されています。

 当該難問系は、テキストを深く突っ込んでいたり、実際に危険物を扱っていないと知りようのない実務事項だったり、理系なら“当然知っているでしょ”的な常識問題が出題されたりします。

 テキストの内容をさらに深めた問題なら、まだしも、解答のチャンスがあります。

 しかし、おおむね1~2問は、テキストや問題集では、全く触れられもしなかったものが出題される可能性が高いのです。

 わたしは大阪府の受験でしたが、粉塵爆発やアセチレンガス?の出題があり、頭を抱えました。

 これらは、『1選択肢』ではないんです。『1個の独立した1つの問題』として出題されたので、選択肢のすべてに、手も足も出ませんでした。

 当該「難問系」は、最悪の出題ケースとなると、5問すべてに手も足も出ず、5問すべてを失点して、「得点ゼロ」になる可能性があります。

 わたしは、「乙種6類」の際に、全10問の出題のうち、「カンタンな5問」と「“超”難解の5問」という最悪ケースに遭遇し、ギリギリ5問しか“まともに”解答できず、難解5問すべてを運否天賦の解答=あてずっぽの解答となりました。

 運よく「6点」取れたので、ギリギリで受かってましたが、本試験では脂汗がとろとろと流れ、下着はじっとりと濡れました。

 先述したように、危険物取扱者試験のポイントは、いかに「やさしい系」で点数を確保し、「難問系」の怒涛の出題に備えられるか、です。

 言い換えれば、「やさしい系」では絶対に失点しない、そして、「難問系」で点数を稼ごうとしない、という次第です。

 難しいのはできなくていいのです。受験生の誰もが点を取るような問題を、確実に取ることが大事なのです。『やさしい系の“取れる問題”を、絶対に落とさない』のが、乙4の試験勉強の『肝』です。

法令の勉強を手短に

 法令を苦手とする人が多いでしょうが、実は一番楽です。

 「法令」は、単にルールや決まり、数字を憶えるだけだからで、“機械的に”やっていれば、合格点を確保できます。

 コツを一口で言うと、『先に問題演習』です。

 まず、ざっくりでいいので、テキストの記述に目を通します。

 何にも頭に入ってなくてもいいので、果敢に、問題集や過去問に着手して、問題を解きます。テキストを見ながらでいいです。

 問題集や過去問の問題を一通り解いたら、テキストに戻って、わからないところや間違ったところの『精読』をし、重要な数字や用語の暗記に勤めます。

 あとは、その繰り返しで、問題集や過去問を『3回』繰り返し、テキストは『3回』読み通していれば、ほぼ合格点を取れる実力が身についています。ホント、ここまでやっていれば、落ちることはないです。

 なお、ガチ暗記科目の法令ですが、「乙4の主要な語呂合わせのまとめ」や「定期点検の数字は3秒で暗記できる」といった、各論点の憶え方をブログにまとめています。

 勉強したくないときは、「危険物・乙4の法令 ブログ記事一覧」で、時間を潰してみてください。息抜きくらいにはなります。

「法令」の注意点

 第1の注意ですが、先も言ったように、法令の『コツ』は、先に問題演習をすることにあります。

 テキストを“みっちり”読みこんでから、問題演習ではないので、注意をしてください。

 皆目わからなくても、先に問題を解いて、出題の感じを掴んでから、テキストを読むのが一番効率がいいです。

 テキストは、「後回し」でもいいです。兎に角、テキストを見ながらでよいので、問題をバリバリ解いてください。

 次の注意事項ですが、『ずっとやらない』ようにしてください。

 法令は暗記事項が多いですが、覚える作業を何時間も続けても、頭がパンクするだけです。

 法令の勉強は、一時にドンとやるよりも、「細々とした短い時間で、数多く勉強する」のがコツです。

 通勤・通学時や、銀行等の待ち時間、もう夜のお勤めのない人は、就寝前に、1~2論点を消化して行くとよいでしょう。ホント、細切れ時間で、多くの論点を済ますことができます。

法律用語が苦手なら

 ところで、「法令」ですが、基本的な法律用語に慣れていないために、余計に苦手にしている人が多いはずです。わたしもそうでした。

 そこで、「法律用語のコツ」に、「及び(および)」と「並びに(ならびに)」や、「または」と「もしくは」など、混同しやすい法律用語をまとめているので、参考してみてください。

 条文のわかり難さが、ぐっと和らぐように思います。

 特に、読んでおいてほしいのが、「以下・以上・未満・超える」です。

 「含むか、含まないか」は、法令で頻出論点です。各石油類は、温度の「以下」や「超」で分類されているので、実によく問われます。一度は目を通して、使い方をチェックしておいてください。

