第31問は、第3類の危険物でおなじみの黄りんを問う問題です。基礎・基本ばかりですので、必ずできるようになっておきます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やさしい」です。
選択肢のすべてをチェックしておきましょう。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「空気中では、酸化熱が蓄積し、自然発火する」云々ですが、まさに黄りんの性質のままです。
黄りんは酸化しやすく、しかも、発火点が「34~44度」と低いため、自然発火しやすい危険物です。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢2の「発火点が低い」云々ですが、先に見たように、発火点は「34~44度」と低いです。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢3の「融点が低い」云々ですが、そのとおりです。
黄りんの融点は「44度」なので、火災の際は、即、融けて液状となり、火災が広がります。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢4の「毒性はほとんどない」ですが、んなーこたないです。
黄りんは猛毒物質で、服用後数時間で死亡します。ちなみに、「毒物」です。
従って、本選択肢は「×」で、本問の正解となります。
なお、無毒なのは、第2類危険物の「赤りん」です。間違えないようにしてください。
黄りんの「黄(おう)」を「き」と読み替えて、「“き”けんな黄りん」くらいに憶えるとよいでしょう。
選択肢5の「淡黄色のろう状の固体」云々ですが、その通りです。
なお、黄りんは、ニラに似た不快臭がします。
従って、本選択肢は「○」です。
本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。
「×」なのは、選択肢4です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:燃焼性・・・基本問題。「やさしい」。
27問:消火方法・・・「やさしい」。
28問:保護液貯蔵・・・「やさしい」。基本問題。
29問:ナトリウム・・・「やさしい」。
30問:貯蔵方法・・・「やさしい」。
31問:黄りん・・・「やさしい」。
32問:リン化カルシウム・・・「やさしい」。解けなくはない。
33問:黄リン等共通性状・・・「やや難」。
34問:カリウム性状・・・「ふつう」。取れる問題。
35問:トリクロロシラン・・・「ふつう」。取れる問題。
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興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙3の独学」をお読みください。
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