登録販売者の独学‐1発合格の勉強方法と傾向と対策

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者を知識ゼロから独学で1発合格するための勉強方法や、独学の序盤・中盤・終盤の過ごし方を述べています。登録販売者の試験科目の優先順位や、本試験の傾向と対策を過去問をサンプルに説述。独学向け教材のほか、憶え方・語呂合わせのリンク集も併せて掲載。

【重要告知】2021年度の受験生へ

 2021年度(令和3年度)に、「手引き」の改定は、『ない』です。

 よって、現在、市販されているテキストで、大丈夫です。

 試験まで日がない人は、即断に購入して、消化していってください。

 参考:登録販売者 教材レビュー

 後述しますが、疫病の動向如何によって、変更等が予想されるので、念のため、当方の「twitter」をフォローしておいてください。

【重要告知】コロナインフルエンザ

 本年度の登録販売者試験ですが、おおむね「開催予定」のところが多いです。

 ただ、コロナインフルエンザの動向如何によっては、中止・延期・変更の処置をする都道府県が大半です。

 中止等があった場合、電話等の個別連絡は“ない”ので、今年も、都道府県の公式HPを「お気に入り」に入れて、随時、チェックしてください。

 特に、本試験の「1~2週間前」になったら、必ず公式をチェックです。

【告知1】令和3年度(2021年度)の試験傾向について

 登録販売者試験は、年々難化しており、毎年、傾向の変化が見られます。

 直近試験の分析を、「令和3年度(2021年度)の登録販売者の受験生へ‐傾向チェックポイント」に、まとめています。

 序盤では無用ですが、ある程度、勉強が進んだ中盤以降なら、有益な情報となるはずです。

 リンク先を「お気に入り」に入れておいてください。

【告知2】公式過去問について

 中国ブロック・四国ブロック・九州ブロックの令和2年度(2020年度)の過去問をアップしています。

 本試験まであと少しですが、活用ください。

 参考:登録販売者 都道府県別 過去問+解説

インデックス

 

  1. 【重要】知っておくべき試験情報
  2. 【重要】やってはいけないダメ勉強
  3. 試験科目・難易度・勉強時間
  4. 独学向け教材
  5. 再受験の人へ‐テキスト・過去問の買い換え
  6. 【重要】傾向と対策
  7. 勉強方法
  8. 独学序盤
  9. 独学中盤
  10. 独学終盤
  11. わたしの「医薬品」の勉強
  12. 語呂・憶え方等リンク

