危険物取扱者 乙種5類(乙5:自己反応性物質)の独学に必要なことを最小限にまとめています。合格率、勉強方法、独学向け教材について。危険物の数は「17」。乙5は、見慣れぬ危険物が多いので最初は面倒だが、各危険物にクセは少ない。本試験問題はオーソドックス。合格率は60%後半と高いが年々下がってきている。が、まだ受かりやすい。
コロナインフルエンザの動向により、本試験が中止・延期されたり、試験会場が変更されたりしています。
危険物取扱者試験ですが、ご存知のように、「都道府県」ごとに試験が行われます。
そのため、本試験の中止等も、「都道府県」ごとに異なります。
ある県では、通常通り実施されるが、ある県では、延期されたりします。よって、本試験の実施状況は、“一概に言えない”状態となっています。
変更・中止等については、受験生に個別連絡がなされません。
試験1週間前になったら、「公式」を、必ずチェックしてください。
「当方のTwitter」でも、各種告知を行うので、心配な人は、フォローしておいてください。
※ このページは、乙4合格による『試験免除者』が対象です。「乙5」単独で取ろうとする方は、「危険物取扱者 受験ガイド」を一読ください。
さて、結論から言うと、危険物取扱者 乙種5類(乙5)は、独学でも十分に合格可能です。
直近の平成30年度の合格率は、「66.1%」でした。なお、前年が「69.4%」でした。
とはいえ、乙5の受験に当たっては、危険物取扱者試験そのものが、「難化傾向」にあることを、頭の片隅に入れてください。高合格率だからといって油断していると足元を掬われて、落ちます。
が、反対に言えば、テキストと過去問をきっちりと消化していれば、まず間違いなく合格できる、といった手合いです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は、テキストは文系向けの「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を、過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和7年版 」を利用します。
実績のある学習環境と、「油断大敵」と「甘く見ない」が、乙種5類の独学合格の要諦です。
試験主催者のWebサイトには、「例題:過去に出題された問題」が掲載されています。
当該例題には、問題と解答はあるのですが、「解説」がありません。そこで、手前味噌ながら解説を付与しました。
例題の全問を、「危険物取扱者 乙種5類(乙5)の公式過去問+解説インデックス」に挙げているので、問題演習の数を稼いでください。
先に結論を言うと、「最初だけ、しんどい」です。
乙5は、「17個」の危険物が試験対象で、乙種の中では、平均的な数です。
ちなみに、危険物の数が一番多いのは、「乙4」の「30個」です。つまり、一番「性消」がかったるいのは、「乙4」という次第です。
参考:乙1→27個、乙2→12個、乙3→15個、乙4→30個前後、乙5→17個、乙6→6個。なお、使用テキストによって、若干数は変わります。
こんな次第で、乙5だけが致命的に難しい、めんどくさいというわけではなく、乙4に受かる学力のある方なら、穏当に乙5もパスできます。
ただ、乙5には、「馴染みのない危険物が多い」という、他の類にはない特徴があり、試験勉強の序盤は、危険物の名前を覚えるのに苦労します。
たとえば、「ジニトロソペンタメチレンテトラミン」とか「アゾビスイソブチロニトリル」とか「ジアゾジニトロフェノール」とかです。
このように、全く見聞きしたことのない危険物が相手のために、最初はとても骨が折れます。まず読めないし、舌が回りませんから。
とはいえ、乙5の出題は、オーソドックスかつスタンダードで、意地悪なクソ問題も少数です。また、危険物に「クセ」のあるものが少なく、個々の危険物で憶えることもそう多くないです。
ですから、いったん名前さえ頭に入れば、後はスラスラ、です。先述したように、乙4に受かった人なら、穏当に乙5も取得できるでしょう。
試験の傾向は、乙4と変わらず、「5:5」か「6:4」の問題構成です。
先の数字を補足すると、性消の全問題数「10問」のうち、基礎・基本レベルのカンタン系が5問か6問、点数の取りにくい難問系が5問ないしは4問出題される、という次第です。
カンタン系は、テキストと過去問を仕上げておけば、点が取れます。ほとんど同じ問題だからです。
対して難問系では、テキスト外・過去問外の未知の問題で構成され、全く見聞きしない問題が1~3問、最悪、5問出る可能性があります。まあ、しかし、テキストと過去問レベルの選択肢も多く、全く点数が取れないというわけではありません。
合格のポイントは、「カンタン系で点を稼ぎ、難問系の失点をカバーする」ってな次第です。
さて、乙5の試験勉強ですが、乙4の「性消」と同じです。
乙5だからといって、別段、変わったことをするわけでもなく、極端に試験の傾向が変わるわけではありません。
