トウガラシ‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 トウガラシは、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分‐局所刺激成分‐温感刺激成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「局所刺激成分」は…、

 「いずれも目や目の周り、粘膜面には刺激が強すぎるため、使用を避けることとされている。」

 …となっています。

 次に、「温感刺激成分」は…、

 「皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して、」

 「カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル等が配合されている場 合がある。」

 「カプサイシンを含む生薬成分として、トウガラシ(ナス科のトウガラシの果実を基原とする生薬)も同様に用いられる。」

 「温感刺激成分は、人によっては刺激が強すぎて、副作用として痛みが現れることがある。」

 「特に、温感刺激成分を主薬とする貼付剤では、貼付部位をコタツや電気毛布等の保温器具 で温めると強い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがあ るので、注意が必要である。」

 「入浴前後の使用も適当でなく、入浴1時間前には剥がし、入浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼付するべきである。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「トウガラシ」は、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分‐局所刺激成分‐温感刺激成分」に登場します。

 市販薬には、「【第2類医薬品】キンカン 120mL 」などがあります。

 「温感刺激成分」自体が、あまり試験には出ません。

 また、トウガラシは、身の回りにあるもののため、試験問題を作り難いです。

 優先順位は「低い」です。

 他の温感刺激成分を押さえていれば、十分かと思います。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① カプサイシンを含む生薬成分として、トウガラシも同様に用いられる。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「カプサイシンを含む生薬成分として、トウガラシも同様に用いられる。」ですが、正しい記述です。

 トウガラシは、「温感刺激成分」であり、「皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待」されて、配合されます。

 試験に出るとしたら、このくらいが関の山かと思われます。

 よって、①は、「○」となります。

試験ポイント

 「使用上の注意」があります。

 刺激が強いので、目や目の周り、粘膜への使用を避けます。

 まあ、当然ですね。トウガラシを目の周りに塗らないでしょう。

定番「ひっかけ」アリ

 「温感刺激成分」ですが、ひっかけで試験に登場することがあります。

 たとえば、「トウガラシは、皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして反射的な血管拡張による患部の血行を促す」ってな感じで出題されます。

 トウガラシは「温感刺激成分」なので、「×」です。

 「冷感刺激成分」は、メントールやカンフル、ハッカ油、ユーカリ油です。

 試験に出るとしたら『ここ』なので、注意して問題文を読んでください。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第2類医薬品】キンカン 120mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「外皮用薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」へのリンクです。

 ジブカイン塩酸塩

 リドカイン

 アミノ安息香酸エチル

 テシットデシチン

 アンモニア

 ジフェンヒドラミン

 ジフェンヒドラミン塩酸塩

 クロルフェニラミンマレイン酸塩

 ジフェニルイミダゾール

 イソチペンジル塩酸塩

 メントール

 カンフル

 ハッカ油

 ユーカリ油

 カプサイシン

 ノニル酸ワニリルアミド

 ニコチン酸ベンジルエステル

 トウガラシ

 クロタミトン

 酸化亜鉛

 ピロキシリン(ニトロセルロース)

 アラントイン

 ビタミンA油

 ナファゾリン塩酸塩

 ヘパリン類似物質

 ポリエチレンスルホン酸ナトリウム

 ニコチン酸ベンジルエステル

 ビタミンE(トコフェノール)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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