独学資格ガイド

危険物取扱者:乙種4類と男性

サマリー

 成年男性と危険物取扱者:乙種4類との相性を見ていきます。

 結論から言うと、20代・30代・40代・50代・60代の全世代の成人男性は、乙4を取得していても、基本的に損はありません。

 「乙4取ろうかなー」という際に、ご参考ください。

たくさんの業界・業種

 成年男性が、危険物取扱者:乙種4類(通称:乙4)を取得していても損はないのは、乙4が関わっている業種・業界の多さです。

 参考:独学資格ガイド-危険物取扱者:乙種4類

 就職や転職の際にも、実に関わってくる企業が多く、「危険物取扱者:乙種4類」を持っていることは、一定の評価につながります。危険物取扱者は「必置資格」で法的需要があるため、「ない」よりはるかに“書類選考の生存率”は上がります。

 乙4のイメージは「ガソリンスタンド」で、実際に求人も一番多いですが、営業やセールスドライバーや設備管理といった職種でも募集はあるのです。

 乙4があれば、求人の機会は、如実に増えます。

失業の保険としての乙4

 わたしが、個人的に「乙4」を推すのは、「選択肢が増える」からです。特に、流通業のドライバーにです。

 よくある例ですが、営業等で働いていたが、業績悪化でリストラ、失業してしまう。家庭があり当然働かないといけない、で、求人の多い「流通」の「ドライバー」に就く、と。

 しかし、重いものを持続的に持ったことがない人が大半。最初はよくても次第に腰に来て、最終的に腰が悪化して運転できなくなって、ドライバーも辞めざると得なかった、という人たちを非常にたくさん見てきたのです。

 わたしの知り合いのケースでは、塩巻鮭を10年も百貨店の地下食料品売り場で売ってきた人です。そら、「重いものを持ったことはある」も、重いものをずっと運び出したら、やっぱり腰は悪くなるでしょう。

 その人と話していて、「乙4」一枚あれば、責任は重いし危険だけれども、最初から腰にそう負担のない危険物の配送や運搬のドライバーに、または、腰がダメになる前に、転職できたのではないかな、としきり思ったのでした。

 結論は被ってしまうのだけれども、「ドライバー」という仕事において、乙4があれば、危険物の運搬・配送という選択肢が増えることは間違いなく、「仕事を選べる」力強さがあります。

 また、最初は普通免許しかないけれど、大型免許を取って、タンクローリーを動かせるようになれば、安定も賃金も増していく次第で、「安定」からも、乙4は成年男性に勧められる資格であると思うのです。

 きついけどねー。でも、「終わるきつさ」より、「続くきつさ」の方がいいよね。

シニア向けの乙4

 セルフのガソリンスタンドには、「モニタ監視」の業務があります。

 給油の準備が整ったお客さんに、給油の許可を与える業務で、「乙4」取得者でなければ、することができません。

 本業務は、基本的に室内のモニタの前で行うので、重たいものを持ったり、走ったりすることがない、言うなれば、「責任は重いが、身体に負担の少ない仕事」で、シニアに向いているといえるのです。

 また、労働条件も、シニア向けであることが多いです。

 大阪府下での求人ですが、短時間(6時間前後)で週2~3日の勤務が多く、身体に負担がかからない労働条件です。

 シニア向けの求人は少ないのが現状ですが、当該業務は「シニア活躍中」と銘打たれているものが多く、採用側もシニアの採用が多いのではないかと見受けられます。実際、多いです。

 このように、乙4があると、モニタ監視というシニア向け求人を確保できることからも、取っておく価値があるように思われます。

 現時点で、シニアでない人も、将来的な布石と押さえとして、乙4は有効と考えます。

まとめ的なもの

 危険物取扱者:乙種4類は、主に成年男性が取得している資格です。就職や転職はもとより、現下の業務にも直結することでしょう。

 会社から取れ、と言われたら、取りましょう。3ヶ月もあれば十分取れます。

 また、急な失業に備える意味でも、大いに取得が勧められる資格です。「運転免許+乙種4類」で、長期の失業状態を避けることができます。

 そして、シニア向け求人もあることからも、取得に大いに意味があります。

 乙種4類があると、「食いっぱぐれる危険性」は、かなり減ります。人生の保険の意味でも、本当に、損はしません。

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