はじめての登録販売者試験‐初心者向けガイダンス

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 知っておくべき試験情報のまとめ。基本的に、「ガチ文系試験」であり、「紙の試験、紙上の試験勉強」となる。出題傾向、独学の可否、試験の特徴、試験科目について、特に、午前試験と午後試験について述べる。実施は都道府県だが、大元は国で、受験料も「差」あり。併願受験は可、理想受験は不可。リンク集の登録販売者試験を理解するページも、併せて掲載。

インデックス

  1. ガチ文系試験
  2. 紙の試験、紙上の試験勉強
  3. 本試験の出題について
  4. 独学の可否について
  5. 試験の特徴
  6. 試験科目について
  7. 午前試験と午後試験
  8. 実施は都道府県。大元は国。
  9. 受験料も「差」あり。
  10. 併願受験は可
  11. 理想受験は不可
  12. 登録販売者試験を理解するページ(リンク集)

ガチ文系試験

 登録販売者ですが、「薬」を扱うので、一見すると、理系資格と思いがちです。

 しかし、試験そのものは、「ガチ文系」の資格です。

 まずもって、本試験に、数式や化学式の類は、一切、出てきません。

 たとえば、消毒薬のところで、「オキシドール(過酸化水素水)」が出ますが、その化学式「H2O2」は、一切問われることがありません。

 本試験の問題は、99%が「知識問題」であり、ガチの「暗記と記憶」の試験となっています。

 過去問や問題集では、たとえば…、

 

 …というような問題を、“数限りなく”解くことになります。

 なお、先の例題の答えは、「5」です。

 一般用医薬品では、「イソプロピルアンチピリン」が、唯一のピリン系解熱鎮痛成分となっています。

紙の試験、紙上の試験勉強

 結論から言うと、本試験は、完全なペーパーテストで、「紙の試験」です。

 登録販売者は、「薬」を扱う資格なので、「実技試験」等がありそうですが、全くありません。

 よって、本試験では、「薬」の実物を、一切取り扱いません。

 先に見たように、本試験は、マークシート形式の「紙の試験」です。

 本試験が「紙」のため、試験勉強も、応じて、「紙」となります。

 登録販売者の試験勉強は、その99%が「紙上の勉強」となります。

 よって、通勤・通学といった「細切れ時間」で、多くの論点を消化することができます。

 机の前のまとまった時間が持てないという人でも、勉強の機会は、数多くあると言えます。

独学向け教材

 独学で使うべき教材は、「登録販売者 教材レビュー」で詳細に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集 」と…、

 「超重要 登録販売者 過去問題集」の…、

 …2つを使えば、支障は無いはずです。(わたしもこれらを使いました。)

本試験の出題について

 本試験で問われることは、ほぼ100%、テキストから出題されます。

 言うなれば、「テキスト」以外のところから出題されない、といった塩梅で、テキスト以外の参考書や資料を買う必要はありません。

 「登録販売者の独学」でも述べていますが、登録販売者の試験勉強は、「テキスト」と「過去問題集」と、各都道府県ごとの「PDF過去問」で、進めていくことになります。

 なお、ときおり、テキストに載ってないことが試験に出ることがありますが、ごくわずかであり、合否に直接影響を及ぼすことはありません。

 また、「テキスト」ですが、これは、厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」が元になっています。