 そこそこ長いので、「お気に入り」にでも入れて、チェックしていってください。

 また、登録販売者が全くの「はじめて」という人は、初心者用ガイドの「はじめての登録販売者試験」を、先にお読みください。

 なお、残念なことに、前回の試験に落ちてしまった人は、「不合格対策」の方も、一読願います。

全受験生が知っておくべき試験情報

 登録販売者の独学にあたり、全受験生が知っておくべき必須情報は、以下の…、

  1. 教材の購入時期
  2. 優先順位
  3. 足切り点

 …3点です。

教材は、「5~6月」になってから

 まず、「教材の購入時期」ですが、購入に当たっては、改定の当否を必ず確認してください。

 というのも、毎年「4月中旬」あたりで、テキストの元ネタである「手引き」の“改定”が明らかになるからです。

 改定が「ない」なら、現在、売られているテキストが最新版なので、それを購入します。

 対して、改定が「ある」場合は、「5~6月」あたりに買います。

 というのも、当該改定に応じて、テキストの「新版」が製作されるからで、「新版」は「5~6月」あたりに販売されるのが常です。

 慌てて買うと、旧版を掴んで買い直す羽目に陥ります。少なくとも、「4月」の改定の有無を知ってから、教材購入に至ってください。

 なお、本試験は、早いところで、「8月末または9月初旬」です。

 買うのが遅いと、試験に間に合わなくなる可能性があるので、注意してください。

 さて、本年度は、改定が「ない」ので、よって、「平成30年度改定に対応」となっているテキストが『最新版』となります。

 参考:登録販売者 教材レビュー

 なお、改定と本試験の関係については、「登録販売者の手引きの「改定」の傾向と対策」も一読ください。

優先順位を守りましょう。

 次に、「優先順位」ですが、試験科目の全部をがんばる必要はありません。

 5つある試験科目のうち、優先すべきものと、そうでないものが“明白”にあります。

 詳細は、本ページの「試験科目の優先順位」にまとめているので、必ず目を通して、試験勉強のウエイトを変えてください。

足切り点を、意識せよ。

 最後に、「足切り点」です。

 登録販売者試験には、“試験科目ごとに”、“3.5割か4割”の足切り点が設定されています。

 よって、1科目でも苦手なものがあると、当該「足切り点」に引っかかって、全体で合格点の「7割」を取っているのに落ちることになります。

 登録販売者の独学では、「捨て科目」ができないので、満遍なく、勉強してください。

 なお、足切り点は、都道府県ごとに異なっていて、「3.5割」か「4割」のどちらか、となっています。

やってはいけないダメ勉強

 登録販売者の独学にあたり、不合格者に共通する「ダメ勉強」を挙げておきます。以下の…、

  1. テキストを写す勉強。
  2. ノートを作る勉強。
  3. テキストを何冊も使う勉強。

 …を、“やらない”だけで、合格が近づきます。

 まず、やってはいけない筆頭は、御年配のお姐様に多い「テキストを丸々写す勉強」です。

 絶対にやらないでください。

 試験勉強は、写経ではありません。テキストを書写しても、頭に入りません。

 壮大な手間なのに、効果は薄いので、そんな時間があるなら、そっくり問題演習に充てましょう。

 次に多いのが、「ノートを作る勉強」です。ぶっちゃけ、ノートを作っただけで、勉強した気になる人がいます。そうじゃありません。

 基本的に、テキストはある程度まとまっています。ノート・メモの類は、テキストの余白に書き込みましょう。

 んで、ノート・メモは、何回も間違う論点、すぐ忘れる論点、わからない論点に絞って、作るようにします。

 ちなみに、わたしは、細切れ時間の活用のために、暗記メモは作りましたが、ノートは一切、作りませんでした。

 さて、最後の「テキストを何冊も使う勉強」ですが、テキストの元ネタは、厚生労働省が公開している「手引き」です。

 よって、どの出版社のテキストも“似たり寄ったり”で大差なく、数冊使う意味は、全くありません。お金の無駄です。1冊に絞って勉強してください。

 「教材レビュー」で紹介するテキスト 「 らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集 」 の1冊で、十分に受かります。

 登録販売者の独学では、先に3点に、くれぐれも注意してください。落ちる人は、だいたい、そうやっています。

試験科目・難易度・勉強時間

 登録販売者の試験科目は、「5科目」で…、

  • 主な医薬品とその作用(通称:医薬品)‐40問
  • 人体の働きと医薬品(通称:人体)‐20問
  • 薬事関係法規・制度(通称:法規)‐20問
  • 医薬品に共通する特性と基本的な知識(通称:共通とか基本)‐20問
  • 医薬品の適性使用・安全対策(通称:適正使用)‐20問

 …といった寸法です。

 んで、出題総数は「120問」となっています。

 本試験は、「午前試験」と「午後試験」の「2回」行われます。

 んで、試験科目のうち、何が午前で何が午後かは、都道府県によって異なります。よって、PDF過去問で、前もって調べておく必要があります。

 合格点は「7割」。また、試験科目ごとに足切り点が設けられており、1科目当たり、最低でも「3.5割か4割(都道府県ごとに違う)」の正解がないと、その時点で不合格となります。

 合格率は、おおむね「30~50%」台で、全国平均は「40%弱」です。

 1問1問は難しくないですが、問題数が「120問」もあるため、想像以上に、疲れます。

 独学での勉強時間は、「3~4ヶ月」を見ておくのがベストです。配偶者との「接し方」のように、短すぎても、長すぎても、ダメです。

 というのも、試験勉強の実際は、「暗記と記憶」のみだからです。

 「ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)」や「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」といったカタカナ成分を、“膨大に”憶えることになります。

