第27問は、6類に共通する貯蔵と取扱を問う問題です。どれも基礎・基本ばかりです。勉強して来た受験生なら、まず、取れる問題です。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やさしい」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「皮膚を保護して取り扱う」云々ですが、その通りです。
第6類危険物は、腐食性があるため、皮膚や粘膜を侵します。
従って、本選択肢は「○」となります。
設問2の「通風のよい場所で取り扱う」云々ですが、その通りです。
選択肢は、危険物の穏当な取扱いです。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢3の「酸化されやすい物品と同一場所で貯蔵しない」云々ですが、その通りです。
第6類危険物は、強力な酸化剤です。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢4の「冷暗所で保存」云々ですが、その通りです。
特に、「硝酸」は、熱や光で容易に分解してしまいます。(二酸化窒素と酸素が発生。)
選択肢の「冷暗所」は、第6類危険物の正しい貯蔵です。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢5の「容器で貯蔵するときは通気孔の設けてある容器」云々ですが、これは誤りです。
問題文は、「第6類危険物のすべてに共通する貯蔵・取扱方法」を問うています。
選択肢の言うような、「通気孔の設けてある容器」で貯蔵するのは、第6類危険物のうち、「過酸化水素」だけです。
他の第6類危険物は、「密栓して保管」となっています。
従って、本選択肢は「×」となり、本問の答えとなります。
本問は、「誤っているものはどれ?」の問題です。
誤っているのは、5のみです。従って、選択肢5が正解です。
正解:5
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:類別の性状・・・基本中の基本問題。「やさしい」。
27問:6類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。
28問:硝酸の貯蔵取扱・・・「ふつう」。
29問:6類の性状・・・「やさしい」。基本問題。
30問:過塩素酸・・・「やさしい」。
31問:6類の共通性状・・・「やさしい」。
32問:硝酸の性状・・・「やさしい」。
33問:硝酸・・・「やさしい」。解けなくはない。
34問:三フッ化臭素・・・「やさしい」。取れる問題。
35問:過酸化水素・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
危険物取扱者試験は、難化傾向にあるので、「テキスト+過去問」の2冊体制で臨むのが最も無難です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙6の独学」をお読みください。
★みんなとシェアする