乙５公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　第28問は、おなじみの危険物「過酸化ベンゾイル」の貯蔵・取り扱いを問う問題です。選択肢の大半は、過酸化ベンゾイルのド定番事項です。間違えても、復習だけはキッチリしておきましょう。

28問‐過酸化ベンゾイル

　

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難易度コメント＋こたえ

　本問のレベルは「やさしい」です。

　どれも基本事項なので、全部判別ができるようになっておきましょう。

　本問の答えは、「こちら（番号のみ）」です。

選択肢１

　選択肢１の「日光により分解、直射日光を避ける」うんぬんですが、その通りです。

　過酸化ベンゾイルは、「光」によって分解するので、当然、日光も避けて貯蔵します。基本は、密栓して冷暗所に貯蔵します。

　従って、本選択肢は「○」となります。

　本選択肢の「過酸化ベンゾイル、光ダメ」は、本当によく出るので丸暗記です。

　「光あるところで、便ダメ」ってか？

選択肢２

　選択肢２の「水と徐々に反応して酸素を発生するので、乾燥状態に」うんぬんですが、思いっきり間違えています。真逆です。

　市販の過酸化ベンゾイルは、爆発予防のため、水で湿らせて、純度を下げています。

　過酸化ベンゾイルは、乾燥がド危険という塩梅です。テキストには、「空気の乾燥した日には取り扱わない」とあるはずです。

　従って、本選択肢は「×」となり、本問の正解となります。

選択肢３

　選択肢３の「衝撃に対し敏感で、爆発しやすい」ですが、その通りです。

　過酸化ベンゾイルは、第5類危険物の筆頭ですから、最も危険です。衝撃や摩擦に敏感で、爆発的に分解する可能性があります。

　従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢４

　選択肢４の「火気厳禁」云々ですが、その通りです。

　過酸化ベンゾイルは、強力な酸化作用があるので、火気があると爆発的に燃焼します。

　従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢５

　選択肢５の「加熱すると分解し爆発する。加熱を避ける」云々ですが、その通りです。

　過酸化ベンゾイルを融点以上に加熱すると、有毒な白煙を上げて激しく分解し、爆発的に燃焼します。

　加熱は避けて当然です。

　従って、本選択肢は「○」となります。

まとめ

　本問は、「誤りはどれか？」の問題です。

　「×」は、選択肢２です。従って、選択肢２が正解です。

　正解：２

　次の問題へ。

過去問その他の問題

　本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

　通勤・通学中にどうぞ。

乙種5類

　５類例題 インデックス

　26問：類別の性状・・・「ふつう」。

　27問：共通消火方法・・・「やさしい」。

　28問：過酸化ベンゾイル・・・「やさしい」。基本問題。

　29問：５類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。

　30問：過酢酸・・・「ふつう」。

　31問：５類の性状・・・「やさしい」。

　32問：有機化過酸化物・・・「やさしい」。解けなくはない。

　33問：ニトロセルロース・・・「やさしい」。取れる。

　34問：ジアゾジニトロフェノール・・・「やさしい」。取れる。

　35問：性状当て・・・「ふつう」。

独学向け教材

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　興味のある方は、「危険物取扱者：ブログ記事」をばご参考ください。

　試験科目個々の勉強方法は、「乙５の独学」をお読みください。

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