 都合300~500個以上の成分を憶えることになるので、あまりに短い期間だと憶えきれず、あまりに長い期間だと、記憶の維持に苦労します。

 「3~4ヶ月」で、じゅうぶん合格レベルの実力は身につくので、適切な勉強期間を見ておいてください。

 本試験に関して、最低限、知っておくべきことは、以上です。

 もっと突っ込んで、試験情報を知りたい人は、別ページにまとめている…、

 …を、一読ください。

試験科目の優先順位

 登録販売者の試験勉強では、優先すべきものと、そうでないものがあります。

 優先順位は、以下のように…、

 …になっています。

優先順位 第1位‐医薬品

 登録販売者の試験勉強で最優先すべきは、試験の看板でもある「主な医薬品とその作用(医薬品)」です。

 その理由には、「実務に必要」と「試験で最も厄介」の2つからです。

 まずもって、「医薬品」の勉強で得られる知識は、登録販売者の実務においても、必ず、必要となります。

 登録販売者は、実際に、薬の相談を受けるため、医薬品の成分に精通していなければなりません。

 相談応需のためには、医薬品の知識がどうしても必要となるため、当該「医薬品」を、一番勉強することになります。

 また、蛇足ながら言うと、当該「医薬品」で勉強する薬の知識は、“教養”として、実に役に立ちます。

 個人的には、数ある「試験勉強」のなかで、実際に大いに役立っています。

 薬の知識は、登録販売者にならなくても、必ず、役に立ってくるので、たくさん勉強しても、まったく損がありません。

 次に、「医薬品」は、本試験のメイン科目であり、最もボリュームがあり、そして、最も手ごわい科目ゆえに、優先しなくてはなりません。

 「医薬品」の典型的な出題例としては、「福岡県 H29 第69問:胃腸薬」です。

 この問題は、なのですが、初学者は、選択肢の…、

 ア‐アズレンスルホン酸ナトリウム

 イ‐トロキシピド

 ウ‐ロートエキス

 エ‐ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)

 …に「???」となること、必定でしょう。

 しかし、このレベルなら、「医薬品」では、「ボーナス問題」扱いです。(なお、答えは「1」です。)

 「医薬品」の試験問題は、先の例題のような「暗記もの」ばかりで、これが、「40問」も、延々と続くといった次第です。

 「医薬品」では、カタカナ成分を、ひたすら「暗記と記憶」するため、かなり時間がかかります。

 『後回し』にすると、絶対に追いつかなくなって、試験放棄に到ります。

 また、『一時にまとめて』勉強できません。いっぺんにやると頭がパンクして、勉強放棄に到ります。

 毎日少しずつやるしかないため、日々の勉強のメインに据えて、“最優先で”消化してください。

 なお、わたしは、“\13,000円強の受験料”を無駄にしたくなかったので、医薬品の過去問は、「3~5回」ほどやっていました。

 

