第31問は、第2類危険物(可燃性固体)のうち、おなじみの硫黄を問う問題です。本問の選択肢は、本試験でもよく出る、基礎・基本ばかりなので、必ず点を取りたいところです。間違えたらしっかり復習です。
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本問のレベルは「やさしい」です。
テキストと過去問を繰り返した人なら、まず解けます。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「黄色の固体または粉末」云々ですが、その通りです。
危険物の色は、ド頻出の論点です。必ず押えておきましょう。
その名のとおり、「硫“黄”」は「“黄”色」です。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢2の「腐卵臭を有している」ですが、硫黄は「無臭・無味」です。
従って、本選択肢は「×」となり、本問の正解となります。
硫黄で注意すべきは、燃えると生じる「二酸化硫黄(亜硫酸ガス:SO2)」には、「刺激臭」があるところです。
硫黄そのものは、「無臭」ですが、燃えると「刺激臭」です。
おそらく出題者は、このあたりの混同を、突いてきたように思われます。
なお、本問の言う「腐卵臭」は、「硫化水素」の臭いです。
硫化りんが水と接触すると、有毒で可燃性の当該「硫化水素」が発生します。
選択肢3の「高温で多くの金属と反応して、硫化物を作る」云々ですが、その通りです。
従って、本選択肢は「○」となります。
また、高温では、金属のみならず、非金属とも反応します。おなじみの「二硫化炭素(CS2)」先生を思い出してみてください。
選択肢4の「電気の不良導体である」うんぬんですが、その通りです。
硫黄は金属じゃないんで、不導体てな感じで、押さえておけばいいんじゃないでしょうか。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢5の「燃焼すると二酸化硫黄が発生」云々ですが、その通りです。
硫黄は燃えると、腐食性のある「二酸化硫黄(亜硫酸ガス:SO2)」が生じます。
従って、本選択肢は「○」となります。
本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。
「×」なのは、選択肢の2です。
正解:2
一概には言えませんが、わたしの実感するところから。
『本試験では、解答の番号が、連続することがある』ってな感じがします。
つまり、解答番号が連続するという塩梅で、たとえば、解答が「3」ばっかりになる、といった次第です。
本例題でも、「2」という同じ番号の解答が続いています。
同じ数が連続すると、なんとも言えない「不安」が沸き起こります。(えーこんなに連続する?!)ってな塩梅です。
しかし、先述したように、危険物取扱者試験では、時折、解答番号の連続があります。“常にあるわけじゃない”ですが、“あることにはある”のです。
本試験では、解答番号が連続しても、自分の答えに自信を持って、マークしてください。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
インデックス・・・「ふつう」。
26問:類ごとの性状・・・「ふつう」。
27問:水消火・・・「やさしい」。
28問:性状・・・「やさしい」。基本。
29問:金属粉・・・「やさしい」。
30問:硫化リンの貯蔵、取扱い・・・「ふつう」。
31問:硫黄・・・「やさしい」。
32問:五硫化リン・・・「やさしい」。解けなくはない。
33問:燃焼時有害・・・「やさしい」。取れる問題。
34問:アルミニウム粉・・・「やさしい」。取れる問題。
35問:赤リン・・・「ふつう」。
旧24問(H29):性状類別・・・基本問題。「やさしい」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
危険物取扱者試験は、難化傾向にあるので、「テキスト+過去問」の2冊体制で臨むのが最も無難です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙2の独学」をお読みください。
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