危険物取扱者 乙種1類(乙1)の公式過去問のアーカイブ。H29年度版の第27問目の解説。第27問は、水消火を問う問題です。ド定番論点です。必ず正解しましょう。なお、語群には、見慣れない危険物もありますが、これは敵の「目くらまし」です。受かる受験生なら、間違いなく取る問題です。
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本問のレベルは「やさしい」です。
1類危険物のド定番論点です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
第1類危険物は、そのほとんどが「水消火」です。
しかし、アルカリ金属の『過酸化物』系統のものは、水と反応して酸素を放出するため、「水消火」ができません。
つまり、水で火災を消そうとすればするほど、酸素が発生してよく燃えるという次第で、配偶者への嫌がらせには最適ですが、防災上、全く不適切です。
語群をみると、先の『過酸化物』に該当するのは、「過酸化ナトリウム」となります。
「水消火」可能です。
よって、「水消火は適切」です。
なお、当該「過マンガン酸カリウム」は、1類危険物では珍しく有色の危険物です。「濃い赤紫色」をした結晶です。
「水消火」可能です。
よって、「水消火は適切」です。
なお、当該「臭素酸カリウム」ですが、珍しい特徴があります。
それは、『冷水にはわずかしか溶けない。温水にはよく溶ける』です。
1類危険物の大半は水に溶けるので、目立つ特徴です。よく出るので憶えておきましょう。
先述したように、『過酸化』系統の危険物は、「水消火」ができません。
よって、「水消火は不適切」です。
「水消火」可能です。
よって、「水消火は適切」です。
マイナーな1類危険物です。テキストに乗ってない人は、「グーグル検索:塩素化イソシアヌル酸」を参考をば。消毒液のようです。
「水消火」可能です。
よって、「水消火は適切」です。
なお、当該「二酸化鉛」ですが、1類危険物では数少ない有色の危険物で、「黒褐色」の粉末です。よく出ます。
んで、二酸化鉛は、「水、エタノールに溶けない」ので、併せて憶えておきましょう。これも出ます。なぜなら、大半の1類危険物は水に溶けるからです。
「水消火」可能です。
よって、「水消火は適切」です。
いいですか、「過“酸化”」系統は、水消火がダメです。しかし、当該「過“塩素化”」は、水消火です。
ケアレスミスで、ころっと間違えるので、注意してください。
本問は、「適切でないものはいくつか?」の問題です。
「適切でないもの」は、「過酸化ナトリウム」1つしかありません。んなもんで、選択肢1が正解となります。
正解:1
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:類別の性状・・・基本中の基本。「やさしい」。
27問:1類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。当然。
28問:1類の消火方法・・・「ふつう」。
29問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。基本問題。
30問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。
31問:1類の性状・・・「やさしい」。絶対取れる。
32問:塩素酸カリウム・・・「やさしい」。
33問:硝酸アンモニウム・・・「やさしい」。取れる問題。
34問:過酸化ナトリウム・・・「やさしい」。
35問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙1の独学」をお読みください。
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