登録販売者の独学‐1発合格の勉強方法と傾向と対策

【告知】2019年度の受験生へ

 後述していますが、2019年度(平成31年度・令和元年)は、「手引き」の改定はありません。よって、「平成30年度改定に対応」などとなっているテキストが最新版となります。

 また、これも、後述していますが、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の試験は、「関西広域連合」となっています。

 試験主催者が変わる県もあるので、念のため、受験予定地のHPを確認しておきましょう。

 んでは、本編に入ります。

ひとくち登録販売者

 登録販売者は「薬」を扱うので、理系っぽい資格ですが、実のところ、「ガチ文系」の資格です。

 登録販売者に、数式や化学式の類は、一切、出てきません。とにかく、「暗記と記憶」の試験となっています。

 ここが同系の危険物取扱者や毒物劇物取扱者と大きく異なるところで、文系・理系ともども、ガチンコの「暗記の記憶」に苦しむことになります。(サンプル問題は後述。

 んで、本試験の問題ですが、ほぼ100%近くテキストから出題され、難易度は過去問レベルです。やったことがストレートに影響する試験と言えます。

 わたしは、薬について全く知らなかった文系ですが、2~3ヶ月の試験勉強で、100点近く取れて、合格できました。

 

 なお、使用した教材は、「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集」や「超重要 登録販売者 過去問題集」です。

 こんな次第で、知識ゼロの「文系ド素人」でも、やることさえやれば、“ふつう”に独学合格は可能、といった寸法です。

 とはいえ、登録販売者は、科目別足切りなど、『個性』の強い試験です。やり方を間違えると、配偶者並の煮え湯を飲まされ、不合格一直線となる危うい資格でもあります。

 以下に、独学で「知っておくべき」ことや「やってはいけない」こと、進め方・ポイントを述べているので、独学で行こうと思いの方は、参考にしてみてください。

 また、登録販売者の最新事情を、たとえば、「8月試験は“予想以上に”キツイと思うべし」などを、ブログに挙げています。「登録販売者の投稿記事 」を参考にしてみてください。

インデックス

  1. 知っておくべき
  2. やってはいけない
  3. 試験科目・難易度・勉強時間
  4. 独学向け教材
  5. 傾向と対策
  6. 勉強方法
  7. 独学序盤
  8. 独学中盤
  9. 独学終盤
  10. わたしの「医薬品」の勉強
  11. 語呂・憶え方等リンク

