登録販売者の独学向け教材の紹介。試験が試験なだけに、市販教材に大差はない。好きなのを使えばよいが、強いて推薦するなら、テキストはナツメ社の「らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集」で、過去問は成美堂出版の「超重要 登録販売者 過去問題集」で行く。この2冊で必要かつ十分に、独学合格できる。令和6年度(2024年度)対応済み。
登録販売者の教材のうち、特に、テキストは、「購入時期」に注意してください。
登録販売者試験は、例年、「4月上旬」に、試験問題の元ネタとなる「試験問題作成に関する手引き(通称:手引き)」の改正の有無のアナウンスがあります。
改正が“あった場合”は、できるだけ、改正を反映したものを買うようにしてください。
改正を踏まえた新版は、おおむね「5~7月あたり」に販売されます。
対して、改正が“なかった場合”は、現在市販されているものが、最新版です。
即、購入しても、支障ありません。
なお、改定については、メインページの「登録販売者の独学」や、当方の「Twitter」でも広報するので、不安な人は、チェックしてください。
独学向けの推薦教材ですが…、
テキストは、ナツメ社の「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、成美堂出版の「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」
…となっています。
この2冊は、それぞれ約2,000円と1,900円と、お手頃価格であり、費用対効果(コスパ)の高い組み合わせかと思います。
正直なところ、一問一答形式のものや、サブテキスト・資料的なものは、必要「ない」です。
この2冊を徹底すれば、穏当に合格できるかと思います。ちなみにわたしが受験生のときは、当該2冊で「110点」くらい取れました。
当該2冊でまずは勉強して、ほいで、公式のPDF過去問を解いて、それでも不足感があるようなら、ぼちぼちと他の教材を追加していくと、トータルでの支出を抑えられるでしょう。
なお、登録販売者は、過去問が公式で公開されているので、過去問題集などは、無用と思われるかもしれません。
しかし、絶対に勝った方がいいです。「登録販売者 公式過去問 VS 市販問題集」を、参考にしてください。
テキストには「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」を推薦します。
わたしも、このテキストを使いました。
当該テキストの特徴は、掲載問題数が多いところです。
単元ごとに「ミニテスト」が、章ごとに「精選過去問」が、そして、巻末に、「120問の模擬試験」が付いています。市販テキストのなかでは、最も多い問題数です。
登録販売者試験は、解いた問題の数が“物を言う”ので、「問題演習」を重視する人には、うってつけのテキストとなっています。
また、本書には、医薬品の禁忌や生薬一覧がまとめられた「小冊子」がオマケに付いてきます。
この小冊子がなかなかに便利で、通勤・通学時の復習や暗記に、実に有用です。
小冊子はこんな…、
…感じです。
当方は、寝る前に、当該小冊子の「生薬」に目を通して、憶え込みました。そのおかげで、「医薬品」は、格段に点数が上がりました。
なお、個人的なアレですが、当該テキストの出版社のナツメ社に、発売時期についてメールしたことがあるのですが、“昼送信→夕方返信という即断の返信”だったので、気合入ってんなぁという“好印象”があります。こういうのもテキストの購入理由になりました。
でも、欠点もあります。
本書は、ひとくちコメントやイラストも多く、勉強しやすいテキストですが、当該テキストだけでは、問題演習の数が足りないので、次に述べる「過去問題集」を追加します。
過去問題集で勧めるのは、成美堂出版(コンデックス情報研究所)の「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」です。
推薦理由は、「費用対効果(コスパ)がいい」からです。
当該問題集は、「400問強」の問題が掲載されており、市販されているものの中で、最も数が多いです。
解説も簡潔で分かりやすく、全都道府県(全ブロック)から問題が収載されているので、さまざまなタイプの問題で、問題演習ができます。確実に実力アップに貢献します。
んで、解答・解説が切り離せる「別冊方式」になっているので、勉強しやすいのも、大きな利点です。
問題演習後の答え合わせのときに、ページを何度も繰ったりしなくていいので、イライラは、激減します。
また、当該過去問題集は、毎年版が改められるので、最新の過去問で、問題演習が可能となります。
そして、です。
なにより、当該問題集は、市販されているものの中で、“最も安い”のです。
基本的に、問題集の購入時に重視すべきは、「解説の質」なのですが、登録販売者試験は、“知ってるかどうか”の知識問題がほとんどのため、言うほど、“解説の差”がないのです。
ぶっちゃけ、どの過去問も、似たり寄ったりの解説です。
んなもんで、値段の安いものを選んでも、ほとんど支障がないのです。
わたしも、当該過去問題集を使いましたが、分かりにくいということはほとんどなかったです。
登録販売者試験は、受験量が1万を超えます。支出を少しでも抑え、かつ、良質の教材を入手したい人は、当該問題集を推薦します。
登録販売者の過去問は、各都道府県ごとにPDFで配布されています。
なかには、「テキストだけ買って、問題演習は、公式のPDF過去問でやればいい」と考えている方もおられるかと思います。
わたしもそうだったのですが、それは「完全な誤り」です。先の過去問題集を買って、“完全に”正解でした。
というのも、公式の過去問には、解説が付いていないため、問題演習にべらぼうな手間と時間がかかるからです。
詳しくは「登録販売者の公式のPDF過去問について」や「登録販売者の公式のPDF過去問を解く3つの理由」で述べていますが、選択肢の1つ1つを、テキストで照合するなんて、配偶者なみの面倒です。
わたしも最初は、コストを下げるため、テキストだけで行こうと思ってましたが、過去問題集を買う方が、「実力の伸びの速さが桁違い」です。
能率は、お金で買いましょう。
テキストは、「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」を使います。
過去問題集は、「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」です。
とりあえず、先のテキストと過去問題集の2冊をそろえてから、勉強していくといいでしょう。この2冊をしっかり消化すれば、この2冊だけで合格できるはずです。
なお、試験勉強等については、「登録販売者の独学」を参考にしてみてください。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
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