設備・メンテナンス資格の優先順位

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 設備・メンテナンスに強い資格(第2種電気工事士、二級ボイラー技士、危険物取扱者:乙種4類、消防設備士、冷凍機械3)の優先順位です。最優先すべきは、必須の「第2種電気工事士」です。

求人数 - 基礎データ

 資格の価値と優先順位の把握のために、各資格の求人数(ハローワーク)を挙げておきます。

 各資格の直近調査での求人数はおおむね…、

 第2種電気工事士は、「3,400件」、

 冷凍機械3(第三種冷凍機械責任者)は、「全種で4件(※)」、

 二級ボイラー技士は、「600件」、

 乙4は、「1,600件」、

 消防設備士は、「210件」です(甲乙平均)。

 優先順位はこれらの数字に尽きます。

 (※)ハローワークでは、「高圧ガス責任者冷凍」という名称にて、1種から3種がまとめて表記されている。全種合算が「4件」である。

最優先は、第2種電気工事士

 優先順位を端的に言うと、最優先の「第2種電気工事士」から取っていき、後は“お好きに”です。

 「第2種電気工事士」が筆頭なのは、2電工は、設備・メンテナンス系の、ほとんどの求人で求められるからです。

 反対に言うと、「第2種電気工事士」を持っていないと、電話なり書類なりで落ちます。つまり、二級ボイラー技士や乙4を持っていても、2電工がないと、面接にすら辿り着けない、という次第です。

 求人票等には「第2種電気工事士保有者歓迎!」などと書かれていますが、他の求職者は、間違いなく2電工の有資格者ですので、2電工がないと、かなり厳しいです。

 もっというなら、2電工さえあれば、書類は通る可能性があるのです。後述しますが、乙4とかは、ほぼ毎月試験があるので、取ろうと思えば、即断に取れてしまうのです。

 2電工は、実際には、「必須」です。

 他の資格は、言ってしまえば、「あれば多少は有利」なだけです。

 ビルメン系の資格を考えるなら、まずは、「第2種電気工事士」を最優先し、2電工に時間・労力・予算を投入してください。

1年に2回受験可能

 2電工は、上期試験と下期試験とがあり、受験生は、その両方を受けることができます。

 つまりは、上期試験がダメでも、下期試験を受けることができる、といった寸法です。

 たとえば、上期の「技能」で落ちても、下期の「技能」に再挑戦できるといった次第です。

 前述したように、2電工は、ビルメン資格の筆頭であり、実際には「必須」です。

 上期試験の試験勉強期間として「4~7月」を、下期試験の勉強期間として「8~12月」は、空けておくのが賢明です。

その他の優先順位‐冷凍機械3

 さて、2電工以外の資格は、相応の理由があって、“お好きに”です。

 とはいえ、強いて、優先すべき資格を挙げるなら、高圧ガス製造保安責任者の「第3種冷凍機械責任者(冷3)」です。

 というのも、当該「冷3」は、1年に1回しか試験がないからで、受け損ねると、1年待たねばならないからです。

 冷3は、例年「11月」に試験があります。

 なお、当該冷凍機械3は、先述したように、ハローワークの求人数は「4」と、ほとんどないのが現状です。

 ですから、「年に1回」しか試験がないとはいえ、後回しにして構いません。

 ただ、この冷凍機械3は、「大手の設備・メンテナンス会社」となると、求めてくることが多いのも事実。

 大手への転職を考えているのなら、取っておきましょう。資格手当がおおむね2~5千円ほどつくので、取得費用はペイできます。

 しかし、逆を言うなら、中小だと資格手当も付かないし、資格そのものもり求められないので、他の“お好きに資格”を取ってからでも、全然遅くない、ということになります。

 まとめると、「余裕があるなら冷3だが、そうでないなら、後回しでよい」といった次第です。

その他の優先順位‐乙4、2ボ、消設(乙)

 求人数が多くて、必置資格なので価値が高い、「危険物取扱者:乙種4類」「二級ボイラー技士」「消防設備士(乙種)」ですが、「優先順位は低い」です。

 というのも、受験の機会がとても多いからです。

 端的に言えば、「受けようと思ったら受けられる」のが、これらの資格のすばらしい特徴です。

 乙4と消防設備士(乙種)は、“越境受験”を含めれば、2~3ヶ月に1回は試験が行われています。

 そう、「2~3ヶ月に1度」は試験が受けられるわけです。

 二級ボイラー技士は、毎月実施されていますし、出張受験もあるので、さらに受けやすいです。(試験会場の労働安全センターが辺鄙なのが難ですが…。近畿ブロックは加古川なのですが、東の群馬、西の加古川と言われており、四輪駆動車と医薬品がないと行けない所です。)

 ま、このように、「手」が空けば、すぐに、そして、年に何度でも受けることができるので、優先順位としては「低く扱ってもよい」のでした。

 個人的には、「乙4」→「二級ボイラー技士」→「消防設備士(乙種)」で受けていけばいいと思います。

優先順位まとめ

 筆頭は、第2種電気工事士です。

 次に、試験が1年に1回しかない、第3種冷凍機械責任者(冷3)です。

 後は、受験機会が膨大な、危険物の乙4・二級ボイラー技士・消防設備士を、空いた時間に見ていきます。

独学方法等のリンク

 以下、幣サイト内リンクです。

・勉強方法等‐第2種電気工事士の独学

・勉強方法等‐第三種冷凍機械責任者の独学

・勉強方法等‐二級ボイラー技士の独学

・勉強方法等‐消防設備士:甲種4類・乙種4類の独学

・勉強方法等‐消防設備士:乙種6類の独学

・勉強方法等‐乙4の独学

使用教材のリンク

 以下、幣サイト内リンクです。

・独学向け教材‐危険物:乙4の教材

・独学向け教材‐二級ボイラー技士の教材

・独学向け教材‐消防設備士:甲種4類・乙種4類の教材

・独学向け教材‐消防設備士:乙種6類の教材

・独学向け教材‐冷3の教材レビュー

・独学向け教材‐第2種電気工事士・筆記

・独学向け教材‐第2種電気工事士・技能

こまごましたもの

 資格のこまごましたことは、たとえば、「消防設備士の電気工事士免除の実態」とかの記事を、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は…、

 「第2種電気工事士:ブログ記事」

 「ボイラー技士:ブログ記事」、

 「危険物取扱者:ブログ記事」、

 「消防設備士:ブログ記事」をば、ご参考ください。

 「資格の就職・転職事情」や「資格こもごも」も、多少は役に立つかと思います。

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