 絶対に落ちたくない人は、ここまでやるべきです。(わたしの医薬品の勉強法はこちら。

 なお、「医薬品」は、全試験勉強の手間のうち「5/10」くらいを占めます。

優先順位 第2位‐「適正使用」の「医薬品的な問題」

 「適正使用」ですが、これまでは、オーソドックスな出題ばかりで、そんなに手を焼かなかったのです。

 しかし、令和1年度試験あたりから、「医薬品的な問題」の出題が、目立つようになりました。

 当該「医薬品的な問題」ですが、「医薬品」の知識がないと、まずもって解けない問題で、かなり厄介なのです。

 参考までに、過去問を挙げていくと…、

 ・東京都 H29 第53問:使用しないこと

 ・福岡県 R1 第44問:使用しない‐胃酸過多

 …と、いった寸法です。

 見てのとおり、「医薬品」を勉強してないと、まずもって、解けません。

 当該医薬品的な問題は、R1の「東京都」のように、“20問中11問”くらい出されるかもしれず、全くを以って、手が抜けません。

 参考:R1 東京都 適正使用一覧

 他の県も、東京都に倣って、「医薬品的な問題」を、怒涛のように出題する可能性があります。

 杞憂で終わればいいのですが、「医薬品」の「使用しない」等の論点は、ガチで勉強しておきましょう。

 また、最近では、「資料問題」や、登録販売者と関係がないのに、「製造販売業者の副作用報告」が出題されており、難易度が上がっています。

 「救済制度」や「啓発活動」といった定番論点と頻出論点で、必ず点が取れるように、勉強しておきましょう。

 なお、「医薬品的な問題」ですが、対策ページがあるので、「適正使用対策」を、一読願います。

優先順位 第3位‐人体

 第2位の優先科目は、「人体の働きと医薬品(通称:人体)」です。

 勉強内容は、中学・高校の生物の問題です。消化腺や消化器、身体の各器官の名称と役割、膵臓で産生される酵素などなど、「昔」やったことを勉強することになります。

 本科目は、ガチ暗記の科目で、出題も細かいものが多く、丁寧に勉強せざるを得ません。

 試験傾向は、“すごく細かいので、気が滅入る”です。

 試験問題の例ですが…、

 『中枢神経とは、脳と“延髄”からなっている』

 …といった感じの問題が出ます。

 なお、答えは、「×」です。「中枢神経は、脳と脊髄から」なっています。

 そのほかの例としては、「東京都 H29 第22問‐消化器系」などが、典型的な「人体」の出題です。

 こういった知識問題が続くので、テキストの細かいところまで、憶えなくてはなりません。

 んなもんで、優先して、論点を消化していく必要があります。

 次に、「人体」の「副作用」ですが、最近の傾向だと、副作用全般から出題されるようになっています。

 「福岡県 R1 人体 インデックス」などを参考にしてみてください。

 こんな次第で、「副作用はすべて出る」と想定して、テキストを端折らず精読しておきましょう。

優先順位 第4位‐法規

 4番目に優先しないといけないのは、「薬事関係法規・制度(通称:法規)」です。

 最近の登録販売者試験の傾向として、「法規が手ごわくなっている」ことが挙げられます。

 重箱の隅を突いていたり、見も知らぬところから出題されたり、医療用医薬品が登場したりで、1~2問を、どうしても、落としかねないのです。

 たとえば、「東京都 H28‐第43問:毒薬劇薬」などは、典型的な法規の問題です。

 また、問題全体の難易度も、じわじわと高くなっており、そこそこ勉強していないと、得点が覚束ないものとなっています。

 苦手な人も、多いと思います。

 「法規」は、油断していると、「足切り」にひっかかる恐れもあります。しっかりやっていきましょう。

「基本知識」はお好きに

 さて、あまり優先しなくてもよいのが、残る「医薬品に共通する特性と基本的な知識(通称:共通とか基本知識)」です。

 「基本知識」は、“常識的に考えれば、取れる問題が多い”ため、あまり勉強しなくても、そこそこ点数が確保できる科目です。

 たとえば、「福岡県 H29 第1問:医薬品総論」などは、知識ゼロでも、選択肢をよく読めば、答えを導くことができます。

 NO勉強は絶対ダメですが、「基本知識」は、土日祝日で“一気にガーと”できてしまうので、『後回し』で結構です。後から、いくらでも挽回できます。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集 」と…、

 過去問題集は、掲載問題数が一番多い「超重要 登録販売者 過去問題集」を…、

 …使えば支障ありません。わたしはこれで「117点」取れました。

 また、公式の過去問は、PDFで配布されています。

 PDFの過去問演習は、ノートPCやスマホより、「タブレット」が便利です。

 もってない人は、受験を機に、アマゾンの「Fire HD」を推奨します。最優秀のコスパです。

再受験の人へ‐テキスト・過去問の買い換え等

 まずもって、残念なことに、不合格になった人は、原因分析等を兼ねて、「不合格対策」を、一読願います。

 さて、過年度の試験に落ちた人は、H30に改定があったので、テキストを買い換えるかどうか、悩みどころです。

 しかし、H30の改定は、いうほどボリュームはないので、テキストの加筆修正は、1週間もあれば可能です。

 んなもんで、当該平成30年度の改定内容を、「登録販売者 平成30年度の「基本知識」「医薬品」「適正使用」の改正について」と「登録販売者 平成30年度の「法規」の改正について」に、適当かつ曖昧にまとめました。

 先のページを見ながら、手書きなりコピーなりすれば、古いテキストでも、使用可能となります。

 次いで、再受験組用に、都道府県別の過去問に解説を付与しました。問題演習の追加や苦手科目の克服に、ご利用ください。

 「登録販売者 都道府県別 過去問+解説」を参考にしてください。

試験の傾向と対策

 直近の3年分の本試験を分析すると、基本的に、試験の傾向は、「従来どおり」といえます。

 都道府県ごとの「問題差」を踏まえても、登録販売者の傾向は、「テキストの内容がそのまま出る試験」で、昔も今も、「試験問題の大半は知識問題」といった次第です。

 よって、対策も、従来どおり、テキストを「2~3回」繰り返し読んで、問題集なり過去問を「2~3回」、公式のPDF過去問を「1~2回」解いておけば、1発で独学合格できます。