 当該手引きでも、勉強できないわけではないですが、実に、ツマラナイうえに、読むのに骨が折れます。

 よって、読みやすくて勉強しやすい、市販テキストを使うのが一般的であり、効率的です。

 登録販売者は、後述しているように、1万超の受験料なので、テキスト代をケチらない方が賢明です。

独学の可否について

 登録販売者試験ですが、独学でも、十分に取れる資格となっています。

 先に述べたように、登録販売者は、「暗記と記憶」の試験です。

 本試験問題は、「テキスト」の内容を問うものがほとんどであり、“憶えていさえすれば、点が取れる”ものばかりです。

 よって、難易度は、「難しくはない」です。

 やることさえやっていれば、点が取れるからです。

 わたしは、薬について全く知らなかったガチ文系ですが、2~3ヶ月の試験勉強で、100点以上取れて、合格できました。

 こんな次第で、登録販売者試験は、前提知識ゼロでも、テキストと過去問さえ消化すれば、“到ってふつう”に独学合格が可能、といった寸法です。

試験の特徴

 登録販売者試験の特徴として、「都道府県によって、合格基準点と足切り点が異なる」が挙げられます。

 足切り点ですが、各科目ごとに設けられており、「35%」と「40%」のところがあります。

 んで、合格基準点ですが、「65%」と「70%」のところがあります。

 よって、各自で、受験予定地の公式にて、足切り点と合格基準とを、チェックする必要があります。

試験科目について

 登録販売者の試験科目は、「5つ」あります。

 「基本知識」「人体」「医薬品」「法規」「適正使用」の5つです。

 一番厄介なのは、「医薬品」。

 次いで、「適正使用」「人体」「法規」が難しく、一番気楽なのは、「基本知識」となります。

 各科目の優先順位や詳細については、登録販売者の独学」を、一読願います。

午前試験と午後試験

 登録販売者試験は、「午前試験」と「午後試験」の2回に分けて行なわれます。

 それぞれ、「60問」が出題され、全体(午前・午後)で「120問」を解くことになります。

 当該「午前試験」と「午後試験」ですが、試験科目の振り分けは、「都道府県」によって異なります。

 ある県では、午前に「基礎知識」と「医薬品」が問われるのですが、その他の県では、午前に「基本知識」「人体」「法令」になったりします。

 注意して欲しいのは、「医薬品」が、午前か午後のどっちにあるか、です。

 本試験は、本当に「医薬品」が厄介なので、当該科目が午前か午後のどちらにあるかを、正確に把握しておかねばなりません。

 一番の負担となる「医薬品」が、午前にあるか午後にあるかで、精神的な“きつさ”が違います。

 各自、受験予定地の「午前と午後」を、確認しておいてください。

 なお、試験時間は、午前試験・午後試験ともに、「120分」です。まあ、実際は、ほぼ余ります。

実施は都道府県。大元は国。

 登録販売者試験の試験問題は、厚生労働省が公開している「試験問題作成に関する手引き」から作られます。

 「厚生労働省 登録販売者」などで検索すれば、該当ページに辿り着けます。

 んで、各都道府県の試験担当者は、当該手引きを参考に、試験問題を作成することになります。

 このように、「大元」が一緒なので、試験問題は、都道府県によって多少は異なりますが、それでも、全体的なレベルは、“平均化”されているように思われます。

 しかし、最近の試験では、“独自性”が、色濃く出てきています。

 たとえば、東京都の令和1年試験では、「適正使用」の問題傾向が大きく変わり、他の都道府県とは一線を画した出題となっています。

 参考:登録販売者 東京都 令和1年度試験

 当該独自問題の出題が、他の都道府県に伝播するかどうかは不明ですが、少なくとも、受験予定地の公式で公開されている「PDF過去問」は、解いておく必要性が“かなり”あります。

受験料も「差」あり。

 登録販売者の受験料は、おおむね「13,000円」強です。

 しかし、都道府県によって、受験料は異なります。

 わたしの受けた大阪府では「13,000円」でしたが、北海道では「18,100円」となっています。

 いざ申込というときに戸惑わないように、受験予定地の都道府県のホームページで、金額を確認しておいてください。

 なお、受験の願書はPDFでダウンロードできますが、申込は簡易速達等で送ることになるので、その分の切手代を見ておかねばなりません。

 また、受験料の支払いは、都道府県の“証紙”で支払います。

 証紙の購入が結構手間なので、受験の申し込みは、“早め早め”が賢明です。

併願受験は可

 登録販売者試験は、先に見たように、「都道府県」ごとに実施されます。

 本試験は、おおむね「8月から12月」にかけて行われます。

 そして、登録販売者試験は、受験資格に「居住地」や「住所地」の縛りがないので、どこの県の試験でも受けることができます。

 つまり、「併願受験」は、可能というわけです。

 たとえば、「北海道」と「福岡」の両県に申し込んで、受験することは可能、といった寸法です。

 このように、「越境受験」を踏まえれば、1年でいくつも試験が受けられる、という塩梅です。(日程上、10箇所くらい受けられます。)

 仕事の関係で、どうしても登録販売者の資格が必要な人は、当該併願受験で試験に臨むとよいでしょう。

 なお、本試験の日時は、“例年同じ時期”なので、情報は古いですが、「資料:平成29年度(2017年度) 登録販売者 都道府県別試験日」を参考に、受験計画を練ってみてください。

理想受験は不可

 さて、「併願受験」は可能ですが、しかしながら、「受験生にとって理想の受験」は、不可能です。

 受験料が無駄ならないのは「ある県を受験して不合格なら、他県の試験に申し込んで、再度受験する」ことですが、これは、不可能となっています。

 というのも、「合格発表の前に、試験の申し込みが締め切られる」ためです。

 一番早く試験が行われるのは、北海道・東北圏の「8月」です。そして、一番遅いのが九州圏の「12月」です。

 しかし、北海道・東北圏の合格発表は「10月初旬」なのですが、一足先に、九州圏では「9月の中旬」に申し込みが締め切られるのです。

 こうした日程上の“調整”のため、「理想的な受験」は不可、という塩梅です。

 こんな次第で、「ダメだったら別の県を受ければいいや」ができなくなっています。

登録販売者試験を理解するページ

 登録販売者試験については、以下のリンク先も参考にしてください。

 ・登録販売者の合格率

 ・登録販売者の難易度

 ・登録販売者の勉強時間

 ・登録販売者 合格体験記

 ・登録販売者 合格証書

 ・登録販売者の 資格ガイド

 試験について、最低限度の試験情報は集まると思います。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者:語呂合わせ」などがある「登録販売者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

 なお、試験勉強の詳細や医薬品の勉強については「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者の教材レビュー」を参考をば。

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