受験生が知っておくべき試験情報

 登録販売者の独学にあたり、全受験生が知っておくべき試験情報は、以下の…、

  1. 教材の購入時期
  2. 優先順位
  3. 足切り点

 …3点です。

 まず、「教材の購入時期」ですが、購入に当たっては、改定の当否を必ず確認してください。

 というのも、毎年「4月1日」に、テキストの元ネタである「手引き」の“改定”が明らかになるからです。

 改定がないなら、現在、売られているテキストが最新版なので、それを購入します。

 2019年度(平成31年度・令和元年)は、「手引き」の改定はないので、よって、「平成30年度改定に対応」となっているテキストが最新版となります。

 対して、改定があった場合は、「5~6月」あたりに買います。

 というのも、当該改定に応じて、テキストの「新版」が製作されるからで、「新版」は「5~6月」あたりに販売されるのが常です。

 慌てて買うと、旧版を掴んで買い直す羽目に陥ります。少なくとも、「4月」の改定の有無を知ってから、教材購入に至ってください。

 参考:登録販売者 教材レビュー

 なお、改定については、「登録販売者の手引きの「改定」の傾向と対策」も一読ください。

 次に、「優先順位」ですが、試験科目の全部をがんばる必要はありません。

 5つある試験科目のうち、優先すべきものと、そうでないものが“明白”にあります。

 詳細は「試験科目の優先順位」にまとめているので、必ず、目を通して、試験勉強のウエイトを変えてください。

 最後に、「足切り点」です。

 登録販売者試験には、“試験科目ごとに”、“3.5割か4割”の足切り点が設定されています。

 よって、1科目でも苦手なものがあると、当該「足切り点」に引っかかって、全体で合格点の「7割」を取っているのに落ちることになります。

 登録販売者の独学では、「捨て科目」ができないので、満遍なく、勉強してください。

やってはいけないダメ勉強

 登録販売者の独学にあたり、不合格者に共通する「ダメ勉強」を挙げておきます。以下の…、

  1. テキストを写す勉強。
  2. ノートを作る勉強。
  3. テキストを何冊も使う勉強。

 …を、“やらない”だけで、合格が近づきます。

 まず、やってはいけない筆頭は、御年配のお姐様に多い「テキストを丸々写す勉強」です。

 テキストを書写しても、頭には入りません。壮大な手間なのに、効果は薄いので、絶対にやらないでください。その時間を、そっくり問題演習に割いてください。

 次に多いのが、「ノートを作る勉強」です。ぶっちゃけ、ノートを作っただけで、勉強した気になる人がいます。そうじゃありません。

 基本的に、テキストはある程度まとまっています。ノート・メモの類は、テキストの余白に書き込みましょう。

 んで、ノート・メモは、何回も間違う論点、すぐ忘れる論点、わからない論点に絞って、作るようにします。

 ちなみに、わたしは、細切れ時間の活用のために、暗記メモは作りましたが、ノートは一切、作りませんでした。

 さて、最後の「テキストを何冊も使う勉強」ですが、テキストの元ネタは、厚生労働省が公開している「手引き」のため、どの出版社のテキストも、“似たり寄ったり”で大差はなく、数冊使う意味はありません。お金の無駄です。1冊に絞って勉強してください。

 「教材レビュー」で紹介するテキスト「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集」の1冊で、十分に受かります。

 登録販売者の独学では、先に3点に、くれぐれも注意してください。落ちる人は、だいたい、そうやっていました。

試験科目・難易度・勉強時間

 登録販売者の試験科目は、「5科目」で…、

  • 主な医薬品とその作用(通称:医薬品)‐40問
  • 人体の働きと医薬品(通称:人体)‐20問
  • 薬事関係法規・制度(通称:法規)‐20問
  • 医薬品に共通する特性と基本的な知識(通称:共通とか基本)‐20問
  • 医薬品の適性使用・安全対策(通称:適正使用)‐20問

 …といった寸法です。

 んで、出題総数は「120問」となっています。

 本試験は、「午前試験」と「午後試験」の「2回」行われます。

 んで、試験科目のうち、何が午前で何が午後かは、都道府県によって異なります。よって、PDF過去問で、前もって調べておく必要があります。

 合格点は「7割」。また、試験科目ごとに足切り点が設けられており、1科目当たり、最低でも「3.5割か4割(都道府県ごとに違う)」の正解がないと、その時点で不合格となります。

 合格率は、おおむね「30~50%」台で、全国平均は「40%弱」です。

 問題のレベルは高くありませんが、本試験の問題数は「120問」もあるため、想像以上に、手間を食います。

 独学での勉強時間は、「2~4ヶ月」を見ておくのがベストです。配偶者との「接し方」のように、短すぎても、長すぎても、ダメです。

 試験勉強の実際は、「暗記と記憶」のみです。「ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)」や「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」といったカタカナ成分を、“膨大に”憶えることになります。都合300~500個以上の成分を憶えることになるので、配偶者と二人っきりで食事をするくらいの覚悟が必要です。

 っとまあ、本試験に関して、最低限、知っておくべきことは、以上です。

 もっと突っ込んで、試験情報を知りたい人は…、

 …を、一読ください。

試験科目の優先順位

 登録販売者の試験勉強では、優先すべきものと、そうでないものがあります。

 優先順位は、以下のように…、

 …になっています。“ヤバイ”ものから、手を付けてください。

優先順位 第1位‐医薬品

 登録販売者の試験勉強で最優先すべきは、試験の看板でもある「主な医薬品とその作用(医薬品)」です。

 その理由には、「実務」と「試験」の2つがあります。

 登録販売者は、実際に薬を販売し、また、薬の相談を受けるため、医薬品の成分に精通していなければなりません。

 実務上、医薬品の知識がどうしても必要となるため、当該「医薬品」を、一番勉強することになります。

 んで、「医薬品」は、試験科目のうち、最もボリュームがあるため、最も手ごわい科目となっています。

 「医薬品」の典型的な出題例としては…、

 

 …があります。

 この問題は、「福岡県 H29 第69問:胃腸薬」なのですが、初学者は、選択肢の…、

ア‐アズレンスルホン酸ナトリウム

イ‐トロキシピド

ウ‐ロートエキス

エ‐ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)

