登録販売者の合格体験記です。見聞きしないカタカナを大量に覚えないといけないため、受験前は不安でしたが、問題演習中心の試験勉強が功を奏し、合格ラインは突破。胸をなでおろした次第です。ホント、高額受験料を無駄にしなくてよかったです。
・受験回数/1回。
・受験勉強期間/2ヶ月
・使用テキスト・・・『らくらく完全攻略! 登録販売者試験 合格テキスト&問題集』。詳しくは「教材レビュー」を。
・使用過去問題集・・・『超重要 登録販売者 過去問題集』。詳しくは「教材レビュー」を。
・予算/テキストは2,000円、過去問題集は1,700円、受験料が13,000円!!!、交通費は2,000円で、雑費・弁当代が約1,000円で、総計20,000円弱の費えでした。
結果として合格できたのですが、試験科目の「医薬品」には、ほとほと手を焼きました。
当該「医薬品」ですが、全く見聞きしないカタカナ成分を、たとえば、「グリチルリチン酸二カリウム」や「スコポラミン臭化水素酸」といったカタカナを、ひたすら暗記するのです。しかも、膨大な数のため、暗記は実に骨が折れます。
憶えては忘れ、忘れては憶え直す連続だったので、最初のうちは、試験に間に合うのか?と不安でした。
「やるしかない」という次第で、わたしは、ひたすら問題演習の数を稼ぎました。過去問題集の「医薬品」のところは、「5回」、繰り返しました。
問題演習に並行して、テキストの精読をすると、実に記憶の“のり”がよくなり、だんだんと問題が解けるようになっていきました。結果、本試験では、「医薬品」で「39点」取れたので、「問題演習中心」で、正解だったと思います。
「医薬品」は、近道や逃げ道がありません。
愚直に、テキストと過去問題集を繰り返すしか、攻略できないと思います。
急げば回れなので、腹を据えて、「医薬品」のカタカナの海に飛び込んでください。配偶者の顔を見れば、こっちの方がマシといった感じで、ドボンと入れます。
ところで、わたしは、当該「医薬品」の勉強では、語呂合わせを作って、暗記の負担を減らしました。
くだらないものばかりですが、「登録販売者:語呂合わせ」にまとめているので、お目汚しください。
ところで、全部の最終得点は「117点」でした。
「医薬品」以外に苦労したのは、「人体」です。
「人体」では、いまさら「生物」の勉強かよっ!といった塩梅で、消化腺やら消化器の暗記や、胃や腸等の機能の暗記に、何回か目を回しましたが、問題演習とテキストの精読で、なんとか凌ぎました。
「人体」は、「3回」ほどやったのですが、失点はゼロで「20点」でした。
「人体」も、問題演習とテキスト精読で何とか点が取れるので、苦手な人は、参考にしてみてください。
なお、「人体」は、まとめて憶えるほうが負担が少ないです。「登録販売者:まとめ」などを参考にしてみてください。
さて、残る「基礎知識」や「法規」とかですが、これは、難易度があまり高くありません。
また、「医薬品」や「人体」に比べれば、残る3科目のボリュームは、配偶者の愛想くらいに少ないです。
ですから、ふつうにテキストを読んで、過去問題集を解いておけば、大丈夫です。
なお、「法規」は、毎年、重箱の隅を突く問題が出るため、多少の失点は仕方ありません。わたしは、2つ落として「18点」でした。「法規」の難問は、深い追いせず、放置が一番かと思います。
登録販売者は、薬を扱う資格なので、「理数系」資格です。
しかし、試験には、化学式の類は一切出ません。そう、ひたすら知識問題だけが出ます。
このため、テキストにびっしり埋まった語句を、毎日、すこしずつ、頭に入れていかねばならず、試験勉強中は、間に合うのか?とかなり焦りました。
記憶力のよい人ならいいのでしょうが、憶えの悪い人は、“時間に余裕を見て”勉強していってください。
当方は「2ヶ月」で合格できましたが、この間は、尻に火が付いた状態で、毎日焦っていました。
先に述べたように、登録販売者は『暗記と記憶』だけの試験です。
本試験の問題は、ほとんどは「テキスト」に沿って、“そのままに近い形”で出題されます。
んなもんで、しっかりやった人は受かりますが、手を抜いた人は落ちてしまいます。
最初は、凄くしんどいです。
序盤は、耳目にしないカタカナや漢字が乱舞してばかりで、少しも頭に入りません。しかし、2回・3回と繰り返すうちに、頭に入ります。
要は、「数」です。問題演習の数を稼ぎ、テキストの精読を繰り返せば、確実に、点数になって現れます。
