登録販売者の合格率について、全国平均は、おおむね「45%」くらい。都道府県によって合格率に差があるが、気にする必要はない。やるべきことさえやれば受かる。
結論から言うと、登録販売者の全国平均合格率は、例年「40~50%」を推移しています。
そこそこ高い数字ですが、「登録販売者の独学」でも述べていますが、決して、「勉強しなくても受かる」わけではないので、注意してください。
勉強しないと、まず受からない試験ですので、高い合格率に、惑わされないでください。でないと、受験料13,000円強が吹っ飛びます。
令和3年度の登録販売者試験の合格率は、全国平均で、「49.3%」でした。
全国の総計で、受験生は「61,070人」で、合格者は「30,082人」でした。
ちなみに、昨年の合格率は、「41.5%」でした。
よって、「+7.8ポイント」と、激増していることになります。
ちなみに、R2は「41.5%」で、R1は「43.4%」で、H30は「41.3%」で、H29は「43.5%」で、H28は「43.7%」で、H27は「45.9%」でした。
令和2年度の登録販売者試験の合格率は、全国平均で、「41.5%」でした。
全国の総計で、受験生は「52,959人」で、合格者は「21,953人」でした。
令和1年度の登録販売者試験の合格率は、全国平均で、「43.4%」でした。
全国の総計で、受験生は「65,288人」で、合格者は「28,328人」でした。
受験生の数ですが、H28は「53,369人」で、H29は「61,126人」で、H30は「65,433人」と、年々増加していました。
しかし、R1にて、「65,288人」と、初めて、「減少」しています。
そして、翌R2ですが、コロナインフルエンザの影響があり、「52,959人」と大減少しました。「▲12,329」人です。
コロナインフルエンザが収まりつつあるR3では、「61,070人」となりました。プラス8,111人と、大幅に増加しました。
ごぞんじのように、登録販売者試験は、都道府県単位で実施されており…、
R3の最低の合格率は、「秋田県」の「32.7%」で…、
R3の最高の合格率は、「山口県」の「68.8%」でした。
数字的に、「36ポイント」近い差が生じています。
都道府県ごとの合格率は、それぞれのホームページで公表されています。
「登録販売者 ○○県 合格率」などで、検索を掛けてみてください。該当ページに辿り着けます。
なお、都道府県によっては、合格率を公表していない(忘れている?)ところも、あるかもしれません。
もし、受験地のホームページで合格率が未掲載なら、厚生労働省で公表されているので、こっちを利用します。
後述するように、いうほど重要な数字ではありませんが、気になる人は、目を通しておいてください。
合格率は、都道府県によって、「差」が明白に見られます。
しかし、合格率に「差」があるからといっても、試験問題に大差はありません。
最高の合格率だからといって、問題がカンタンなわけでもないし、最低だからといって、その問題が極端にむずかしいわけではないのです。
登録販売者試験の難易度は、各都道府県で、平準化されるよう、調整されています。
もちろん、各都道府県の「傾向」というものはありますが、キッチリ勉強した受験生なら、どの都道府県でも、合格できるようになっています。
「○○県だから有利」というわけではありません。
んで、どの都道府県でも、勉強していない限り、受からないのは変わりないので、注意してください。
確かに、都道府県ごとに、または、地方ブロックごとに、「固有の出題」があります。
たとえば、「○○ブロック」では、「法規」で難しい問題が出るとか、「医薬品」で○○が出る・出ないといった、傾向は確かにあります。
しかし、そういう「独自問題」や「難問・奇問」は、ごく少数で限られており、試験問題の大半は、全国共通の定番問題・頻出問題で占められています。
このため、きちんと勉強した受験生なら、難問・奇問の類を全て落としても、合格点は取れる“作り”になっています。
どの県の試験問題も“似たり寄ったり”であり、反対に、試験問題のレベルに大きな差が生じないように、『調整』が入っていると見受けられます。
ある県だけ難しく、ある県だけやさしいということは、ほとんどありません。(一時期は、東京都の「適正使用」が実に難しかったのですが、最近では、平均的な出題となっています。)
んなもんで、「試験問題の都道府県の差」は、そう気にする必要はありません。
登録販売者は、やることさえやれば受かります。つまり、テキストを2~3回精読して、過去問題集を2~3回繰り返し、公式のPDF過去問を1~2回やっておけば、どの都道府県でも、合格できるはずです。
目先の数字に拘泥せず、「やること」の消化に、尽力してください。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者:語呂合わせ」などがある「登録販売者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
なお、試験勉強の詳細や医薬品の勉強については「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者の教材レビュー」を参考をば。
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