第27問は、おなじみの第3類の危険物に共通する消火方法を問う問題です。基礎・基本ばかりですので、必ずできるようになっておきます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やさしい」です。
第3類の危険物が、「何性」の危険物なのかに思い至れば、解けます。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「噴霧注水」云々ですが、第3類の危険物は、「禁水性物質」であります。
いくら霧状でも、水はダメです。
従って、本選択肢は「×」となります。
選択肢2の「二酸化炭素消化剤」云々ですが、第3類の危険物のなかには、二酸化炭素と反応するものがあり、不適当となっています。
従って、本選択肢は「×」となります。
選択肢3の「泡消化剤を放射」云々ですが、先述したように、第3類の危険物は、「禁水性物質」であります。
泡消化剤も、水系の消化剤です。
従って、本選択肢は「×」となります。
選択肢4の「乾燥砂で覆う」云々ですが、乾燥砂は、禁水性・自然発火性物質の両方に有効な消火用具です。
従って、本選択肢は「○」となり、本問の答えとなります。
なお、第3類危険物には、本選択肢の乾燥砂以外に、膨張ひる石、膨張真珠岩が使用可能です。
選択肢5の「ハロゲン化物消化剤」云々ですが、還元性の強いもの、たとえば、カリウムやナトリウムなどが反応してしまうため、不適当です。
従って、本選択肢は「×」となります。
本問は、「正しいものはどれか?」の問題です。
「○」なのは、選択肢4です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:燃焼性・・・基本問題。「やさしい」。
27問:消火方法・・・「やさしい」。
28問:保護液貯蔵・・・「やさしい」。基本問題。
29問:ナトリウム・・・「やさしい」。
30問:貯蔵方法・・・「やさしい」。
31問:黄りん・・・「やさしい」。
32問:リン化カルシウム・・・「やさしい」。解けなくはない。
33問:黄リン等共通性状・・・「やや難」。
34問:カリウム性状・・・「ふつう」。取れる問題。
35問:トリクロロシラン・・・「ふつう」。取れる問題。
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試験科目個々の勉強方法は、「乙3の独学」をお読みください。
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