バシトラシンは、「皮膚に用いる薬」の「抗菌成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「バシトラシン」
「細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。」
…と、相なります。
ご存じのように、「バシトラシン」は、「皮膚に用いる薬」の「抗菌成分」に登場します。
市販薬には、「【指定第2類医薬品】ドルマイコーチ軟膏 6g 」などがあります。
当該成分は、ときおりにしか出ません。
出るにしても、「佐賀県 R2 第89問」のような、基本問題です。
語呂合わせもあって憶えやすいので、押えておきましょう。
優先順位は「やや高い」です。
当該成分は…、
① バシトラシンは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「バシトラシンは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す」ですが、誤った記述です。
バシトラシンは、「抗菌成分」です。角質軟化作用はありません。
問題文の言う「角質層を構成するケラチンを変質させる」うんぬんは、「イオウ」のことです。
参考:イオウ
よって、①は、「×」となります。
バシトラシンは、「細菌の細胞壁の合成を阻害する」で、抗菌作用を示します。
くだらない憶え方ですが、「壁にバシッと」くらいに憶えればいいでしょう。
言うまでもなく、「壁」は「細菌の細胞“壁”の合成を阻害する」に該当し、「バシッと」は「“バシト”ラシン」の頭文字です。
「適正使用」用のまとめです。
「バシトラシン」ですが、「適正使用」の「使用しない」に登場します。
「湿潤、ただれのひどい患部、深い傷、ひどいやけどの患部」には、「使用しない」となっています。
理由は、「刺激が強く、症状を悪化させるおそれがあるため」です。
まあ、常識的に判断できる内容ですが、押えておきましょう。
参考:特徴系+その他
なお、「バシトラシン」は、「相談すること」には、出てきません。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【指定第2類医薬品】ドルマイコーチ軟膏 6g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「外皮用薬」の「抗菌成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
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