 ただ、注意すべき“兆候”は、厳然として、あります。

 かいつまんでいうと、「マイナー成分も出る」、「事例問題の増加」、「漢方処方製剤・生薬がふつうに出題」です。

 これらの傾向変化については、「令和3年度(2021年度)の登録販売者受験生へ‐本試験の傾向」に、詳しくまとめています。

 序盤ではほっといてもいいのですが、中盤あたりで、必ず目を通して、試験勉強の方向を修正してください。

難問や奇問について

 ところで、登録販売者には、難問や奇問も出ます。

 たとえば、H28の大阪府の「法規」では、「第99問‐監督処分:平成28年度 大阪」です。

 これは、独特の「ひっかけ」で、わたしも間違えました。

 次に、H29の東京都の「医薬品」では、「第106問‐服用しない:平成29年度 東京都」という奇問が出ました。

 ただでさえ難しい「漢方」なのに、「使用を避ける」となれば、解ける受験生は、ほとんどいないでしょう。

 んで、奇問といえば、「大阪府 H30 第88問」の「化粧品の効能効果の範囲」です。

 巻末資料からの出題で、わかるわけがありません。

 んで、R1の福岡県の「福岡県 R1 第120問 監督処分」は、ぶっ飛んでます。これは、わからんです。

 最後に、R2の関西広域連合の「関西 R2 第109問」です。巻末資料からの出題で、わからんですわ。

 こんな風に、難問や奇問が出ることにはでます。

 しかしながら、難問・奇問の類は極めて“少数”で、合否には直接影響しません。

 よって、「無視」して構いません。

 他の問題で、合格基準を“じゅうぶんに”満たせます。『難問・奇問は相手にせず』です。

勉強方法

 登録販売者の独学の基本は、「問題演習」です。

 テキストばかり読んでいる人がいますが、問題を解かないと頭に入らないので、「問題演習」を中心に試験勉強を組み立てます。

 進め方は、「テキストを読む→読んだところの問題・過去問を解く→テキストを読んで復習・成分名や数字の暗記→再び問題を解く」といった寸法です。

 このように、序盤~中盤にかけては、「問題演習」を中心に進めて行きます。

 対して、中盤~終盤ですが、「問題演習」をするのと同時に、「テキストの精読」を行ないます。

 最近の傾向だと、マイナー論点・未出題論点からの出題が、実に、目立ちます。

 これまでの試験に出ていない論点を、テキストですくい取るような感じで、読み込んで行きましょう。

 また、「テキストの精読」は、知識の再記憶や整理に実に有効で、実力が安定します。

科目別の配分・・・2本立て

 次に、科目ごとの『配分』ですが、『2本立て勉強』で行きます。

 最初は、「医薬品:3割・・・その他の科目:7割」という感じで、勉強するのをお奨めします。

 まず、1日の勉強のうち、3割くらいを「医薬品」に割きます。

 「1時間」の勉強を見込んでいるなら、「20分」くらい、「医薬品」を勉強するといった寸法です。

 んで、残りの7割を「基礎知識」や「適正使用」、「人体」、「法令」といった「負担が少ない」ものに充てます。

 「医薬品」は、あまりに膨大なので、たくさんやると挫折します。毎日少しずつの方がいいです。

 毎日、少しずつ「医薬品」を消化していき、だいぶ慣れてきたら、「医薬品」の比重を増やしていってください。

 では、『独学』の進め方を…、

 …見ていきましょう。

独学序盤

 独学の序盤でやるべきことは、「テキストを読み通す」です。

 序盤では、テキストは、“てきとー”に読むことに徹します。細部は追わず、ざっくり目を通していきます。

 テキストには、見慣れぬカタカナや漢字が多く、専門的な記述も多々あり、膨大な専門用語の数に、配偶者のように、テキストを窓から投げ捨てたくなりますが、皆、状況は同じです。

 全く頭に入らなくても、構いません。

 ざっくりと、何が書かれているのかを把握する感じで、テキストを“最後まで”読んでいってください。

 このとき、大事な事は、『無理に憶えない』です。

 いきなり憶えようとすると、配偶者並の拒絶反応が起きて、試験勉強に配偶者並の嫌気が指します。

 本格的な「暗記と記憶」は、中盤や終盤に入ってからです。

 序盤の今は、とにかく、ざっくり、おおまかに、テキストの内容を把握してください。

 専門用語や医薬品成分の大群に、軽く読むだけでも、頭が腐りそうになりますが、配偶者と同じで、「ならぬ堪忍、するが堪忍」です。配偶者に耐えられるのですから、登録販売者にも耐えられるはずです。

