登録販売者 不合格者対策

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者に落ちた人向けの再受験の手引き(不合格者対策)。「やってはいけない」ことや「チェックポイント」を列挙し、不合格の原因調査を行う。また、再受験時の教材の買い替えを述べる。

登録販売者に落ちたときに読むページ

 登録販売者ですが、基本的に、ちゃんと勉強すれば受かる試験です。

 逆を言えば、「不合格」とは、ちゃんとやれてないだけの話です。

 以下に述べる注意事項やチェックポイントを元に、次こそは、リベンジを果たしてください。

 なお、独学全般については、メインページたる「登録販売者の独学」の方も、一読願います。

インデックス

  1. 医薬品重視で
  2. やってはいけない
  3. チェックポイント1‐落とした科目は?
  4. チェックポイント2‐学習計画を立てる
  5. チェックポイント3‐勉強した?
  6. 教材の買い替えについて
  7. 各種勉強リンク

医薬品重視で

 不合格となる原因に、「医薬品の勉強不足」が目立ちます。

 こう言うとアレですが、「医薬品」ができるなら、残りの科目が少々アレでも、何とか合格できてしまうのです。

 知り合いに、仕事が忙しくてあまり勉強できなかった人がいたのですが、持病や介護等で、「医薬品」の知識が豊富にあったので、本当にギリギリで合格できた、と言っていました。

 さもありなん、と思います。

 すべての試験科目に、均等に時間を割く必要は、全くありません。

 まずもって、「医薬品」に尽力してください。

 「医薬品」ができていると、合格の可能性は、格段にアップしますが、その逆はなくて、他の科目ができても「医薬品」ができてないと、落ちます。

 「医薬品」の知識は、合格後の実務でも必要となるし、日常生活でも実に役立ちます。

 再受験においては、とにかく、「医薬品」に尽力しましょう。

 なお、「医薬品」は得意な人は、とても有利な状況です。後述するように、ダメだった科目に集中すれば、まず合格できるはずです。

やってはいけない・べからず集

 メインページの「登録販売者の独学」にも述べていますが、追加的に、不合格になる「ダメ勉強」を見ていきます。

 まずもって、「合格基準を理解していない勉強」です。

 登録販売者には、科目ごとに4割(3.5割)の足切り点があることを失念している人が、“やっぱり”、おられます。

 「医薬品」や「適正使用」、「法規」が難化している昨今、絶対に、足切り点の存在を、意識せねばなりません。

 苦手科目を、“極力”作らないようにしてください。

 次に、「テキスト偏重ダメ」です。

 テキストを読むのも大事ですが、それだけでは、実力は、いうほど、伸びません。

 どっちかと言うと、「問題演習」の方が、実力が伸びます。実戦力も、身に付きます。

 ご飯→おかずといった感じに、「テキスト→問題集→テキスト→問題集」と、両教材をバランスよくやることが大事です。

 ところで、勘違いされている方もおられるですが、テキストを完璧にマスターしてから問題集に進む、のではありません。

 テキストの読み込みが多少浅くても、果敢に問題集に臨んでください。

 最後に、最もダメなのが「あやふや・あいまい・中途半端な勉強」です。

 あやふやでボンヤリした10の知識より、正確な1つの知識のほうが、“断然”点数が取れます。

 1つ1つを、正確に、確実に、憶えていってください。

チェックポイント1‐落とした科目は?

 落ちた年度の試験問題が手元にあり、問題ごとの正誤をメモしているなど、自己採点のできる方は、まずもって、どの科目ができなかったかを調べてください。

 試験問題など、もうとっくに昔に捨てているなど、自己採点のできない方は、どの科目が解けなかったかを、思い出してください。

 再受験の際は、その“ダメだった科目”に、2~3か月以上を充て、それだけに“集中”して取り組みましょう。

 対して、できた科目・点数の取れた科目は、多少、放置して構いません。

 できる科目は、やっぱりできるので、後からいくらでも挽回可能です。

 再勉強は、「ダメ科目」の徹底攻略から、です。

チェックポイント2‐学習計画を!

