第33問は、硝酸アンモニウムを問う問題です。硝酸アンモニウムの基本的な性質を問うています。硝酸アンモニウムの基礎・基本事項なので、全部マルッと憶えておきます。受かる受験生なら、間違いなく取る問題です。
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本問のレベルは「やさしい」です。
テキストと過去問を繰り返していたら、穏当に解けるはずです。
どの選択肢も判別できるようになっておきましょう。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「無色または白色の結晶」うんぬんですが、まさにその通りです。
第1類の危険物は、おおむね、「無色」か「白色」で、「有色」は数えるくらいしかありません。
従って、本選択肢は「○」です。
選択肢2の「刺激臭がある」云々ですが、硝酸アンモニウムに刺激臭はありません。
本選択肢は「×」で、本問の正解となります。
なお、第1類危険物の多くは無臭です。
有臭なのは、「亜塩素酸ナトリウムの刺激臭」と「次亜塩素酸カルシウムの塩素臭」くらいとなっています。
乙1危険物の「臭い」論点は、上記2つの危険物だけ、憶えておけばいいでしょう。
ところで、硝酸アンモニウムですが、自動車のエアバッグを膨らませるガス発生剤として使われています。
最近の危険物取扱者試験では、「用途問題」が出るようになっているので、念のため、押さえておきます。
選択肢3の「水によく溶ける」云々ですが、その通りです。
従って、本選択肢は「○」です。
硝酸アンモニウムは、水によく溶けます。
といいますか、第1類危険物の多くは、水に溶けます。反対に、「水に溶けない」もののほうが少数です。
テキストを横断してまとめておきましょう。
ちなみに、「水に溶けない」のは、「二酸化鉛」で、これは、エタノールにも溶けません。
んで、「過酸化カリウム」と「臭素酸カリウム」は、「温水には溶けるが、冷水には溶けにくい」です。
ほいで、「過塩素酸カリウム」は、「水に溶けにくい」です。
ところで、話は飛びますが、過酸化カリウムなど過酸化一族は、「水との接触は厳禁」です。
以上、水がらみの論点でした。
選択肢4の「加熱により分解し、有毒のガスを発生」うんぬんですが、硝酸アンモニウムには、そのとおりの危険性があります。
硝酸アンモニウムを加熱すると、有毒な「亜酸化窒素」を生成します。
従って、本選択肢は「○」です。
なお、亜酸化窒素ですが、wikiによると、「吸入すると陶酔効果があることから笑気ガス(しょうきガス、英: laughing gas)とも呼ばれる。医薬品医療機器法に基づく指定薬物」と述べられています。
参考:亜酸化窒素
選択肢5の「潮解性がある」云々ですが、そのとおりです。
従って、本選択肢は「○」です。
第1類危険物には、「潮解性」のあるものがあります。
たとえば、「塩素酸ナトリウム」「塩素酸アンモニウム」「過塩素酸ナトリウム」「過酸化カリウム」「硝酸ナトリウム」「硝酸アンモニウム」「過マンガン酸ナトリウム」「三酸化クロム」などです。
おさらいのため、各自、テキストで確認しておいてください。なお、テキストによって記載内容にバラつきがあるので、そのあたりはアレしてください。まあ、ざっくりでOKです。
当該潮解性の有無も、頻出論点なので、押さえておきましょう。
本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。
「誤っているもの」は、選択肢の2です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:類別の性状・・・基本中の基本。「やさしい」。
27問:1類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。当然。
28問:1類の消火方法・・・「ふつう」。
29問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。基本問題。
30問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。
31問:1類の性状・・・「やさしい」。絶対取れる。
32問:塩素酸カリウム・・・「やさしい」。
33問:硝酸アンモニウム・・・「やさしい」。取れる問題。
34問:過酸化ナトリウム・・・「やさしい」。
35問:亜塩素酸ナトリウム・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
危険物取扱者試験は、難化傾向にあるので、「テキスト+過去問」の2冊体制で臨むのが最も無難です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙1の独学」をお読みください。
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