旧第26問は、1類の消火を問う問題です。どの選択肢も基礎・基本事項なので、全部マルッと憶えておきます。受かる受験生なら、間違いなく取る問題です。本問は、アーカイブ問題(差し替えによって削除された問題)です。
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本問のレベルは「やさしい」です。
テキストと過去問を繰り返していたら、穏当に解けるはずです。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「アルカリ金属およびアルカリ土類金属の過酸化物を除き、大量の水で消火する」ですが、まさにその通りです。
従って、本選択肢は「○」です。
第1類危険物の火災は、原則として「注水消火」です。
しかし、本選択肢の言うように、例外として、「過酸化カリウム」「過酸化ナトリウム」「過酸化カルシウム」「過酸化マグネシウム」「過酸化バリウム」は、「注水消火」をしません。
これら「過酸化」一族は、水と反応して、熱と酸素を放出するからです。
「過酸化」一族は、乾燥砂をかけるなどして、窒息消火します。
第1類は、「原則:水で、例外:過酸化系は水ダメ、砂。」と暗記しておきましょう。よくよく出ます。
選択肢2の「アルカリ金属の酸化物は、乾燥砂で覆って火災を抑制」うんぬんですが、選択肢1で見たように、この通りです。
「過酸化カリウム」「過酸化ナトリウム」「過酸化カルシウム」「過酸化マグネシウム」「過酸化バリウム」は「乾燥砂」等による「窒息消火」です。水はダメです。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢3の「爆発のおそれがあるので、消火作業は遮蔽物の背後から行なう」ですが、少し考えてしまいます。
第1類には、確かに、爆発性があります。火薬の原料である硝酸カリウムなどを思い浮かべれば、「遮蔽物の背後から消火作業」は、穏当といえます。
従って、本選択肢は「○」です。
まあ、テキストには載っていないので、本選択肢は判別できなくてもいいでしょう。
選択肢4の「二酸化炭素消化剤で窒息消火する」ですが、よく考えてみたら、誤りとわかるはずです。
第1類危険物の多くは、火災の際、酸素を放出します。
ですから、いくら二酸化炭素消化剤を放出しても、火災が続く限り、酸素が出まくっていますから、二酸化炭素消化剤では追いつかない、従って、有効ではない、といった次第です。
本選択肢は「×」で、本問の正解となります。
選択肢5の「刺激性、毒性、腐食性のガスが発生するおそれあり。身体防護措置を」うんぬんですが、おなじみの「臭素酸ナトリウム」を思い出せたら、解けます。
当該「臭素酸ナトリウム」は、火災時に刺激があって有毒な「臭化水素」を放出します。
第1類には、こうした火災時に危険な危険物がある、ってな塩梅です。
選択肢の表現は「おそれがある」で、厳密な表現になっていません。
穏当に、本選択肢は「○」と考えればいいでしょう。
本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。
選択肢3と選択肢5が悩ましいですが、圧倒的に選択肢4が間違っています。
んなもんで、「×」は、選択肢の4です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:類別の性状・・・基本中の基本。「やさしい」。
27問:1類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。当然。
28問:1類の消火方法・・・「ふつう」。
29問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。基本問題。
30問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。
31問:1類の性状・・・「やさしい」。絶対取れる。
32問:塩素酸カリウム・・・「やさしい」。
33問:硝酸アンモニウム・・・「やさしい」。取れる問題。
34問:過酸化ナトリウム・・・「やさしい」。
35問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙1の独学」をお読みください。
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