第29問は、おなじみの第2類危険物(可燃性固体)のうち、金属粉を問う問題です。アルミニウムやマグネシウムの基本論点です。必ず点を取りたいところです。
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本問のレベルは「やさしい」です。
オーソドックスな問題なので、全部の選択肢を正確に判別できるようになっておきましょう。全部、出ます。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「機器の摩擦や熱により、発火のおそれ」云々ですが、その通りです。
金属粉は着火しやすいので、常識的に考えれば、判別できます。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢2の「金属粉の粒径が大きいものほど発火しやすい」ですが、事態は逆です。
「金属粉の粒径が小さいものほど、空気と混じりやすいので、発火しやすい」であります。
従って、本選択肢は「×」となり、本問の正解となります。
選択肢3の「着火しやすく、いったん着火すると激しく燃える」云々ですが、その通りです。
従って、本選択肢は「○」となります。
また、乾燥した金属粉は着火しやすい(燃えやすい)ことも、併せて憶えておきましょう。
ときおり、ニュースで、金属加工の工場の火災が報道されます。金属火災の場合、激しく燃える上、水で消火できない(可燃物である水素が発生する)ため、火災が長期化することがあります。
配偶者の憎しみの炎も、長期化することがありますが、貴金属かカバンで速やかに鎮火します。試してみてください。
選択肢4の「堆積した金属粉が舞い上がると、粉塵爆発のおそれあり」うんぬんですが、その通りです。
反対に言うと、「粉塵爆発の危険があるから、金属粉は危ない」という塩梅です。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢5の「ダクト内に溜まった金属粉が水分と反応し、爆発のおそれ」云々ですが、その通りです。
ダクトとは、一口で言えば、「管」のことです。
参考:ダクト‐グーグル画像検索
金属粉は、水と接触すると、水素が発生します。当該水素が連鎖的に燃えて爆発、ってな次第です。
従って、本選択肢は「○」となります。
本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。
「×」なのは、選択肢の2です。
正解:2
一概には言えませんが、わたしの実感するところから。
『本試験では、解答の番号が、連続することがある』ってな感じがします。
つまり、解答番号が連続するという塩梅で、たとえば、解答が「3」ばっかりになる、といった次第です。
本例題でも、「2」という同じ番号の解答が続いています。
同じ数が連続すると、なんとも言えない「不安」が沸き起こります。(えーこんなに連続する?!)ってな塩梅です。
しかし、先述したように、危険物取扱者試験では、時折、解答番号の連続があります。“常にあるわけじゃない”ですが、“あることにはある”のです。
本試験では、解答番号が連続しても、自分の答えに自信を持って、マークしてください。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
インデックス・・・「ふつう」。
26問:類ごとの性状・・・「ふつう」。
27問:水消火・・・「やさしい」。
28問:性状・・・「やさしい」。基本。
29問:金属粉・・・「やさしい」。
30問:硫化リンの貯蔵、取扱い・・・「ふつう」。
31問:硫黄・・・「やさしい」。
32問:五硫化リン・・・「やさしい」。解けなくはない。
33問:燃焼時有害・・・「やさしい」。取れる問題。
34問:アルミニウム粉・・・「やさしい」。取れる問題。
35問:赤リン・・・「ふつう」。
旧24問(H29):性状類別・・・基本問題。「やさしい」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
危険物取扱者試験は、難化傾向にあるので、「テキスト+過去問」の2冊体制で臨むのが最も無難です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙2の独学」をお読みください。
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