乙4同様に、各危険物の色や、水に溶ける・溶けないかとか、爆発するかしないとか、各危険物の特色や、個々の消化の方法を憶えていくだけです。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、文系でも使えるし、基本問題が多くて挫折の少ない「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を、過去問は、唯一の市販過去問である「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和7年版 」でそろえれば、鉄壁です。(当該過去問は毎年版が改まるので、必ず『年度』を確かめて、受験年度の適っているかどうかを確かめてください。)
乙5の合格率は高いですが、それでも、危険物取扱者試験自体が難化しているので、テキストに過去問を追加するほうが無難です。
ところで、クレカ嫌いでコンビニ支払いの人は、1~2%の割引きがある「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を推薦します。クレカのキャッシュバックを享受できます。
結論から言うと、「2~3週間」を見ておくのがベストです。
「1週間」でも合格はできますが、強行軍となるので面倒くさいです。
「2週間」あれば、本試験には間に合います。ただ、先述したように、見聞きしない危険物が多いので、手を焼く可能性は大です。
そこで、あと「1週間」ほど時間を見て、「3週間」としています。3週間あれば、必要十分でしょう。
なお、乙5の論点の大半は、通勤や通学で消化できます。ちょっとした細切れ時間が「いい勉強」になるので、このくらいの期間で大丈夫です。
当方が受験したときは、片道25分程度の通勤時間が勉強時間でした。
一口で言うと、「難しくもないがカンタンでもない、普通レベル」です。
先述したように、乙5は、聞き慣れない危険物が多いため、最初だけ苦労します。
しかし、本試験問題は、穏当に勉強していれば、合格点はまず確保できる難易度です。
乙6のように、ガチ難問が出まくるわけではないので、乙5は、比較的、気を楽に本試験が受けられます。
ちなみに、乙5は、乙種の中でも、合格率が高いほうです。例年、1位か2位なので、きちんとテキストと過去問を消化していれば問題ありません。
先述したように、乙4の「性消」でやったことと同じ勉強をすれば大丈夫です。
参考:乙4の独学
要点だけ述べると…、
①最初は、各危険物の1番の特徴だけをおさえる。
②共通するものは、語呂合わせで、まとめて憶える。
③横断学習をする。
…といった次第です。
まあ、まずは、問題を解きながら、各危険物の特徴を押さえていきましょう。
テキストの問題を1回でも解けば、どこをどう憶えていけばいいか、眼目が見えてくるものです。
テキストの問題演習を元に、各危険物の特色や特徴を、少しずつ、頭に入れていくのですが、ここでポイント①です。
一時に憶えようとするのは、独学ではご法度です。少しでいいです。
たとえば、「過酸化ベンゾイル」なら、「乾燥で爆発」「乾燥した日には取り扱わない」だけでいいでしょう。
たとえば、「ニトログリセリン」なら「凍結危険」か「有毒」で、「ニトロセルロース」なら「直射日光で自然発火」だけでいいでしょう。
テキストには、危険物の性質がグダグダ羅列されていますが、一番憶えやすいところから手を付けるのが、短期合格+省力合格のコツです。
同じ特徴のものは、語呂あわせで、まとめて憶えてしまいます。
乙5では、「溶ける・溶けない」が頻出論点で、「水に溶ける」「水・アルコールに溶ける」「水には溶けないが、温水には溶ける」「有機溶剤に溶ける」など、それぞれの特徴ごとに整理して憶えると、すごく手間が省けます。
個人的なくだらない憶え方ですが…、
水に溶ける…「将軍ヒドロの味は酸っぱい」
「将軍」は「硝酸グアニジン(“しょう”さん“ぐ”あにじ“ん”)」で、ヒドロは「ヒドロキシルアミン・硫酸ヒドロキシルアミン・塩酸ヒドロキシルアミン」で、「味」は「アジ化ナトリウム」、「酸っぱい」は「過酢酸」です。
各危険物を横断学習して、共通するものでまとめ、語呂あわせを作り、で、どうしても、共通できない「固有の性質」を、腰を据えて憶える、ってな感じで消化していくといいでしょう。
危険物の特徴を1つ1つ憶えるよりも、格段に手間が省けます。
語呂合わせ作りも、立派な試験勉強の1つですよ。
問題演習をして、主要な論点、頻出論点をまずは押さえます。序盤は1個くらいでいいです。
で、問題演習ではカバーできないところは、何度もテキストを読み込んだり、語呂合わせや横断まとめで、頭に入れていきます。
乙5は、難化傾向にあるとはいえ、先に紹介した「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を、過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和7年版 」を、2~3回解いていれば、まず、落ちることはないでしょう。
乙4同様に、乙5も「回数」で合格です。
毎年合格率は下がっていますが、それでも「60%」台であり、きちんと勉強したならまず、合格点の6割は確保できます。
試験の傾向も、勉強方法も、乙4と同じです。試験免除があるので、乙4のときより、格段に試験勉強の負担は少ないし、取られる時間も少ないでしょう。
きちんと勉強すれば、1回の受験で独学合格できるはずです。
乙種に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
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