また、細切れ時間を最大限に活用して、暗記事項を消化してください。テキストをスマホなりで撮って出先で眺めたり、暗記メモに目を通したり、夜寝る前に生薬一覧を読んだりしてみてください。次第に頭に残っていくはずです。
やればやるほど、合格は近づくので、毎日、こつこつ論点と用語を消化していってください。
不幸にも落ちてしまった人は、次の受験は、「数」をもとに、試験勉強を組み立ててみてください。
わたしのように、「医薬品」は過去問題集を5回、他の試験科目は、3回くらいやっておけば、まず、合格点を確保できると思います。
ホント、登録販売者の試験勉強は、面倒です。
もう一度やれといわれたら断ります。そのくらい面倒なので、1回で合格すべく、気合を入れて臨んでください。
結論から言うと、8月・9月に試験日のある都道府県は、「空調」に注意といった次第です。
今回、ひさびさに「ド空調」の試験会場に当たってしまい、効き過ぎるクーラーに震えながら受験する羽目に陥りました。
わたしが受けた試験会場は、大阪府和泉市の「桃山学院大学」だったのですが、この大学の空調は、管理室で一括管理しており、個々の教室で温度が調整できないのでした。
本試験当日の空調は、温度がめちゃくちゃに下げられており、クソ寒くて、仕方ありませんでした。冷え性でない男性のわたしですら「寒い」のですから、女性なら「凍えた」に違いありません。配偶者ならいい気味ですが、若くて美しい女性ばかりだったので気の毒でした。
試験監督に「寒い」と言うと、「教室では空調の温度を変えられないのです」というガキの使いの返事。「それをなんとかするのがお前の仕事じゃないの?。管理室に言いに行けよ」というと、「あ、はい…」といった“えなりかずき”的な返事。結局、午前試験はずっと寒いままで、午後から温度調整が入る塩梅でした。休み時間は、空調へのブーイングが凄かったです。
さて、教訓ですが、「バカ空調」対策として、首に巻くタオルと、パーカー的な長袖は必要、といった塩梅です。
過去一度だけ、配偶者なみに冷たい場所で試験を受けたことがあったため、毎回、備えているわたしなのです。
しかし、わたしが受験したときは、試験日が9月ながら、湿度が100%近くで、異常に蒸し暑かったため、タオルも長袖も持たないまま家を出たのでした。ほいで、「バカ空調」に大当たりといった塩梅です。
長袖等を持っていくのは、確かに、荷物になります。が、配偶者ほどお荷物ではありませんし、空調の尋常じゃない寒さの中で受験すれば、普段の実力など2~3割は落ちます。配偶者の重荷に耐えているのですから、多少の荷物なぞ、小鳥の羽のようなものです。
転ばぬ先の杖です。
先も述べたように、8月や9月といったクーラーが動く季節の受験は、用心してください。冬の暖房なら、脱げばいいだけですが、クーラーはどうにもならないです。
まず、試験会場が、めまいがするほど遠くて、小旅行気分を味わえました。
わたしが受験したところは、和泉市にある「桃山学院大学」だったのですが、これがまあ、遠くて遠くて、「JR→地下鉄→私鉄」と乗換えが多く、往復で2,000円以上、交通費がかかってしまいました。2,000円あればちょっといいランチが食べれますよ。
次に、受験料の高さです。「13,000円」という金額には、少し、ド肝を抜かれました。今まで受けた試験の中でも、高額な部類です。1万円もあれば、下着一切を新調できますよ。
たとえば、です。第2種電気工事士という試験がありますが、この試験の受験料は、「9,600円」です。
高受験料ですが、納得はできます。というのも、筆記試験のほか、技能試験があるからで、技能試験の材料費がかかる→応じて受験料も高くなる、ってな寸法です。
しかし、登録販売者は、「紙」だけの試験です。なのに、なぜ、こんな1万超の金額になるのか、わたしにはわかりません。
まあ、愚痴を言っても仕方がありません。高額受験料にギリギリと奥歯をかみ締めたら、『受験料を無駄にできない!』と発奮して、「1回」で合格しましょう!
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
なお、試験勉強の詳細や医薬品の勉強については「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者の教材レビュー」を参考をば。
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