 …に「???」となること、必定でしょう。

 しかし、このレベルなら、「医薬品」では、「ボーナス問題」扱いです。(なお、答えは「1」です。)

 「医薬品」の試験問題は、先の例題のようなものばかりで、これが、「40問」も、延々と続くといった次第です。

 「医薬品」では、カタカナ成分を、ひたすら「暗記と記憶」するため、かなり時間がかかります。

 『後回し』にすると、絶対に追いつかなくなって、試験放棄に到ります。

 また、『一時にまとめて』勉強できません。いっぺんにやると頭がパンクして、配偶者並に嫌気が差します。

 当該医薬品の出来で、合格が決まります。

 毎日少しずつやるしかないため、日々の勉強のメインに据えて、“最優先で”消化してください。

 わたしは、“\13,000円強の受験料”を無駄にしたくなかったので、医薬品の過去問は、「3~5回」ほどやっていました。

 

 絶対に落ちたくない人は、ここまでやるべきです。(わたしの医薬品の勉強法はこちら。

 なお、「医薬品」は、全試験勉強の手間のうち「5/10」くらいを占めます。

優先順位 第2位‐人体

 第2位の優先科目は、「人体の働きと医薬品(通称:人体)」です。

 勉強内容は、中学・高校の生物の問題です。消化腺や消化器、身体の各器官の名称と役割、膵臓で産生される酵素などなど、「昔」やったことを勉強することになります。

 本科目は、ガチ暗記の科目で、出題も細かいものが多く、丁寧に勉強せざるを得ません。

 試験傾向は、“すごく細かいので、気が滅入る”です。

 試験問題の例ですが…、

 『中枢神経とは、脳と“延髄”からなっている』

 …といった感じの問題が出ます。

 なお、答えは、「×」です。「中枢神経は、脳と脊髄から」なっています。

 そのほかには…、

 

 …などがあります。

 この問題は、「東京都 H29 第22問‐消化器系」なのですが、典型的な「人体」の出題です。(なお、答えは「2」です。)

 こういった知識問題が続くので、テキストの細かいところまで、憶えなくてはなりません。

 んなもんで、優先して、論点を消化していく必要があります。

 なお、漫画の「はたらく細胞」は、そこそこ「人体」の勉強になるので、本格的な試験勉強前に読んでおくといいです。

優先順位 第3位‐法規

 3番目に優先しないといけないのは、「薬事関係法規・制度(通称:法規)」です。

 最近の登録販売者試験の傾向として、「法規が手ごわくなっている」ことが挙げられます。

 重箱の隅を突いていたり、見も知らぬところから出題されたり、医療用医薬品が登場したりで、1~2問を、どうしても、落としかねないのです。

 たとえば…、

 

 …の「東京都 H28‐第43問:毒薬劇薬」などは、典型的なひっかけ問題です。(なお、答えは「1」です。)

 しかも、問題全体の難易度も、じわじわと高くなっており、そこそこ勉強していないと、得点が覚束ないものとなっています。

 苦手な人も、多いと思います。

 「法規」は、油断していると、「足切り」にひっかかる恐れもあります。しっかりやっていきましょう。

あとはお好きに

 さて、あまり優先しなくてもよいのが、残る2科目の「医薬品に共通する特性と基本的な知識(通称:共通とか基本)」と「医薬品の適性使用・安全対策(通称:適正使用)」です。

 これらは、“常識的に考えれば、取れる問題が多い”ため、あまり勉強しなくても、そこそこ点数が確保できる科目です。

 たとえば、「福岡県 H29 第1問:医薬品総論」や「 大阪府 H29 第101問:添付文書」などは、知識ゼロでも、選択肢をよく読めば、答えを導くことができます。(答えは、「4」と「5」です。)

 NO勉強は絶対ダメですが、土日で“そこそこ一気にガーと”できてしまうので、『後回し』で結構です。また、後から、いくらでも挽回できます。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集」と、

 過去問題集は、掲載問題数が一番多い「超重要 登録販売者 過去問題集」を使えば支障ありません。わたしはこれで「117点」取れました。

 また、公式の過去問は、PDFで配布されています。PDFの過去問演習は、ノートPCやスマホより、「タブレット」が便利です。もってない人は、受験を機に、アマゾンの「Fire HD」を推奨します。最優秀のコスパです。