 登録販売者試験に落ちる理由の1つに、「本試験に間に合わない」があります。

 間に合わなくなった理由に、「学習計画」の不備があります。

 闇雲にテキストを開いて、問題集を解いて、疲れたら止める・時間が来たら止めるという勉強では、何がどのくらい進んでいるのか・遅れているのかすら、わからなくなります。

 再受験の際は、泥縄式に勉強しないで、まず、「学習計画」を立てましょう。

 緻密なものでなくていいです。

 配偶者の献立のように、てきとーでいいので、“いつまでに、何を済ませるか”を、明確にして、勉強するようにしましょう。

 そこそこ長い試験勉強です。

 とりあえず、「中間目標」を立てましょう。

 たとえば、『遅れがちになる「医薬品」は、〇月の〇週には終わらせる!』くらいの文言でOKです。それを目に付くカレンダーに書くだけでOKです。

 「中間目標」は、励みとなり、張り合いとなり、中だるみを防ぎます。

 再受験は、ざっくりの「学習計画」を立てることから、手を付けてください。

チェックポイント3‐勉強した?

 登録販売者試験ですが、不合格のうち、最たる原因は、「勉強不足」です。

 登録販売者は、40~50%の合格率があるとはいえ、やることをやっておかないと、本当に受からなくなっています。

 「登録販売者の独学」でも述べていますが、「テキスト精読3回、過去問題集3回、PDF過去問直近3回」くらいに勉強していれば、まずもって試験に通ります。

 なお、苦手な科目のある方も、おられるかと思います。

 登録販売者試験は、「暗記と記憶」の試験であり、やることは、試験科目で大きな「差」がありません。

 よって、医薬品だろうが法規だろうが、やればやるほど、憶えれば憶えるほど、点が伸びます。

 先も述べましたが、問題をドンドン解いて、「数」を稼いでみてください。

 登録販売者は、同じような問題が多いので、解説や解き方を憶えると、ドンドコと解ける問題が増えていきます。

 また、問題ですが、「全ブロック 試験問題 科目別」などでも、「数」を稼げます。

 苦手科目でも、徹底して問題演習をすれば、おおむね7~8割は、取れるようになります。

 理解云々より、問題を解いた「数」が物を言うのが登録販売者試験です。

 再勉強の際は、「数」を念頭に、勉強していってください。

 ちなみに、わたしは、「医薬品」の問題は、5回くらい、繰り返し何度も解いていました。

 

教材の買い替えについて

 テキストは、手引きの改正が“あった”ときは、「買い替え」が原則となります。

 対して、手引きの改正が“ない”年度なら、古いテキストを使い続ければよい、と相なります。

 ただ、改正のボリュームがそんなに「ない」ときは、別段、同じテキストを使い続けても構いません。

 たとえば、令和5年度の改正は、250文字程度の加筆が1ヶ所だけだったので、このくらいの改正なら、テキストへの加筆等で間に合います。

 参考:令和5年度 手引き改正について

 次に、過去問なり問題集なりですが、基本的には、テキストと同じです。

 大きな改正があったときは、その改正が反映されたものに「買い替え」ましょう。

 というのも、既存の問題集の問題を修正するのは、実に手間だからです。

 改正のあった問題を探して修正するなど、手間の極致です。お金でそんな手間を省く方が絶対に賢明です。

 ほんで、です。改正がそんなにないなら、問題集も、「買い替え無用」です。

補足‐教材の相性問題について

 基本的に、登録販売者試験は、試験が試験だけに、市販されている教材に大差はありません。

 テキストは、「手引き」を読みやすいよう編集しただけですし、問題集は、過去問をまとめたくらいです。

 よって、相性問題は、そう生じないです。

 しかし、“絶対にない”とは言えません。

 買ったテキストなり問題集が、何とも使いにくい、イライラする、読みにくいとかであれば、買い替えを推奨します。

 相性の悪いのは、配偶者だけで十分です。

 テキスト・問題集に、我慢をしながら勉強するなんて、愚かです。

 お金で解決できます。大きな本屋や通販等で、自分に合いそうなものに、買い替えましょう。

各種勉強リンク

 勉強に関するページですが、「登録販売者の独学」のリンク集にまとめています。

 くだらない語呂合わせがあるので、試験勉強の合間や細切れ時間などで、活用してください。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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