性消の勉強を手短に-3つのポイント

 乙4には、「33個前後」の危険物がありますが、全部を詳細に憶える必要はありません。

 危険なものほど、出題の可能性が高いです。

 ですから、特殊引火物、第1石油類、アルコール類、第2石油類の順に、押えておけばいいです。つまり、超危険な特殊引火物は、細かいところまで憶えるも、後の方のマシン油などは、押える程度に勉強する、ってな次第です。

 性消のポイントは、以下の3つです。

①最初は、いちばんの特徴だけ押える。

 1つの危険物には、いろいろな特長や出題ポイントがあり、一時に憶えられるものではありません。

 ですから、その危険物のうち、いちばんの特徴を、1点だけ、まずは憶えるようにします。

 たとえば、「アセトアルデヒド」ですが、特徴はいろいろあるも、最初は「貯蔵容器は、爆発性化合物が生じる恐れがあるので、銅及びその合金、銀は使用しない」という、当該危険物の独特の特徴だけ憶えます。要は、器に注意、だけ憶えるわけです。

 たとえば、「ピリジン」なら「悪臭」だけを憶えます。(鼻がピリッとする悪臭といった感じで憶えるとよいでしょう。)

 すべてを一度で覚えることは不可能です。

 しかし、1つでも特徴が頭に入ると、そこから、根が伸びるように、危険物の各特徴が頭に残っていきます。

 わたしは、乙種全種の危険物を、「最初は1つ」の方式で、憶えていきました。「最初は1つ、後は、少しずつ付け足すような感じ」が性消の暗記と記憶のコツです。

②憶えることが多いので、語呂合わせを作って憶えていく。

 たとえば、特殊引火物は「朝(あさ)にジエチルエーテル」などと、語呂を作って憶えます。→“”セトアルデヒド・“”んかプロピレン・“”硫化炭素・ジエチルエーテル

 水溶性液体用泡消化薬剤(対アルコール泡消化剤)は、「汗汗ピリピリさんさん→“アセ”トン・“アセ”トアルデヒド・“ピリ”ジン・氷酢“酸”・“酸”化プロピレン」くらい憶えます。

 性消の各語呂合わせは、「危険物・乙4の性消 ブログ記事一覧」にまとめています。

 たとえば、「水溶性危険物は語呂+ぐりぐりで憶える」や「水にわずかに溶ける危険物のまとめ」、「語呂で一発暗記!水溶性液体用泡消火器の語呂」などがあるので、参考にしてみてください。

③横断的な勉強をすると忘れにくい。

 危険物を「有色系/無色系」、「異臭系」や「芳香系」でまとめたりして、危険物を横断して憶えると、忘れにくいです。

 テキストや問題集には、たいがい、危険物の特色を簡潔にまとめた一覧表があります。

 下の画像は乙4ではないのですが、「無色系」なら緑色でマーキング、「有色系」なら黄色でマーキングといった風に、『色』で共通項を括っていくと、憶えやすい横断学習となります。

 

 また、横断的な事項を、たとえば、「乙4危険物の有毒・有害(腐食・凍傷・やけど)の横断まとめ」や「重合・保管・炎の色の横断まとめ」などの記事が、「危険物・乙4の性消のブログ記事一覧」にあるので、参考にしてみてください。

物化の勉強を手短に

 理系の人にはお茶の子さいさいの「物化」ですが、文系にとっては、最難関の鬼門であり、不合格の最要因です。

 文系の人は、まず、手持ちのテキストの「物化」の問題を、確実に解けるようになっておきます。

 先に紹介した、テキストの「チャレンジライセンス 新訂版」は、基本的な問題ばかりです。化学の知識がゼロでも、何とかやり通せます。何回も解いていくうちに、解き方も身に付きます。過去問へのステップアップに最適なので、しっかり、全部、やりましょう。

 次に、過去問の「乙種4類 危険物取扱者試験」の問題も、確実に解けるように、繰り返します。

 まずは、テキストと過去問の「100%化」を、目指してください。

 よくわからない問題でも、解き方や答えを憶えて、完璧を期せるくらいに、なっておきます。

 こうする理由は、『問題の使いまわし』に、遭遇することが多いからです。テキストや過去問で出た問題が、再び、本試験に出ることが、ママあるからです。

 もちろん、全く同じ問題ではありませんが、数字を少し変えたようなだけの問題が、結構、本試験では登場します。

 んなもんで、テキストや過去問を2~3回は繰り返して、解き方や答えを憶えておけば、本試験で似たような問題に当たった際に、確実に1点が取れる、といった次第です。

 とりわけ、化学式や燃焼式といった、“苦手な計算問題”は、5回以上は繰り返して、身体に覚えさせましょう。

 なお、乙4ではないのですが、わたしは、甲種受験の際に、過去問とほぼ同じ問題に遭遇し、「物化」で貴重な1点を取れたことを、ここに記しておきたいと思います。

 こうした次第で、本試験では、時折、問題の使い回しがあり、運よく、それに遭遇することがそこそこあるのです。

 んなもんで、全くわからない計算問題でも、「解き方」と「答え」を、“直前に”憶えて試験に臨めば、わたしのように、ソックリの問題に当たって、貴重な「1点」が確保できて、合格ラインを突破できる、といった次第です。