再受験の人へ‐テキストの買換え等

 残念にも、去年の試験に落ちた人などは、改定もあったので、テキストを買い換えるかどうか、悩みどころです。

 しかし、今回の改定は、いうほどボリュームはないので、テキストの加筆修正は、1週間もあれば可能です。

 んなもんで、当該平成30年度の改定内容を、「登録販売者 平成30年度の「基本知識」「医薬品」「適正使用」の改正について」と「登録販売者 平成30年度の「法規」の改正について」に、適当かつ曖昧にまとめました。

 先のページを見ながら、手書きなりコピーなりすれば、テキストを買い換える必要はないと思われます。

 そして、再受験組用に、東京都・大阪府・福岡県の過去問に解説を付与しました。問題演習の追加や苦手科目の克服に、ご利用ください。

試験の傾向と対策

 直近試験(H28・H29・H30試験)を分析すると、試験の傾向は、「従来どおり」といえます。

 難問や奇問の動向や、都道府県ごとの「問題差」を踏まえても、登録販売者の傾向は、「テキストの内容がそのまま出る試験」で、昔も今も、「試験問題の大半は知識問題」といった次第です。

 よって、対策も、従来どおり、テキストを2~3回繰り返し読んで、問題集なり過去問を2~3回、公式のPDF過去問1~2回解いておけば、1発で独学合格できます。

 ところで、関西圏で2019年度(H31)試験の受験予定の人は、「登録販売者の滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県の受験予定の人に‐関西広域連合に統一化」を、念のため、一読ください。

難問や奇問について

 ところで、登録販売者には、難問や奇問も出ます。

 たとえば、H28の大阪府の「法規」では、次のような奇問が出ました。これは、わたしも間違えました。

 

 参考:第99問‐監督処分:平成28年度 大阪

 絶対、ひっかかると思います!

 また、H29の東京都の「医薬品」では、次のような難問が出ました。

 

 参考: 第106問‐服用しない:平成29年度 東京都

 ただでさえ難しい「漢方」なのに、「使用を避ける」となれば、解ける受験生は、ほとんどいないでしょう。

 んで、H30の大阪府では、「化粧品の効能効果の範囲」という資料問題が出ました。わかるわけがありません。

 

 参考: 大阪府 H30 第88問

 こんな風に、最近の過去問の傾向では、多少、難問や奇問が増えていますが、とはいえ、数は極めて少数で、合否には影響しないので、無視して構いません。

 上述した重箱の隅を突く問題・ガチ知識問題が出ることは出ます。しかし、こういう問題が取れなくても、他の問題で、じゅうぶんに合格基準を満たせます。

 よって、テキストを精読して、たくさん問題を解いて、基礎・基本事項をみっちり仕上げておくのが、鉄板の試験勉強です。『難問・奇問は相手にせず』です。

勉強方法

 登録販売者の独学の基本は、「問題演習」です。

 テキストばかり読んでいる人がいますが、登録販売者では、問題を解かないと頭に入らないので、問題演習を中心に試験勉強を組み立てます。

 基本は、「テキストを読む→読んだところの問題・過去問を解く→テキストを読んで復習・成分名や数字の暗記→再び問題を解く」といった寸法です。

 登録販売者は、試験問題のほとんどすべてが「知識問題」のため、試験勉強も「暗記と記憶」ばかりとなります。んなもんで、最後まで、上記のような勉強方法を執ることになります。

 そして、時間配分ですが、『2本立て勉強』で行きます。

 最初は、「医薬品が3割‐その他の科目が7割」という感じで、勉強するのをお奨めします。

 「医薬品」は、あまりに膨大なので、毎日少しずつの方がいいです。たくさんやると挫折します。

 んなもんで、一日の勉強のうち、3割くらいを「医薬品」に割くといった次第です。

 んで、残りの7割を「基礎知識」や「適正使用」、「人体」、「法令」といった「負担が少ない」ものを充てます。

 こうすると、頭が腐る「医薬品」にイヤになったら、「基礎知識」などをやるといった感じで、“逃げ道”にも確保できます。

 こんな風に、後回しにすると地獄を見る「医薬品」を、少しずつ消化していって、慣れてきたら、「医薬品」の比重を増やしていく、といった寸法です。

 では、『独学』の進め方を…、

 …見ていきましょう。

独学序盤

 独学の序盤でやるべきことは、「テキストを読み通す」です。

 序盤では、テキストは、“てきとー”に読むことに徹します。細部は追わず、ざっくり目を通していきます。

 テキストには、見慣れぬカタカナや漢字が多く、専門的な記述も多々あり、膨大な専門用語の数に、配偶者のように、テキストを窓から投げ捨てたくなりますが、皆、状況は同じです。

