乙6公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第31問は、第6類危険物の個々の性質を問う、アラカルトな問題です。本問には、テキストに載っていない難しい選択肢、判別しにくい選択肢がありますが、正解には基礎・基本の知識で到達できます。テキストと過去問を繰り返した受験生なら、正解できます。

31問‐アラカルト

 

 本問のレベルは「やさしい」です。

 難儀な選択肢がありますが、それでも、正解はできます。

 本試験にて、難しい選択肢に遭遇したら、深追いは避けて、とりあえずは、すべての選択肢を解いてみてください。

 他に、やさしい選択肢があることが多々です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

選択肢1

 選択肢1の「五フッ化臭素・・・水と反応してフッ化水素」云々ですが、その通りです。

 五フッ化臭素は、水と接触すると激しく反応し、猛毒で腐食性のある「フッ化水素(HF)」を生成します。

 従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢2

 選択肢2の「過塩素酸・・・金属によっては反応して過塩素酸塩をつくる」云々ですが、文系には厳しい問題です。

 本選択肢は、難問の類です。

 とりあえず、「?」としておきます。

 なお、本問は、消去法で、選択肢5が誤りとわかるので、過塩素酸は、ある金属と反応して過塩素酸塩を作ることになります。

選択肢3

 選択肢3の「過酸化水素・・・還元剤として働くことがある」云々ですが、その通りです。

 過酸化水素は強い酸化剤ですが、自身より強い酸化剤には、還元剤として作用します。

 たとえば、過酸化水素が、「過マンガン酸カリウム」のような強力な酸化剤と反応すると、過酸化水素が酸化されます。

 従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢4

 選択肢4の「三フッ化臭素・・・水と反応して酸素発生」云々ですが、文系には厳しい問題です。

 テキストには、三フッ化臭素が水と反応すると、先の五フッ化臭素同様に、猛毒で腐食性のある「フッ化水素(HF)」を生成する、とはありますが、酸素が発生とまでは明記されていません。

 本選択肢は、難問の類です。

 とりあえず、「?」としておきます。

 なお、WIKIで「三フッ化臭素」を調べてみましたが、やはり、明記されていませんでした。

 なお、本問は、消去法で、選択肢5が誤りとわかるので、三フッ化臭素は、水と反応して酸素を発生をすることになります。

選択肢5

 選択肢5の「濃硝酸・・・鉄と反応して激しく水素を発生」云々ですが、これは、誤りです。

 鉄やアルミニウム、ニッケルは、希硝酸と反応して、水素を発生します。

 しかし、本選択肢のように、濃硝酸だと、表面に緻密な酸化物の被膜ができて、不動態の状態になってしまいます。

 つまり、反応しなくなります。

 従って、本選択肢は「×」で、本問の正解となります。

 ところで、「希硫酸」と「濃硫酸」は1文字違いで、おっちょこちょいな受験生を刈るには十分な戦力があります。

 本選択肢の「不動態」は、引っかけ問題としても出せるので、しっかり押えておきましょう。

まとめ

 本問は、「誤っているものはどれ?」の問題です。

 選択肢の2と4が「?」で微妙ですが、明らかに選択肢5が間違っています。

 従って、選択肢5が正解です。

 正解:5

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過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

乙種6類

 26問:類別の性状・・・基本中の基本問題。「やさしい」。

 27問:6類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。

 28問:6類の性状・・・「やさしい」。基本問題。

 29問:火災予防・消火方法・・・「やさしい」。

 30問:過塩素酸・・・「やさしい」。

 31問:アラカルト・・・「やさしい」。

 32問:硝酸・・・「やさしい」。解けなくはない。

 33問:三フッ化臭素・・・「やさしい」。取れる問題。

 34問:過酸化水素・・・「ふつう」。

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 興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。

 試験科目個々の勉強方法は、「乙6の独学」をお読みください。

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