第33問は、おなじみニトロセルロースの性状を問う問題です。どの選択肢も、基礎基本で、ド定番です。ほとんどの受験生は取ってくるので、間違えた人はしっかり復習しておきます。
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本問のレベルは「やさしい」です。
基本事項で解けます。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「日光の直射で分解し、自然発火」うんぬんですが、その通りです。
ニトロセルロースは、直射日光や加熱により、分解が促進される性質があります。
「ニトロセルロース、日光ダメ」は、ド定番なのでド暗記です。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢2の「含有窒素量の多いほど危険になる」うんぬんですが、その通りです。
窒素量が13%前後のものを「強綿薬」と、12.75%~10%のものを「弱綿薬」と、10%以下のものを「脆綿薬」といいます。
「強綿薬」は無煙火薬に、「弱綿薬」はダイナマイトやラッカーなどに、「脆綿薬」はセルロイドなどに使われます。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢3の「エタノールや水に溶けやすい」云々ですが、これは明らかに間違いです。
ニトロセルロースは、乾燥状態が危険なため、水やアルコールを含ませて、湿綿状態で貯蔵します。
もし、本選択肢のように、ニトロセルロースが水やアルコールに溶けてしまうと、上記のような「湿綿貯蔵」が不可能になってしまいます。
従って、本選択肢は「×」で、本問の正解となります。
そもそも、ニトロセルロースは、水に溶けません。
選択肢4の「燃焼が極めて速い」云々ですが、その通りです。
第5類危険物は、「燃焼速度が速くて、爆発的に燃える」特徴があります。
従って、本選択肢は「○」となります。
選択肢5の「乾燥状態で貯蔵すると危険」ですが、そのとおりの記述です。自然発火するからです。
先述したように、ニトロセルロースは水やアルコールを含ませて、湿綿状態で貯蔵します。
従って、本選択肢は「○」となります。
本問は、「誤りはどれか?」の問題です。
明らかに間違いなのは、選択肢3です。従って、選択肢3が正解です。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
26問:類別の性状・・・「ふつう」。
27問:共通消火方法・・・「やさしい」。
28問:過酸化ベンゾイル・・・「やさしい」。基本問題。
29問:5類の貯蔵取扱・・・「やさしい」。
30問:過酢酸・・・「ふつう」。
31問:5類の性状・・・「やさしい」。
32問:有機化過酸化物・・・「やさしい」。解けなくはない。
33問:ニトロセルロース・・・「やさしい」。取れる。
34問:過酸化ベンゾイル・・・「ふつう」。
35問:性状当て・・・「ふつう」。
「教材レビュー」にて詳細に述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストは、文系でも大丈夫な「 チャレンジライセンス 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を…、
過去問は「 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
…利用します。
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危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
試験科目個々の勉強方法は、「乙5の独学」をお読みください。
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