危険物取扱者 甲種の公式の過去問の解説。令和6年度(2024年度)の公式過去問に対応済み。公式の過去問には解説がないので選択肢ごとに解説を付与する。約40問分の問題と解説へのインデックス。
危険物取扱者 甲種の「令和6年度(2024年度)」の公式過去問(例題)に対応済みです。
公式には、甲種の例題が「45問」、公開されています。
ご存じでしょうが、本試験では、「法令」が「15問」、「物化」が「10問」、「性消」が「25問」の合計「45問」が出題されます。
本試験形式なので、自分がどれだけ取れるか、チェックしてください。
注意事項あります。
おおむね、例題の過去問は、基礎・基本的なものが大半ですが、ときおり、難問が、たとえば、「旧2問(R3):指定数量」や「旧10問(R3):危険物保安監督者」があります。
しかし、こういう難問は、できなくても気にする必要はありません。他の問題で、合格点は、“じゅうぶんに”確保できるからです。
本試験では、例年、こういう“解けない問題”が出されていますが、まあ、言ってしまえば、一種の“目くらまし”で、受験生を混乱させるのがこれらの役割です。
基礎・基本的なこと、頻出事項をしっかりやっておけば、試験には受かります。難問や奇問は、拘泥しないようにしてください。時間と労力の無駄です。
理系の人には無問題ですが、文系には絶対レベルの注意事項が2つあります。
1点目ですが、鬼門の『物化』に、そこそこ難しい問題が出てきています。
たとえば、「17問:燃焼」や「23問:炭化カルシウム純度」です。
「例題」で出ているということは、「本試験」で登場する公算が「大」です。
すべての問題が、このくらいのレベルになるわけではありませんが、心を引き締めて、「物化」に臨んでください。
「甲種:文系の独学」でも強調していますが、「物化こそ本試験」です。
2点目の注意は、「分子式」についてです。
結論から言うと、基本的な分子式は憶えておく必要があります。
先に挙げた「17問:燃焼」では、問題文に「エタノール」としか記載されていません。
また、「43問:硝酸」では、危険物の名称が出ず、「分子式」のみが記載されています。
こうした問題は、「分子式」を知らないと解きようがないので、基本的なものは、“できるだけ”憶えておく必要があります。文系は白目を剥きそうですが、仕方ありません。配偶者の顔を見れば、“どんなことにも耐えられる”はずです。
なお、すべての危険物の分子式を覚える必要はありません。
危険物“個々”の分子式は、6類危険物の代表的なものだけを、たとえば、過酸化水素(H2O2)や硝酸(HNO3)などを、覚えるとよいでしょう。
対して、他の類では、分子式での出題実績はないので、たとえば、1類の「重クロム酸カリウム(K2Cr2O7)」といった失神しそうなものは、憶えなくてよいかと思われます。
現下の傾向では、6類危険物の基本的なものは、分子式まで押える、です。
では、以下に、甲種の例題を挙げていきます。問題演習の一環として、通勤や通学時に消化してください。
1問:各類性質・・・「ふつう」。
2問:指定数量・・・「ふつう」。
3問:予防規定・・・「ふつう」。
4問:保有空地の幅・・・「ふつう」。
5問:消火器・・・「ふつう」。
6問:屋外タンク貯蔵所 防油堤・・・「ふつう」。
7問:給油取扱所の給油空地・・・「ふつう」。
8問:仮使用・・・「ふつう」。
9問:監督処分・・・「ふつう」。
10問:免状の記載内容・・・「やや難」。
11問:保安講習・・・「ふつう」。
12問:移動タンク貯蔵所・・・「ふつう」。
13問:貯蔵取扱・・・「ふつう」。
14問:定期点検・・・「ふつう」。
15問:運搬・・・「ふつう」。
16問:燃焼形態・・・「ふつう」。
17問:メタノール燃焼・・・「難」。
18問:燃焼・・・「ふつう」。
19問:帯電防止策・・・「ふつう」。
20問:二酸化炭素消火剤・・・「ふつう」。
21問:混合物・・・「ふつう」。
22問:起電力・・・「ふつう」。
23問:炭化カルシウム純度・・・「難」。
24問:芳香族化合物・・・「ふつう」。
25問:全圧・・・「ふつう」。
26問:性状・・・「ふつう」。
27問:第2類危険物・・・「ふつう」。
28問:危険物の性状・・・「ふつう」。
29問:5類危険物の貯蔵取扱・・・「ふつう」。
30問:保護液貯蔵・・・「ふつう」。
31問:3類消火・・・「ふつう」。
32問:鉄粉火災・・・「ふつう」。
33問:1類性状・・・「ふつう」。
34問:硝酸アンモニウム・・・「ふつう」。
35問:リン化カルシウム・・・「ふつう」。
36問:黄りん・・・「ふつう」。
37問:5類性状・・・「ふつう」。
38問:過酸化ベンゾイル・・・「ふつう」。
39問:硫黄・・・「ふつう」。
40問:有害気体・・・「ふつう」。
41問:アセトアルデヒド・・・「ふつう」。
42問:アニリン・・・「ふつう」。
43問:硝酸・・・「ふつう」。
44問:三フッ化臭素・・・「ふつう」。
45問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。
公式過去問の更新履歴を述べておきます。
新しく「3問」が追加されています。
…です。
新問の追加の際、削除された問題があります。
それらは、以下の…、
…に、アーカイブ化しました。
力試しとして、挑戦してみてください。
新しく「2問」が追加されています。
…です。
新問の追加の際、削除された問題があります。
それらは、以下の…、
…に、アーカイブ化しました。
力試しとして、挑戦してみてください。
新しく「4問」が追加されています。
…です。
新問の追加の際、削除された問題があります。
それらは、以下の…、
…に、アーカイブ化しました。
力試しとして、挑戦してみてください。
新しく「3問」が追加されています。
…です。
新問の追加の際、削除された問題があります。
それらは、以下の…、
…に、アーカイブ化しました。
力試しとして、挑戦してみてください。
新しく「4問」が追加されています。
…です。
令和元年の例題ですが、3問が追加されています。
「16問:燃焼点」と「28問:鉄粉火災」と「38問:アニリン」です。
新問追加の分、問題の番号が変わったので、それぞれを修正しています。
まず、「理系」からです。
テキストは「 わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 第2版 」を…、
問題集は「 本試験によく出る!甲種危険物 第3版 」を利用します。
当該2冊は、「危険物取扱者試験」ではド定番のシリーズで、わたしが受けた試験会場では、半数以上の人が手にしており、あまりの利用率に驚いたくらいです。この2冊を使えば、大丈夫でしょう。
なお、過去問には、「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」がありますが、理系の人は、買わなくていいでしょう。
次に、「文系」です。
詳細は、「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な人は…、
過去問は「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
そして、物化が超絶苦手な人は「 甲種危険物受験の為のわかりやすい物理・化学」を使ってください。
「法令」と「性消」は、乙種のテキストと問題集を再利用します。十分に点が取れます。
おおむね、文系で甲種を受験する人は、わたしのように、受験資格が「4種類(※)」のはずです。テキストと問題集は、「お古」で十分です。わたしは、使い古しのテキストと問題集でざっくり復習し、ほいで、過去問を新たに買ったのですが、これで、9割取れてました。
ところで、乙4とかのテキストを捨ててしまった人は、ド定番の「 わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 第2版 」を使います。
問題集は、過去問で代用できるので、よほど不安な人でない限り、要らないです。
んで、過去問の「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」は、文系の必須教材です。文系の人は、最新版を必ず購入ください。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
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