乙5公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 旧34問は、おなじみジアゾジニトロフェノールの性状を問う問題です。どの選択肢も、基礎基本で、ド定番です。ほとんどの受験生は取ってくるので、間違えた人はしっかり復習しておきます。本問は、アーカイブ問題(差し替えによって削除された問題)です。

旧34問‐ジアゾジニトロフェノール

 

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難易度コメント+こたえ

 本問のレベルは「やさしい」です。

 基本事項で解けます。

 なお、この問題には出ていませんが、ジアゾジニトロフェノールは、「水またはアルコールとの混合液に貯蔵する」がド定番なので、おさらいしておきましょう。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

選択肢1

 選択肢1の「黄色の粉末」うんぬんですが、その通りです。

 ジアゾジニトロフェノールは、「黄色~黄紅色」の粉末です。

 従って、本選択肢は「○」となります。

 なお、第5類危険物の多くは、無色か白色ですので、ジアゾジニトロフェノールのように、有色な危険物は狙われやすいです。

 第5類危険物を勉強する際は、他類の倍は「色」に注意してください。

選択肢2

 選択肢2の「光によって変色」うんぬんですが、その通りです。

 ジアゾジニトロフェノールは、日光により、褐色に変色します。

 従って、本選択肢は「○」となります。

 「変色」は、他にあまり見られない特色なので、出題者は狙い撃ちしてくるところです。油断せず、押えておきましょう。

選択肢3

 選択肢3の「水より重い」云々ですが、その通りです。ジアゾジニトロフェノールは水より重いです。

 ジアゾジニトロフェノールに限らず、第5類危険物そのものが、水より重い性質があります。

 従って、本選択肢は「○」となります。

選択肢4

 選択肢4の「加熱により融解して安定化」云々ですが、常識的に考えて、誤りだとわかります。

 第5類危険物は「火気厳禁」の危険物です。ジアゾジニトロフェノールを加熱すると、案の定、爆発的に燃焼します。

 加熱すると、安定化するどころか、火災の原因になりかねません。

 従って、本選択肢は「×」となり、本問の正解となります。

選択肢5

 選択肢5の「摩擦・衝撃で爆発」ですが、そのとおりの記述です。

 ジアゾジニトロフェノールに限らず、第5類危険物は、摩擦や衝撃に敏感で、爆発する可能性があります。

 従って、本選択肢は「○」となります。

まとめ

 本問は、「誤りはどれか?」の問題です。

 明らかに間違いなのは、選択肢4です。従って、選択肢4が正解です。

 正解:4

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過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

乙種5類

 5類例題 インデックス

 26問:類別の性状・・・「ふつう」。

 27問:共通消火方法・・・「やさしい」。

 28問:過酸化ベンゾイル・・・「やさしい」。基本問題。

 29問:5類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。

 30問:過酢酸・・・「ふつう」。

 31問:5類の性状・・・「やさしい」。

 32問:有機化過酸化物・・・「やさしい」。解けなくはない。

 33問:ニトロセルロース・・・「やさしい」。取れる。

 34問:過酸化ベンゾイル・・・「ふつう」。

 35問:性状当て・・・「ふつう」。

 旧34問(R6):ジアゾジニトロフェノール

 旧26問(R3):類別の性状

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 試験科目個々の勉強方法は、「乙5の独学」をお読みください。

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