 全く頭に入らなくても、構いません。

 ざっくりと、何が書かれているのかを把握する感じで、テキストを“最後まで”読んでいってください。

 このとき、大事な事は、『無理に憶えない』です。

 いきなり憶えようとすると、配偶者並の拒絶反応が起きて、試験勉強に嫌気が指します。

 本格的な「暗記と記憶」は、中盤や終盤に入ってからです。

 序盤の今は、とにかく、ざっくり、おおまかに、テキストの内容を把握してください。

 専門用語や医薬品成分の大群に、軽く読むだけでも、頭が腐りそうになりますが、配偶者と同じで、「ならぬ堪忍、するが堪忍」です。配偶者に耐えられるのですから、登録販売者にも耐えられるはずです。

 結局は、配偶者と同じで、『接触回数』に尽きます。

 経験者は語りますが、最初はチンプンカンプンだった薬の成分名や器官名も、何回も接するうちに、“必ず”頭に馴染んで、わかるようになります。

 序盤は、身体を慣らすときでもあるので、ざっくり、テキストを最後まで読み通してください。

 ところで、テキストに、章ごと・単元ごとに練習問題が付いているときは、テキストを読みながら、カンニングしながらでいいので、解いてください。意外に頭に残ります。

独学中盤‐3本柱

 テキストを一通り読めたら、独学中盤の開始です。

 独学の中盤ですが、「テキストの精読」「過去問(過去問題集)演習」「暗記と記憶」の3本柱で、試験勉強を組み立てます。

テキストの精読

 まず、「テキストの精読」ですが、登録販売者は、「テキストに載っていることは、すべて、問われる可能性がある」試験です。

 たとえば、テキストには、「脾臓とは握りこぶし大のスポンジ状の臓器」といった文言がありますが、これが、本試験では、「脾臓とは、握りこぶし大の袋状の臓器」などと出題される、てな塩梅です。

 テキストの「太文字」「赤文字」には、油断ができません。

 中盤以降は、テキストの1つ1つの文言や語句を、読み飛ばすことなく、丁寧に押えていきましょう。(ガチで憶える必要はありません。)

過去問演習

 ある程度、テキストが読めたら、果敢に「過去問(過去問題集)」に入ります。

 ここでいう「過去問」とは、本試験のような120問構成のものではなく、先に紹介した「超重要 登録販売者 過去問題集」のように、章ごとに過去問が編み直されたものを言います。

 なぜ、早々に過去問を解くのかというと、『解けちゃう』からです。

 先に述べたように、本試験の問題の大半は、「テキスト」からなので、難しくはないのです。んなもんで、早々に過去問を解いて、実際の試験問題を「肌」で確かめる、ってな寸法です。

 さて、当該過去問演習に「近道」はありません。

 問題を解いたら、解説を読み、記憶が曖昧だったり不安だったら、テキストで確認します。間違えた問題や不安な選択肢は、必ず復習します。

 こういう地味な勉強は、派手さはありませんが、必ず結実する“王道”のやり方です。

 最初は絶望しますが、先述したように、要は、“接触回数”です。慣れてくる2~3回目になると、格段にカンタンになるし早く解けるようになるので、あきらめず、少しずつでいいので、「問題演習→テキスト確認→復習」を続けてください。

 なお、登録販売者試験は、「1問2作業」という独特の問題形式なので、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」を一読して、日ごろから“最終解答の出し方”を練習してください。

過去問演習の注意

 なお、試験勉強の序盤~中盤では、本試験形式の「120問・問題」を解かなくていいです。

 先に紹介した「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集」の巻末には、模擬試験として「120問」も問題があります。他のテキストも同じような構成をしていると思います。