やるべきこと

 文系の「物化」は、先述したように、1問たりとも、テキスト・問題集レベルの問題を落とさなくなるまで、勉強します。

 テキストや過去問の問題は、「3回」は、繰り返します。

 計算問題は、「5回以上」、できるまで何度も解きます。

 このくらいしておけば、合格点は、おおむね確保できるはずです。

 先述したように、乙4試験は、おおむね5問前後出る、やさしい系の問題に全力を尽くし、全問正解で「5点」を稼ぎ、難問系で、1点もぎ取って、合格ラインに滑り込むことです。

 難問の1点は、出題如何によるので、「運」が絡んできます。

 「運頼み」は、あまり面白くありませんが、“ここまで”勉強していると、後述するように、確率的に受かります。

 わたしは、乙4のみならず、乙種のすべてで、「ギリギリ」でした。が、それでも、1つも落とすことなく合格できました。

 基本は「運」なんですが、やっぱり「運だけ」ではないように思います。

乙4の難易度

 一口で言うと、「カンタンではないが、勉強すれば受かる」です。

 テキストは斜め読み、問題集なんてお金がもったいないから解かない、なんて人はまず落ちますが、それなりに予算をかけ時間を確保して勉強すれば、ガチ文系でも受かる難易度です。

 難易度のさらなる詳細は、ちょっと長くなるので、「乙4の難易度」まで。

乙4の勉強時間

 乙4の勉強時間は、1~3ヶ月強を見ておきます。

 暗記と記憶の作業が多いので、短期合格も可能ですが、強行軍の試験勉強は面倒かつ挫折率も高いので、1~3ヶ月を見ておくほうが無難です。

 勉強時間のさらなる詳細は、ちょっと長くなるので、「乙4の勉強時間」まで。

乙4に、絶対に受からないといけない人は、併願受験

 乙4は、午前と午後の2回、試験が行われています。

 ですから、会社の命令などで、「どうしても1回で合格しないといけない」という人は、午前と午後で、「計2回」受けます。

 要は、午前と午後の両方を受けると、「2回くじを引くことになる」ので、確率的に受かりやすくなる、という次第です。

 乙4試験とは、後述するように、「67%」のくじであり、当該「67%」を2回連続で外れるのは、そうないので、格段に受かりやすくなるってな塩梅です。

 詳しくは、「乙4の受け方は、午前・午後の2回受験(併願受験)」に述べていますので、参考ください。

 午前と午後に受けるのはしんどいですが、まあ、どのみち1日つぶれますから。

まとめ的なもの-乙4は確率

 乙4合格のキーは、おおむね5問は出題される「やさしい系」を全部取ることです。

 「やさしい系」を確実に取れるように勉強して、「やさしい系」の5問で、足切りギリギリのとこに行きます。

 対して、「難問系」は、深追いしません。できる範囲で解答して1問、運よく取れればいい、くらいに考えます。

 というのも、「やさしい系」で5問、確保できれば、後は「67%」の確率で受かるからです。

 難問系5問で、運よく1問正解する確率は、以下の通りです。

 5択の問題を、5問連続で間違える可能性は、「32.768%」です。逆を言えば、5問のうち、1問正解できるのは、「67.232%」となります。

 運が良ければ、「67%」の確率で、難問系5問から、あてずっぽでも1点取れます。で、足切りを免れて合格です。運が悪くて、5問全部はずしたら、落ちます。乙4とは、これだけです。

大袈裟でした

 まあ、とはいえ、上記の勘定は、「最悪のケース」を想定した話です。

 実際のところは、難問とはいえ、そのすべてが全く解けないわけではないので(1~2問は解ける公算が大)、実際の本試験の得点勘定は、もっともっと余裕があります。安心してください。

 しかし、「難問系の5問が滅茶苦茶に難解で、皆目解けない事態」も大いに考えられます。難化している昨今だと、尚更です。

 難しいことに一生懸命になる必要はありません。要は、「やさしい系」を確実に取れるように勉強すればいいだけです。

 まずは、先に紹介した「チャレンジライセンス 新訂版」と「乙種4類 危険物取扱者試験」を、きっちり消化してみてください。“運という確率の問題”はつきまといますが、まず、合格できるでしょう。

 反対に言うと、先の教材をみっちり消化した人が、無惨にも「落ちた」という話を、あまり聞かないのです。この2冊をやりこめば、穏当に合格できます。

乙4のこまごましたもの

 乙4に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。

 また、乙4の求人数など、資格情報をまとめた「乙4:独学資格ガイド」も、併せて、お目汚しください。

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