第27問は、1類の貯蔵取扱を問う問題です。常識的に考えれば、解ける問題です。深く考えないで解答しましょう。本試験でも、時折、こういうストレートな問題が出ます。
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本問のレベルは「やさしい」です。
難しく考えると、足をすくわれます。落ち着いて、常識を働かせて解答します。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「加熱・衝撃・摩擦を避ける」云々ですが、常識的に考えて、その通りです。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢2の「容器の破損、危険物の漏れに注意」うんぬんですが、常識的に考えて、その通りです。
『危険物』なのですから、このような取り扱いをすべきでしょう。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢3の「容器は密栓しないで、通気のための孔のある栓をする」云々ですが、常識的に考えれば、誤りだとわかるはずです。
第1類のみならず、大半の危険物は、蒸気等が外に漏れないよう「密栓」して貯蔵します。
従って、本選択肢は「×」で、本問の正解となります。
なお、本選択肢のように、「容器は密栓しないで、通気のための孔のある栓をする」に近い規定があるのは、「第5類のメチルエチルケトンパーオキサイド:通気性のあるふた」と、「第6類の過酸化水素:通気性のある栓」くらいとなっています。
この2つは、第5類、第6類では頻出なので、受験予定の人は押えておきましょう。
選択肢4の「有機物や酸などと接触しない」ですが、まさに、その通りです。
「第1類」の危険物は、有機物や酸と接触すると、発火・爆発する危険があるからです。
まあ、1類の危険物に限らず、『危険物』と名の付くものなら、有機物や酸といっしょにしていいものは、ごく少数です。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢5の「熱源や火気から離して貯蔵」ですが、常識的に考えても、その通りです。
第1類危険物は「不燃性」ですが、加熱されると酸素を放出し、火災の危険性が増します。んなもんで、本選択肢のような処置は正しい、といった次第です。
従って、本選択肢は「○」です。
本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。
「×」なのは、選択肢の3です。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:類別の性状・・・基本中の基本。「やさしい」。
27問:1類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。当然。
28問:1類の消火方法・・・「ふつう」。
29問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。基本問題。
30問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。
31問:1類の性状・・・「やさしい」。絶対取れる。
32問:塩素酸カリウム・・・「やさしい」。
33問:硝酸アンモニウム・・・「やさしい」。取れる問題。
34問:過酸化ナトリウム・・・「やさしい」。
35問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙1の独学」をお読みください。
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