危険物取扱者 乙種3類(乙3)の合格率と挫折率のデータ。その他、受験者数も併せて挙げる。乙3の合格率は、受験者数ともども、年々、じわじわと下がっていたが、H29年には、下げ止まった。しかし、H30で、再び、下がり始める。受験者数と合格率ともに、微減。とはいえ、合格率は高め。挫折率は少ない。おまけの、お布施額と、乙3関連リンクも。
危険物取扱者の丙種の直近の令和4年度の合格率は「71%」です。
ちなみに、前年度は「71.0%」でした。
過去平均は、「69.0%」となっています。
乙3の合格率は、例年「70%」前後です。
ときには、60%台に低下することもありますが、69%とか68%とかなので、気にしなくてもいいでしょう。
テキストと過去問とをやっておけば、大丈夫かと思います。
ところで、危険物の全種全類の合格率については、「PDF:危険物取扱者 全種全類 合格率一覧」をば参考ください。
受験者数は、乙3そのものに需要がないので、減少の一途です。
参考:乙3独学資格ガイド
H30では、受験料の値上げがあり、受験者数も、1000人ほど、減っています。
かつてのように、気軽に受けられなくなったことが、窺えます。
挫折率とは、「試験を申し込みはしたが、本試験は受けなかった、試験放棄をした人の割合」です。
乙3の挫折率は、例年「4%」と低く、申し込んだ人のほとんどが受験していることがわかります。
ちなみに、乙4の挫折率は「11%弱」で、甲種のそれは、「14%強」となっています。
乙3の挫折率が低い理由は、「乙種3類の独学」でも述べていますが、やはり、「性消1科目」だからでしょう。
危険物取扱者の乙種には、試験免除制度があり、乙種の何がし(ほとんどは乙4)があれば、試験科目のうち、「法令」と「物化」が免除され、試験は「性消」の10問だけとなる次第です。
性消10問分の試験勉強は、おおむね、2週間から3週間あれば、消化できますから、穏当に、本試験に間に合う→試験放棄少なし、ってな具合かと思われます。
次は、試験放棄者のお布施額です。
お布施とは、「試験を放棄した人数に、受験料をかけた数字」です。
乙3は、おおむね毎年600人が試験を放棄しています。
乙3の受験料は「4,500円」ですので、1年につき「270万円」が、お布施されていることになります。
お布施はほどほどに。
乙3の勉強方法や、独学での進め方は「乙種3類の独学」をばご参考ください。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには「チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版」を…、
過去問には、「乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験」でそろえれば、鉄壁です。(本書は毎年版が改まるので、必ず『年度』を確かめてください。)
高合格率ですが、難化傾向にある今は、テキストに過去問を追加するほうが無難です。
危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
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