トウガラシは、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分‐局所刺激成分‐温感刺激成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「局所刺激成分」は…、
「いずれも目や目の周り、粘膜面には刺激が強すぎるため、使用を避けることとされている。」
…となっています。
次に、「温感刺激成分」は…、
「皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して、」
「カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル等が配合されている場 合がある。」
「カプサイシンを含む生薬成分として、トウガラシ(ナス科のトウガラシの果実を基原とする生薬)も同様に用いられる。」
「温感刺激成分は、人によっては刺激が強すぎて、副作用として痛みが現れることがある。」
「特に、温感刺激成分を主薬とする貼付剤では、貼付部位をコタツや電気毛布等の保温器具 で温めると強い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがあ るので、注意が必要である。」
「入浴前後の使用も適当でなく、入浴1時間前には剥がし、入浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼付するべきである。」
…と、相なります。
ご存じのように、「トウガラシ」は、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分‐局所刺激成分‐温感刺激成分」に登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】キンカン 120mL 」などがあります。
「温感刺激成分」自体が、あまり試験には出ません。
また、トウガラシは、身の回りにあるもののため、試験問題を作り難いです。
優先順位は「低い」です。
他の温感刺激成分を押さえていれば、十分かと思います。
当該成分は…、
① カプサイシンを含む生薬成分として、トウガラシも同様に用いられる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「カプサイシンを含む生薬成分として、トウガラシも同様に用いられる。」ですが、正しい記述です。
トウガラシは、「温感刺激成分」であり、「皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待」されて、配合されます。
試験に出るとしたら、このくらいが関の山かと思われます。
よって、①は、「○」となります。
「使用上の注意」があります。
刺激が強いので、目や目の周り、粘膜への使用を避けます。
まあ、当然ですね。トウガラシを目の周りに塗らないでしょう。
「温感刺激成分」ですが、ひっかけで試験に登場することがあります。
たとえば、「トウガラシは、皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして反射的な血管拡張による患部の血行を促す」ってな感じで出題されます。
トウガラシは「温感刺激成分」なので、「×」です。
「冷感刺激成分」は、メントールやカンフル、ハッカ油、ユーカリ油です。
試験に出るとしたら『ここ』なので、注意して問題文を読んでください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】キンカン 120mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「外皮用薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
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