第29問は、おなじみの第3類の危険物のナトリウムの消火方法を問う問題です。基礎・基本ばかりですので、必ずできるようになっておきます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やさしい」です。
ナトリウムが、「何性」の危険物なのかに思い到れば、解けます。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
設問Aの「乾燥砂で覆う」云々ですが、ナトリウム火災に乾燥砂は使えます。
なお、当該乾燥砂は、第3類危険物のすべてに使用可能です。
従って、設問Aは「○」となります。
この時点で、設問Aが含まれていない、選択肢3、4、5が消えます。
設問Bの「ハロゲン化物消火剤を放射する」ですが、ナトリウムは、ハロゲン元素と強く反応するので、不適当です。
従って、設問Bは「×」となります。
この時点で、設問Bの含まれている選択肢1が消え、答えは、残る選択肢の2と相なります。
設問Cの「泡消火剤を放射する。」ですが、泡消化剤は水系であり、禁水性のナトリウムとの相性は最悪です。
従って、設問Bは「×」となります。
設問Dの「二酸化炭素消火剤を放射する。」ですが、ナトリウムと二酸化炭素は少々相性が悪いのです。
というのも、ナトリウムが水と反応して生じる「水酸化ナトリウム」が、二酸化炭素を吸収してしまうからです。
従って、本選択肢は「×」となります。
設問Eの「膨張ひる石(バーミキュライト)で覆う」云々ですが、正しいです。
膨張ひる石は、先の乾燥砂同様、第3類危険物のすべての消火に使えます。
本問は、「正しい組み合わせはどれか?」の問題です。
「○」なのは、設問AとEで、選択肢は2です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:燃焼性・・・基本問題。「やさしい」。
27問:消火方法・・・「やさしい」。
28問:保護液貯蔵・・・「やさしい」。基本問題。
29問:ナトリウム・・・「やさしい」。
30問:貯蔵方法・・・「やさしい」。
31問:黄りん・・・「やさしい」。
32問:リン化カルシウム・・・「やさしい」。解けなくはない。
33問:黄リン等共通性状・・・「やや難」。
34問:カリウム性状・・・「ふつう」。取れる問題。
35問:トリクロロシラン・・・「ふつう」。取れる問題。
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試験科目個々の勉強方法は、「乙3の独学」をお読みください。
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