 結局は、配偶者と同じで、『接触回数』に尽きます。

 経験者は語りますが、最初はチンプンカンプンだった薬の成分名や器官名も、何回も接するうちに、“必ず”頭に馴染んで、わかるようになります。

 序盤は、身体を慣らすときなので、ざっくり、テキストを最後まで読み通してください。

 ところで、テキストに、章ごと・単元ごとに練習問題が付いているときは、テキストを読みながら、カンニングしながらでいいので、解いてください。意外に頭に残ります。

独学中盤‐3本柱

 テキストを一通り読めたら、独学中盤の開始です。

 独学の中盤ですが、「テキストの精読」「過去問(過去問題集)演習」「暗記と記憶」の3本柱で、試験勉強を組み立てます。

テキストの精読

 まず、「テキストの精読」ですが、登録販売者は、「テキストに載っていることは、すべて、問われる可能性がある」試験です。

 たとえば、テキストには、「脾臓とは握りこぶし大のスポンジ状の臓器」といった文言がありますが、これが、本試験では、「脾臓とは、握りこぶし大の袋状の臓器」などと出題される、てな塩梅です。

 テキストの「太文字」「赤文字」には、油断ができません。

 中盤以降は、テキストの1つ1つの文言や語句を、読み飛ばすことなく、丁寧に押えていきましょう。(ガチで憶える必要はありません。)

過去問演習

 ある程度、テキストが読めたら、果敢に「過去問(過去問題集)」に入ります。

 ここでいう「過去問」とは、本試験のような120問構成のものではなく、先に紹介した「超重要 登録販売者 過去問題集」のように、章ごとに過去問が編み直されたものを言います。

 なぜ、早々に過去問を解くのかというと、『解けちゃう』からです。

 先に述べたように、本試験の問題の大半は、「テキスト」からなので、難しくはないのです。んなもんで、早々に過去問を解いて、実際の試験問題を「肌」で確かめる、ってな寸法です。

 さて、当該過去問演習に「近道」はありません。

 問題を解いたら、解説を読み、記憶が曖昧だったり不安だったら、テキストで確認します。間違えた問題や不安な選択肢は、必ず復習します。

 こういう地味な勉強は、派手さはありませんが、必ず結実する“王道”のやり方です。

 最初は絶望しますが、先述したように、要は、“接触回数”です。慣れてくる2~3回目になると、格段にカンタンになるし早く解けるようになるので、あきらめず、少しずつでいいので、「問題演習→テキスト確認→復習」を続けてください。

 なお、登録販売者試験は、「1問2作業」という独特の問題形式なので、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」を一読して、日ごろから“最終解答の出し方”を練習してください。

過去問演習の注意

 なお、試験勉強の序盤~中盤では、本試験形式の「120問構成の問題」を解かなくていいです。

 先に紹介した「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集 」の巻末には、模擬試験として「120問」も問題があります。他のテキストも同じような構成をしていると思います。