 しかし、この種の問題は、実力が付く前に手を出しても、ひたすら疲労するだけです。120問解くのに、4~5時間はかかって、心身とも疲労し尽くします。

 120問の本試験形式の問題を解くのは、終盤以降です。それまでは、「超重要 登録販売者 過去問題集」といった、章ごとに区切られた問題集で、実力を涵養してください。

 同様の理由から、公式のPDF過去問も、中盤は、解く必要がありません。

暗記と記憶‐気長に

 登録販売者の試験勉強は、「暗記と記憶」がほとんどです。

 30代・40代以降の人は、たった「1つの成分」を憶えるのに、一苦労するはずです。

 しかし、何度も何度も、何回も何回も、5回・10回・20回は見直す感じで、気長にやってください。

 わたしは、駆虫薬成分の「ピペラジンリン酸塩」が、本当に頭に入らず、30回以上は見直しました。

 細々したことは、「細切れ時間」で憶えるのが一番です。

 正直言うと、机の前でウンウン唸る1時間より、通勤・通学の20分のほうが効率がいいです。10分もあれば、1~2個、カタカナ成分を頭に刻むことができます。

 電車やバスの中で、成分名をブツブツ唱えて、周りから白い目で見られてください。

 通勤・通学等の細切れ時間を、十分に活用して、少しずつ憶えて行きましょう。

 さて、細切れ時間用に、ポイントだけをまとめた…、

 …があるので、活用ください。「○×問題」もあります。

 また、手前味噌ながら、以下の…、

 …は、中盤から終盤まで、参考になると思います。これまた、細切れ時間で消化してみてください。

独学終盤

 独学の終盤では、「各都道府県が公開するPDF過去問」や「120問形式の問題(模試問題・予想問題)」に着手して、実力の完成を目指します。

 終盤に至れば、実際の試験問題を、実際の試験形式で、解く十分な「力」があります。問題演習が120個も続いても、頭はきちんと動くはずです。

 別段、PDF過去問等は、難しくありません。

 大半の問題は、これまでの問題演習レベルです。これまで、キッチリ勉強してきた人なら、十分に、合格点である「7割以上」は得点できるはずです。

 しかし、合格点が取れたからといって、油断は禁物。

 間違えた問題・できなかった問題を、丁寧に復習してください。

 また、医薬品の成分で、弱いところ・忘れたところも、多々、見つけるはずですから、そういうのも、復習していきます。

 ところで、「東京都」「大阪府」「福岡県」のPDF過去問に、解説を付与したものをアップしています。

 「登録販売者 東京都・大阪府・福岡県の過去問+解説」で、過去問を解いてみてください。特に、東京都は手ごわいのでお奨めです。

 これらのPDF過去問がコンスタントに100点近く取れるようなら、ほぼ、“どこでも”合格できるはずです。

 当該公式PDF過去問の詳細は、長くなったので、「登録販売者の公式のPDF過去問について」や「登録販売者の公式のPDF過去問を解く3つの理由」にまとめています。一読しておいてください。

わたしの「医薬品」の勉強

 登録販売者の試験勉強の中で、最大の難関が「医薬品」で、各種成分を、これでもかというほど、憶えることになります。

 以下に、わたしの「医薬品」の勉強方法を述べておくので、参考にしてみてください。

ページをメモ

 しかし、日常生活には“馴染みのない”名称が多く、たとえば、「ポリエンホスファチジルコリン」などは、なかなかに頭に入って行きません。

 んなもんで、わたしは、少しでも記憶に残すため、「問題集や過去問を解いて、成分名が出てきたら、マーカーを引き、そして、テキストの該当ページをメモする」ようにしておきました。

 

