独学資格ガイド

危険物取扱者:乙種4類

(きけんぶつとりあつかいしゃ:おつしゅよんるい)

資格評価:5つ星

独学可否:独学合格は可能。管理人取得済み。


危険物取扱者:乙種4類とは?

 危険物取扱者:乙種4類とは、求人数が平均で500件前後(または、1,200件)と、独学取得できる資格の中で、有数の求人数を誇る。

 乙4は幅広い求人のある資格で、代名詞的なガソリンスタンドから運送業、食品、化学、医薬品、製造、ビルメンテナンスと続いて、ごくまれに、大学等の研究機関からの求人もある。

 ちなみに、乙種4類の関係する仕事は非常に多い。化学肥料、無機化学工業製品(ソーダ、圧縮ガス、液化ガス製造、塩製造)、有機化学製品製造、コールタール製造、プラスチック製造、合成ゴム、油脂業(菜種油やオリーブ油も危険物)、石鹸、洗剤、塗料、印刷インキ、洗浄業、磨き粉製造、医薬品原薬、製剤、生薬製造、動物用医薬品、消毒薬製造、漂白剤製造、印刷、クリーニング業(ドライクリーニングの溶剤)、火薬製造、農薬製造、香料製造、化粧品製造、歯磨き製造、ゼラチン・接着剤製造と、非常に多岐にわたる。

 それだけに、求人機会が多いというわけで、乙種4類の高評価・高需要につながっている。日常生活で「乙4」の関わってないものを見ない日はない。

 窓を開けたら乙4(ガソリン車)、コンビニへ行けば乙4(配送トラックの軽油)、町を歩けば乙4(そこかしこ)、女性を見たら乙4(化粧品、動物用医薬品)なのである。

 乙種4類の求人需要・求人機会がともに高いのに比較して、資格は取得しやすく、費用も安価で済む。受験から免状取得まで「1万円前後」が入用である。

 そして、乙種4類の試験レベルは「過去問レベル」なので、仕事をしながらでも、家事・育児の真っ只中でも、両立は十分に可能である。

 乙種4類は、費用対効果の高い資格であり、老若男女にお勧めできる「Sクラス」の資格である。危険物取扱者の乙種4類を取っておいて、決して損になることはない。

 なお、乙4を、性別・世代別にまとめた記事は以下。

危険物取扱者:乙種4類と女性

危険物取扱者:乙種4類と高校生・大学生

危険物取扱者:乙種4類と男性

 ハローワーク平均求人数:534人(または、1,292人)(2014/06/07)

 →最新データは、こちら

 →類似資格の求人数は、こちら

乙4の資格メモ

 危険物取扱者:乙種4類に関する、一般的事柄や試験日程・日時、取得に要する費用等を、以下にまとめました。

乙4の一般事項

 乙4は、「国家資格」であり、取得者には一定の評価がある。

 乙4は、必置資格であり、法的需要がある。(参考:必置資格とは?

 乙4は、とてもよく知られているメジャー資格である。このため、面接ではその説明を、たとえば、何で取ったの?とかどういう資格なの?といったツマラナイ質問を回避できる。

 (知名度は、面接でかなり大きいのです。マイナー資格をどれほど熱心に、わかりやすく説明しても、興味のない面接官は「フーン」で、能面のママです。)

 乙4には、受験資格がない。誰でも受験できる。

乙4の試験日程・日時

 危険物取扱者試験は、都道府県ブロックで実施されるので、全国で統一された試験日等があるわけではない。

 ゆえに、本試験日は、都道府県ごとに異なり…、

 申込日も、都道府県ごとに異なるし…、

 願書の配布先も、都道府県ごとに異なることになる。

 公式を見て、試験日等を間違えないようする。

 ちなみに、願書の配布先で一番手ごろなのは、消防署である。自宅か勤務先の近くの消防署に取りに行けばよい。郵便で請求するのは切手代がもったいない。

 超蛇足だが、官公署的な建物の掲示板に、「危険物取扱者」や「消防設備士」の“試験のお知らせ”が貼られているのなら、当該建物で願書を入手できる可能性が高い。(公示しているので。)