 しかし、この種の問題は、実力が付く前に手を出しても、ひたすら疲労するだけです。120問解くのに、4~5時間はかかって、心身とも疲労し尽くします。

 120問の本試験形式の問題を解くのは、終盤以降です。

 それまでは、「超重要 登録販売者 過去問題集」といった、章ごとに区切られた問題集で、実力を涵養してください。

 同様の理由から、公式のPDF過去問も、中盤は、解く必要がありません。

暗記と記憶‐気長に

 登録販売者の試験勉強は、「暗記と記憶」がほとんどです。

 30代・40代以降の人は、たった「1つの成分」を憶えるのに、一苦労するはずです。

 しかし、何度も何度も、何回も何回も、5回・10回・20回は見直す感じで、気長にやってください。

 わたしは、駆虫薬成分の「ピペラジンリン酸塩」が、本当に頭に入らず、30回以上は見直しました。

 細々したことは、「細切れ時間」で憶えるのが一番です。

 正直言うと、机の前でウンウン唸る1時間より、通勤・通学の20分のほうが効率がいいです。10分もあれば、1~2個、カタカナ成分を頭に刻むことができます。

 電車やバスの中で、成分名をブツブツ唱えて、周りから白い目で見られてください。

 通勤・通学等の細切れ時間を、十分に活用して、少しずつ憶えて行きましょう。

 さて、細切れ時間用に、ポイントだけをまとめた…、

 …があるので、活用ください。「○×問題」もあります。

 また、手前味噌ながら、以下の…、

 …は、中盤から終盤まで、参考になると思います。これまた、細切れ時間で消化してみてください。

独学終盤

 独学の終盤では、「各都道府県が公開するPDF過去問」や「120問構成の問題(模試問題・予想問題)」に着手して、実力の完成を目指します。

 終盤に至れば、実際の試験問題を、実際の試験形式で、解く十分な「力」があります。問題演習が120個も続いても、頭はきちんと動くはずです。

 別段、PDF過去問等は、難しくありません。

 大半の問題は、これまでの問題演習レベルです。これまで、キッチリ勉強してきた人なら、十分に、合格点である「7割以上」は得点できるはずです。

 しかし、合格点が取れたからといって、油断は禁物。

 間違えた問題・できなかった問題を、丁寧に復習してください。

 また、医薬品の成分で、弱いところ・忘れたところも、多々、見つけるはずですから、そういうのも、復習していきます。

 ところで、「東京都」「関西広域連合(大阪府とか6県)」「福岡県」のPDF過去問に、解説を付与したものをアップしています。

 「登録販売者 東京都・関西広域連合・福岡県の過去問+解説」で、過去問を解いてみてください。特に、東京都は手ごわいのでお奨めです。

 これらのPDF過去問がコンスタントに100点近く取れるようなら、ほぼ、“どこでも”合格できるはずです。

 当該公式PDF過去問の詳細は、長くなったので、「登録販売者の公式のPDF過去問について」や「登録販売者の公式のPDF過去問を解く3つの理由」にまとめています。一読しておいてください。

 また、追い込み用に、試験に出そうな『数字』だけをまとめた「登録販売者 数字対策」で、数字の再暗記をしてください。

 先のページで、4~5点以上は、取れるかと思います。

 PDF過去問の演習が終わったら、その復習をする傍ら、「テキストの精読」をして、知識の整理や再記憶に勤しんでください。

 終盤でテキストを1~2回精読しておけば、確固たる実力が備わるはずです。(本試験ではプラス10点くらい取れると思います。)

わたしの「医薬品」の勉強

 登録販売者の試験勉強の中で、最大の難関が「医薬品」で、各種成分を、これでもかというほど、憶えることになります。

 以下に、わたしの「医薬品」の勉強方法を述べておくので、参考にしてみてください。

ページをメモ

 「医薬品」で勉強することは、日常生活で“馴染みのない”名称が多く、たとえば、「ポリエンホスファチジルコリン」などは、なかなかに頭に入って行きません。

 んなもんで、わたしは、少しでも記憶に残すため、「問題集や過去問を解いて、成分名が出てきたら、マーカーを引き、そして、テキストの該当ページをメモする」ようにしておきました。

 

