乙6公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第34問は、第6類危険物でおなじみの「三フッ化臭素」を問う問題です。基礎・基本事項で構成された問題です。テキストと過去問をしっかり解いた受験生なら、穏当に正解できるはずです。

34問‐三フッ化臭素

 

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難易度コメント+こたえ

 本問のレベルは「やさしい」です。

 基礎・基本的な知識で取れます。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

選択肢1

 選択肢1の「空気中で木材、紙などと接触すると発熱反応」云々ですが、その通りです。

 三フッ化臭素は、有機物と接触すると、激しく分解して発熱します。

 従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢2

 選択肢2の「水と激しく反応」云々ですが、その通りです。

 なお、三フッ化臭素は、水と接触すると、猛毒で腐食性のある「フッ化水素(HF)」を生成します。

 従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢3

 選択肢3の「多くの金属と激しく反応する」云々ですが、その通りです。

 三フッ化臭素は反応性に富み、ほとんどすべての金属や非金属と反応して、フッ化物を作ります。

 従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢4

 選択肢4の「常温では液体」云々ですが、その通りです。

 第6類危険物は、ご存じのように「酸化性液体」です。

 従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢5

 選択肢5の「それ自体は爆発性」云々ですが、これは、誤りです。

 三フッ化臭素は反応性に富むだけで、それ自体が爆発するものではありません。

 従って、本選択肢は「×」で、本問の正解となります。

まとめ

 本問は、「誤っているものはどれ?」の問題です。

 明らかに選択肢5が間違っています。従って、選択肢5が正解です。

 正解:5

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過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

乙種6類

 インデックス

 26問:類別の性状・・・基本中の基本問題。「やさしい」。

 27問:6類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。

 28問:硝酸の貯蔵取扱・・・「ふつう」。

 29問:6類の性状・・・「やさしい」。基本問題。

 30問:過塩素酸・・・「やさしい」。

 31問:6類の共通性状・・・「やさしい」。

 32問:硝酸の性状・・・「やさしい」。

 33問:硝酸・・・「やさしい」。解けなくはない。

 34問:三フッ化臭素・・・「やさしい」。取れる問題。

 35問:過酸化水素・・・「ふつう」。

乙6アーカイブ

 旧32問(R5):アラカルト

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 試験科目個々の勉強方法は、「乙6の独学」をお読みください。

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