シクロピロクスオラミンは、「皮膚に用いる薬」の「抗真菌成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「シクロピロクスオラミン
皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。」
…と、相なります。
ご存じのように、「シクロピロクスオラミン」は、「皮膚に用いる薬」の「抗真菌成分」に登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】ラマストン液 16mL
」などがあります。
当該成分は、ごく稀にしか出ません。出題される都道府県も少数です。優先順位は「ふつう」です。
当該成分は…、
① シクロピロクスオラミンは、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「シクロピロクスオラミンは、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える」ですが、誤りです。
シクロピロクスオラミンは、「皮膚糸状菌の細胞膜に作用し、増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げる」ことで、菌の増殖を抑えます。
よって、①は、「×」となります。
なお、「患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える」のは、「ウンデシレン酸」や「ウンデシレン酸亜鉛」です。
先述したように、あまり試験には出ません。
受験予定の都道府県のPDFを調べてみて、「出す県」ならやりますが、そうでないなら、「捨て問」か「後回し」でよいでしょう。
それか、「メンドクサイ成分は、行きの電車の中でやる‐登録販売者」でも述べていますが、本試験当日の消化事項として、うっちゃておけばよいかと思います。
さて、当該成分の抗真菌成分ですが、憶え方などを「みずむしの抗真菌成分(シクロピロクスオラミン、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、ピロールニトリン、トルナフタート、エキサラミド)の憶え方 」にまとめています。
“まとめてドン”で憶えてしまいましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】ラマストン液 16mL
」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「外皮用薬」の「抗真菌成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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