 またも超蛇足だが、危険物取扱者の願書は、例年ほとんど同じ書式で、試験日を書き換えただけの「使いまわし」である。

 配布先の管理がいい加減だと、「去年」の願書がそのまま残っていたり、混じったりしていて、当該古い願書を渡されることもある。“そっくり”なので、一目見ただけでは違いがわからないのである。

 受け取った際は、ちゃんと今年の日付になっているかを確かめておく。古い願書で提出しても弾かれる公算が大。

 なお、本ページの作成時では、「消防試験研究センター」が試験主催ですが、一度は公式を見て、試験情報を確認しておいてください。

乙4のめやす取得費用

 一口で言うと、免状の交付までに「1万円前後」かかる。

 適当かつ曖昧な内訳は、以下。

 テキストは、おおむね1,000円~1,500円前後。

 問題集も、おおむね1,000円~1,500円前後。

 受験料が、3,400円(本年度価格)。

 免状交付に要する印紙代:2,800円(2014年度価格)。

 交通費や切手代などの雑費が2,000円。

 総計で、10,000円~12,000円強。

 現在、乙4は難化傾向にあるので、テキストに加えて問題集も用意した方が絶対に無難です。

 使用教材の詳細については、「乙4教材レビュー」を参考にしてみてください。

試験に関すること

 乙4の難易度を一口で言うなら、「簡単ではない」である。

 以前は、「余裕試験 おつよん」とか「おつよんに、おちよん?」とか「誰でも受かる乙4」などと揶揄されていたが、最近では難化していて、合格率は落ち続けている。

 合格率は、おおむね30%弱である。が、昨今の傾向からすると、「20台%」になると踏んでいた方が無難である。

 そう、乙4は、「8割近い人が落ちる試験」になっているのである。

 以前の「カンタン」な感じで受けると、まず落ちるので、油断せずに勉強しておくことが大事である。とはいえ、きちんと勉強していたら、まず通る試験ではある。

 そして、重要なことだが、乙4には、試験科目ごとに足切り点がある。

 このため、ますます油断ができない試験となっている。

 特に、文系の人は「物化」が超絶に頭を悩ませるので、早め早めに手を付けておく。大概、物化で落ちます。

 難易度の詳細については、「乙種4類の難易度」を参考まで。

 ところで、勉強時間であるが、答えから言うと「1ヶ月から3ヶ月」を見ておくと、余裕のある試験勉強となる。ちなみに、ガチ文系の管理人は、1ヶ月しか見ていなかったために、薄氷踏む思いで合格した。

 詳細は、「乙種4類の勉強時間」まで。

乙4の雑記

 危険物取扱者試験は、遅刻に、実にうるさい。

 わたしは、乙4から、1~6類まで受験したが、「遅刻をした人の記憶がない」のである。

 電話にて、遅刻の是非を尋ねた方が居られたのだが、当該電話では、「遅刻をしても受けられると思うが、保証はできない」という、何とも腰の定まらない返答であった。

 試験の実施先の対応如何だが、「遅刻をすると受けられない」と考えていた方が無難である。

 また、危険物取扱者試験は、身分証明に、実にうるさい。

 大阪府の事情だが、試験会場の入室にあっては、受験票の顔写真を確認され、トイレ等で退室する際も、受験票の照会がなされた。

 もちろん、携帯やスマホの電源もうるさい。試験中に鳴ると不正扱いで即退室になりかねない厳重さであったので、要注意である。

 ところで、乙4は、午前と午後にわかれて試験が行われる。

 しかし、だからといって、「午前」か「午後」かを、選べるわけではないし、配慮がなされるわけでもない。

 先の、遅刻の是非を電話で尋ねた方は、遠方からの受験で、てっきり午後で受けられるかと思っていたら、午前であったというギャフンな塩梅であった。

補足コンテンツ/関連リンク

 乙4の独学そのものについては、「乙種4類の独学」を…、

 乙4のこまごまとしたことは、「危険物取扱者:ブログ記事」を…、

 記録的なことは、「乙種4類の合格体験記」を参考ください。

 また、危険物取扱者は、乙4以外にも試験があります。その他の類や種については…、

 「乙種1類、2類、3類、5類、6類の合格体験記」や「乙1~6類のテキスト・問題集」を、

 「丙種の合格体験記」や「丙種のテキスト・問題集」を参考ください。

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