令和4年度(2022年度)危険物取扱者 丙種の合格率と挫折率

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和4年度(2022年度)データ掲載済み。危険物取扱者 丙種の合格率と挫折率のデータ。その他、受験者数も併せて挙げる。受験者数は減少しているが、合格率と挫折率は例年通りである。勘と運で受かる可能性のある丙種は、放棄しないほうがよい。おまけに、お布施額と、丙種関連リンクも。

令和4年度(2022年度)丙種の合格率

 危険物取扱者の丙種の直近の令和4年度の合格率は「51.0%」です。

 ちなみに、前年度は「51.4%」でした。

総評

 過去平均は、「50.5%」前後となっています。

 丙種の合格率は、例年「50%」近い数字が続いており、減りもしなければ、増えもしていません。今後も、平行線が続くことが予想されます。

 なお、丙種の受験者数は年々、減少しています。

 H30は「30,028人」でした。

 R1は「27,523人」でした。

 R2は「23,484人」でした。

 R3は、少し増えて「24,220人」でした。

 R4は、「22,044人」でした。

 ガソリンスタンドが減っているのがその背景にあるかと思われます。

 まあ、とはいえ、危険物(ガソリン等)の移送だけなら、『丙種』で十分間に合うので、乙4まで受けたくない人は、『丙種』を受けましょう。

 ところで、危険物の全種全類の合格率については、「PDF:危険物取扱者 全種全類 合格率一覧」をば参考ください。

丙種の挫折率

 挫折率とは、「試験を申し込みはしたが、本試験は受けなかった、試験放棄をした人の割合」です。

 丙種の挫折率は、例年「6%」と低く、申し込んだ人のほとんどが受験していることがわかります。

 ちなみに、乙4の挫折率は「11%弱」で、甲種それは「14%強」となっています。

 丙種の挫折率の少ない理由は、「危険物取扱者 丙種の独学」で詳細に述べていますが、丙種試験は「受かりやすい」試験だからです。

 丙種は、「勘」と「運」で通る可能性があるので、試験を放棄する人が少ないように思われます。

 こんな次第で、丙種を申し込んだのなら、試験勉強が間に合わなくても、受けるだけ受けるのが得策かと思われます。

 試験放棄はあんまり印象がよくないので、病気・怪我など重大な理由がないのなら、「運試し」で受けに行きましょう。落ちたら、年末年始のお賽銭を減らしてください。

 次は、試験放棄者のお布施額です。

おまけ:お布施額

 お布施額とは、「試験を放棄した人数に、受験料をかけた数字」です。

 丙種は、おおむね毎年2,000人が試験を放棄しています。

 丙種の受験料は「3,600円」ですので、1年につき「720万円」が、お布施されていることになります。

 お布施はほどほどに。

丙種の勉強方法など-リンク

 丙種の勉強方法や、独学での進め方は「丙種の独学」をばご参考ください。

独学向け教材-リンク

 使用教材の詳細については、「丙種のテキスト・問題集レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 「チャレンジライセンス 丙種危険物取扱者テキスト 新訂版」を使えばよいでしょう。本書1冊で十分です。安い。

危険物取扱者のこまごましたもの

 危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。

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