 こうしておくと、「何を憶えてないか」が一目瞭然なので、試験勉強の効率が格段に上がります。テキストを調べる時間も短縮されるので、イライラすることもありません。

 また、空いた時間に、問題集をぱっと開けば、(これなんだっけ?)的な復習ができるので、お勧めです。配偶者がリビングいたら、問題集に手を伸ばしましょう。

最初は、ボリュームの少ないところから‐風邪薬からやる必要はない

 テキストの「医薬品」の最初は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」だと思います。

 しかし、当該「風邪薬」から、勉強を始めないといけない理由はありません。

 実は、「風邪薬」は、「医薬品」のなかで最もボリュームの多い論点で、もの凄く挫折率の高いところとなっています。

 対して、「医薬品」には、ほんの数ページで終わる単元がそこそこあります。たとえば、「婦人薬」や「喫煙補助剤」、「一般用検査薬」などです。

 参考: 婦人薬

 参考:禁煙補助剤

 参考:一般用検査薬

 勉強に慣れない時分は、“厄介なことを避ける”のがキモです。

 しかも、です。先の“ほんの数ページのところ”でも、「1点」の配点があるので、費用対効果も高いのです。

 まずは、量の多い「風邪薬」より、量の少ない「婦人薬」等から、「医薬品」の制覇を狙いましょう。こっちのほうが、効率がいいです。

薬箱をそばに

 わたしが「医薬品」の成分を勉強したときは、身近の薬の成分を調べました。

 家に「薬」のほとんどは、「一般用医薬品」のはずです。んなもんで、登録販売者と“被っている”ってな寸法です。

 面倒でも、成分の1つ1つを、家の「薬」と照らし合わせると、(あーこの成分入っているナァ)的になって、頭に意外に残ります。

 「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」なんて、実に憶えにくいですが、わたしの場合、家にあった「ムヒアルファEX」に配合されていたので、即、暗記できたってな次第です。

 成分は、膨大です。身近な薬を最大に活用して、憶えこみましょう。

「後回し」と「捨て問」

 結論から言うと、最初は、「漢方処方製剤」と「生薬」を後回しにして、カタカナ成分の終わりが見え出したら、「生薬」においおい手を付け始め、最後に「漢方処方製剤」をするが、時間がないなら「漢方処方製剤」は捨てる、といった次第です。

 本試験で問われるのは、8割が「カタカナ成分」なので、まず、こっちを突破しなくては、点数になりません。反対に言えば、漢方や生薬が100%できても、試験には受からないってな手合いです。

 んなもんで、最初は「カタカナ成分」を勉強して、「漢方処方製剤」と「生薬」は、“眺めるだけ”にします。

 「カタカナ成分」の7割くらいが頭に入ったら、「生薬」に手を付けます。

 「カタカナ成分」だけでも、合格基準点は取れます。が、「生薬」の知識があると、格段に、「医薬品」の点数が安定するので、生薬は“合格の保険”になります。

 先の紹介したテキストの「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集」には、小冊子がおまけについており、『生薬の一覧表』があります。これがよくまとまっており、寝る前に、目を通すだけで、そこそこ憶えることができます。

 

 また、語呂合わせなどをまとめた、ブログの「登録販売者:生薬」や、過去問を○×問題にした「生薬の独学」も、そこそこ役立つと思います。

 これらを駆使して、「生薬」までは、勉強しておきましょう。

 さて、残る「漢方処方製剤」ですが、ぶっちゃけ、『捨て問』です。

 興味のある方や、時間に余裕のある人は、勉強するのもいいですが、間に合いそうにないなら、ブログの「登録販売者:漢方処方製剤」を参考に、最低限度のことだけ、やっておけばいいです。

 当方、「漢方処方製剤」は、あまり勉強しませんでしたが、それでも、医薬品は「39点」でした。

わたしの「その他の科目」の勉強

 「1章:基本知識」と「5章:適正使用」は、ざっくりテキストを読んで過去問を解いていれば、大丈夫でしょう。

 別段、工夫もせず、終わりました。

 両章は“常識で考えれば解ける問題”が多く、楽でした。本試験でも、ほぼ満点でした。どうしても「医薬品」や「身体」で点数を落としがちな人は、この2つで点を稼いでください。

 「2章:人体」は、ガチ「暗記と記憶」だったので苦労しました。

 とはいえ、テキストを2~3回精読し、過去問を2~3回解くと、合格点は取れるようになりました。

 ブログ記事の「登録販売者:人体」などを参考にしてください。

 「4章:法規」は、最初は戸惑ったのですが、問われるところは、例年変わらないので、“過去問を解いて、定番論点・頻出論点を把握し、それらをみっちり仕上げる”ことで、得点原にすることができました。

語呂・憶え方等リンクのまとめ

 「教材レビュー」はこちらです。

 細切れ時間用の医薬品のポイント集+○×問題は、「医薬品の独学」と「生薬の独学」です。

 んで、登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

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