基本的な知識で解ける選択肢は、確実に判別しましょう。小難しい選択肢があるので、できるだけ選択肢を絞って、最終解答を下してください。
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本問のレベルは「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
あまり問われない論点があり、解答に悩むはずです。
今後、こういう出題があっても大丈夫なように、テキストをチェックしておきましょう。
まずもって、「トリエチルアルミニウム」ですが、これは、「アルキルアルミニウム」の1つです。
そのほかに、「ジエチルアルミニウムクロライド」や「エチルアルミニウムジクロライド」、「エチルアルミニウムセスキクロライド」などがあります。
これらは、ガチ暗記は無用ですが、「アルキルアルミニウム」だと、把握が付くようになっておきましょう。
選択肢1の「固体である。」ですが、誤った記述です。
黄リン、ナトリウムは、固体です。
しかし、「トリエチルアルミニウム」、すなわち「アルキルアルミニウム」は、液体です。
よって、共通した性状ではありません。
選択肢2の「潮解性がある」ですが、誤った記述です。
黄リン、トリエチルアルミニウム(アルキルアルミニウム)ですが、潮解性がありません。
よって、共通した性状ではありません。
まあ、トリエチルアルミニウム(アルキルアルミニウム)は、もとより液体です。
また、次の選択肢3で見るように、黄リンは「水中保存」するので、この点でも、誤りと判断できるかと思います。
選択肢3の「禁水性物質である。」ですが、誤った記述です。
これは、基本問題です。
「黄リン」ですが、これは、「水中保存」します。
んなもんで、「黄リン」は、禁水性物質ではありません。(黄りんは、自然発火性のみの性状です。)
よって、共通した性状ではありません。
なお、「ナトリウム」と「トリエチルアルミニウム(アルキルアルミニウム)」は、水と触れると発火するので、「禁水性」です。
選択肢4の「可燃性物質である」ですが、正しい記述です。
黄リン、ナトリウム、トリエチルアルミニウム(アルキルアルミニウム)ですが、これらは、燃えます。
よって、共通する性状となります。
なお、燃えないもの(不燃性のもの)は、「リン化カルシウム」や「炭化カルシウム」などがあります。
乙3危険物の「燃える・燃えない」は、頻出論点なので、キッチリ押えておきましょう。
選択肢5の「有機金属化合物である」ですが、誤った記述です。
有機金属化合物ですが、これに分類されるのは、「ジエチル亜鉛」だけです。
黄リン、ナトリウム、トリエチルアルミニウム(アルキルアルミニウム)には、共通しません。
なお、乙3では、“危険物の数が多くない”ためか、問題作りに手間取るのでしょう。
本問のように、具体的な危険物の名称を問わず、有機金属化合物のような『分類名』が問われることがあります。
ガチ暗記は無用ですが、テキストでチェックだけはしておきましょう。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:燃焼性・・・基本問題。「やさしい」。
27問:消火方法・・・「やさしい」。
28問:保護液貯蔵・・・「やさしい」。基本問題。
29問:ナトリウム・・・「やさしい」。
30問:貯蔵方法・・・「やさしい」。
31問:黄りん・・・「やさしい」。
32問:リン化カルシウム・・・「やさしい」。解けなくはない。
33問:黄リン等共通性状・・・「やや難」。
34問:カリウム性状・・・「ふつう」。取れる問題。
35問:トリクロロシラン・・・「ふつう」。取れる問題。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙3の独学」をお読みください。
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