令和4年度の手引き改正により、削除されています。もう、試験には出ませんが、以下の記事は、アーカイブとして保存しております。マーキュロクロムは、「皮膚に用いる薬」の「殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
令和4年度の手引き改正により、当該成分は、手引きから削除されています。
もう試験には出ないので、憶えないようにしてください!
以下は、記録的・アーカイブ的なものとして、参考にしてください。
ご存じのように、「マーキュロクロム」は、「皮膚に用いる薬」の「殺菌消毒成分」に登場します。
市販薬には、「 【第2類医薬品】マーキュロクロム液 50mL 」などがあります。
当該成分は、ときおり試験に顔を見せます。優先順位は「高い」です。
当該成分は…、
① マーキュロクロムは、有機クロムの一種であるが、皮膚浸透性が低く、通常の使用においてクロム中毒を生じることはない。
② マーキュロクロムは、殺菌作用が増加するので、ヨードチンキと併用しても支障はない。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「マーキュロクロムは、有機クロムの一種であるが、皮膚浸透性が低く、通常の使用においてクロム中毒を生じることはない」ですが、これは、一種のひっかけです。
マーキュロクロムは、有機“水銀”の一種です。
問題では、「有機クロム」となっています。ここが誤りです。
よって、①は、「×」となります。
陰湿な出題者は、名称に「マーキュロ“クロム”」と「クロム」が使われていることから、「有機クロム」などと、受験生がついウッカリしそうな問題を繰り出してきます。
始めて見た受験生の大半は間違えるでしょう。わたしも、過去問演習時には、間違えました。
向こうの手口に引っかからないように、心構えを作っていきましょう。ウンザリする配偶者と同じで「慣れ」が大事です。
なお、本問の後半部分は、合っています。
マーキュロクロムは、皮膚浸透性が低いです。
マーキュロクロムは、有機水銀の一種ですが、通常の使用で水銀中毒を生じることはありません。
まあ、水銀中毒になるものが、医薬品として市販されるわけがありません。
②の「マーキュロクロムは、殺菌作用が増加するので、ヨードチンキと併用しても支障はない」ですが、固有論点なので、必ず押えておきます。
マーキュロクロムは、ヨードチンキと併用すると、殺菌作用が低下します。
先に挙げた市販薬にも、「4.ヨードチンキと同時に使用しないこと。」との注意書きがなされています。
マーキュロクロムとヨードチンキの併用は、「支障あり」です。
よって、②は、「×」となります。
殺菌消毒成分のド頻出論点は、「何に効いて、何に効かないか?」です。
マーキュロクロムは、一般細菌類の一部に効果があります。
対して、真菌類、結核菌、ウイルスには効果がありません。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第2類医薬品】マーキュロクロム液 50mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「殺菌消毒成分」の他の成分へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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