 こうしておくと、「何を憶えてないか」が一目瞭然なので、試験勉強の効率が格段に上がります。テキストを調べる時間も短縮されるので、イライラすることもありません。

 また、空いた時間に、問題集をぱっと開けば、(これなんだっけ?)的な復習ができるので、お勧めです。配偶者がリビングいたら、問題集に手を伸ばしましょう。

最初は、ボリュームの少ないところから‐風邪薬からやる必要はない

 テキストの「医薬品」の最初は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」だと思います。

 しかし、当該「風邪薬」から、勉強を始めないといけない理由はありません。

 実は、「風邪薬」は、「医薬品」のなかで最もボリュームの多い論点で、もの凄く挫折率の高いところとなっています。

 対して、「医薬品」には、ほんの数ページで終わる単元がそこそこあります。たとえば、「婦人薬」や「喫煙補助剤」、「一般用検査薬」などです。

 参考: 婦人薬

 参考:禁煙補助剤

 参考:一般用検査薬

 勉強に慣れない時分は、“厄介なことを避ける”のが「肝」です。

 しかも、です。先の“ほんの数ページのところ”でも、「1点」の配点があるので、費用対効果も高いのです。

 まずは、量の多い「風邪薬」より、量の少ない「婦人薬」等から、「医薬品」の制覇を狙いましょう。こっちのほうが、効率がいいし、精神的にも楽です。

薬箱をそばに

 わたしが「医薬品」の成分を勉強したときは、身近の薬の成分を調べました。

 家に「薬」のほとんどは、「一般用医薬品」のはずです。んなもんで、登録販売者と“被っている”ってな寸法です。

 面倒でも、成分の1つ1つを、家の「薬」と照らし合わせると、(あーこの成分入っているナァ)的になって、頭に意外に残ります。

 「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」なんて、実に憶えにくいですが、わたしの場合、家にあった「ムヒアルファEX」に配合されていたので、即、暗記できたってな次第です。

 身近な薬を最大に活用して、憶えこみましょう。

「後回し」と「捨て問」

 結論から言うと、最初は、「漢方処方製剤」と「生薬」を後回しにして、カタカナ成分の終わりが見え出したら、「生薬」においおい手を付け始め、最後に「漢方処方製剤」をするが、時間がないなら「漢方処方製剤」は捨てる、といった次第です。

 本試験で問われるのは、8割が「カタカナ成分」なので、まず、こっちを突破しなくては、点数になりません。反対に言えば、漢方や生薬が100%できても、試験には受からないってな手合いです。

 んなもんで、最初は「カタカナ成分」を勉強して、「漢方処方製剤」と「生薬」は、“眺めるだけ”にします。

 「カタカナ成分」の7割くらいが頭に入ったら、「生薬」に手を付けます。

 「カタカナ成分」だけでも、合格基準点は取れます。が、「生薬」の知識があると、格段に、「医薬品」の点数が安定するので、生薬は“合格の保険”になります。

 先の紹介したテキストの「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集 」には、小冊子がおまけについており、『生薬の一覧表』があります。これがよくまとまっており、寝る前に、目を通すだけで、そこそこ憶えることができます。

 

 また、語呂合わせなどをまとめた、ブログの「登録販売者:生薬」や、過去問を○×問題にした「生薬の独学」も、そこそこ役立つと思います。

 これらを駆使して、「生薬」までは、勉強しておきましょう。

 さて、「漢方処方製剤」ですが、完全に捨てない程度に、勉強をする必要があります。

 当方が受験生のときは、ガチの「捨て問」でしたが、最近の試験では、「漢方処方製剤」の問題数が増えており、捨てられなくなっています。

 出題パターンは、ほぼ決まっており、出題論点は、固定化されています。

 よって、勉強さえすれば、ある程度の点数を確保できます。

 ブログの「登録販売者:漢方処方製剤」や、横断まとめの「漢方処方製剤対策」、○×問題等の「漢方処方製剤一覧」を参考に、少しずつ消化していってください。

 「漢方処方製剤」は、まずもって、『全滅しない(全問不正解にならない)』を目標に、勉強しましょう。

わたしの「その他の科目」の勉強

 「1章:基本知識」は、ざっくりテキストを読んで過去問を解いていれば、大丈夫でしょう。

 別段、工夫もせず、終わりました。

 基本知識は“常識で考えれば解ける問題”が多く、楽でした。本試験でも、ほぼ満点でした。どうしても「医薬品」や「身体」で点数を落としがちな人は、ここで点を稼いでください。

 「2章:人体」は、ガチ「暗記と記憶」だったので苦労しました。

 とはいえ、テキストを2~3回精読し、過去問を2~3回解くと、合格点は取れるようになりました。

 ブログ記事の「登録販売者:人体」などを参考にしてください。

 「4章:法規」は、最初は戸惑ったのですが、問われるところは、例年変わらないので、“過去問を解いて、定番論点・頻出論点を把握し、それらをみっちり仕上げる”ことで、得点原にすることができました。

 「5章:適正使用」ですが、基本的には、他の科目と同じです。

 ただし、最近では、「適正使用」に「医薬品的な問題」が出題されているので、ここだけは、注意してください。

語呂・憶え方等リンクのまとめ

 「教材レビュー」はこちらです。

 細切れ時間用の医薬品のポイント集+○×問題は、「医薬品の独学」と「生薬の独学」です。

 んで、登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

 また、登録販売者の最新事情を、たとえば、「8月試験は“予想以上に”キツイと思うべし」などを、ブログに挙げています。「登録販売者の投稿記事 」を参考にしてください。

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