ウフェナマート‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　ウフェナマートは、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」の「非ステロイド性抗炎症成分」の「皮膚の炎症によるほてりや痒み等の緩和を目的として用いられる成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

　復習用に、手引きを抜粋すると…、

　「ウフェナマート」

　「末梢組織（患部局所）におけるプロスタグランジンの産生を抑える作用については必ずしも明らかにされておらず、」

　「炎症を生じた組織に働いて、細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により、抗炎症作用を示すと考えられている。」

　「湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも等による皮膚症状の緩和を目的として用いられる。」

　「副作用として、刺激感（ヒリヒリ感）、熱感、乾燥感が現れることがある。」

　…と、相なります。

傾向と対策、優先順位

　ご存じのように、「ウフェナマート」は、「皮膚に用いる薬」の「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」の「非ステロイド性抗炎症成分」の「皮膚の炎症によるほてりや痒み等の緩和を目的として用いられる成分」に登場します。

　市販薬には、「【第2類医薬品】ロバックU 10g ※セルフメディケーション税制対象商品 」などがあります。

　当該成分は、「奈良県 R3 第88問」の選択肢cや、「香川県 R4 午後第32問」の選択肢bように、ときおり試験に顔を見せます。

　優先順位は「高い」です。

過去問○×問題

　当該成分は…、

　① ウフェナマートは、炎症を生じた組織に働いて、細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により、抗炎症作用を示すと考えられている。

　② ウフェナマートは、湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも等による皮膚症状の緩和を目的として用いられる。

　…といった感じで出題されます。

　①の正誤はこちらです。

　②の正誤はこちらです。

①解説

　先の○×問題の解説です。

　①の「ウフェナマートは、炎症を生じた組織に働いて、細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により、抗炎症作用を示すと考えられている」ですが、正しい記述です。

　試験に出るとしたら、当該のキーワードの「細胞膜の安定化」や「活性酸素の生成抑制」を問うのが関の山です。

　ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。

　よって、①は、「○」となります。

②解説

　②の「ウフェナマートは、湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも等による皮膚症状の緩和を目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。

　選択肢の言うとおり、ウフェナマートは、湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも等による皮膚症状を和らげます。

　よって、②は、「○」となります。

　試験戦術的なことを言います。

　これまで、外皮用薬で最も出ていたのは、キーワード部分でした。

　ウフェナマートだと、「細胞膜の安定化」と「活性酸素の生成抑制」といった、最たる特徴だけ押さえておけばよかったのです。

　しかし、昨今では、本問のように、「何に効くか？」も問われるようになっています。

　参考：東京都 H30 89問：外皮用薬2

　テキストは、遺漏なく精読することを勧めます。

試験ポイント

　ウフェナマートですが、出題実績はあるものの、言うほど出ないというのが実感とするところです。

　テキストの記述を見ても、ややこしいことばかり書いてあったり、抽象的過ぎてわかりにくかったりする成分です。

　ですから、時間に余裕のある人だけはやって、時間のない人は、捨てるか、「後回し」にしてよいかと思います。

　わたしは、「メンドクサイ成分は、行きの電車の中でやる‐登録販売者」でも述べているように、試験会場に行く電車の中で、チェックしてました。

　出題率からも、この程度でOKかと思います。

補足‐非ステロイド

　「ウフェナマート」は、“非ステロイド性”の抗炎症成分です。

　外皮用薬の抗炎症成分の定番論点に、「ステロイド性か？ それとも、非ステロイド性か？」があります。

　きっちり整理して、憶えてください。

コツ的なこと

　登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

　次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

　実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

　先に挙げた、「【第2類医薬品】ロバックU 10g ※セルフメディケーション税制対象商品 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

　テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

　「痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」の他の成分へのリンクです。

　デキサメタゾン

　プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

　プレドニゾロン酢酸エステル

　ヒドロコルチゾン

　ヒドロコルチゾン酪酸エステル

　ヒドロコルチゾン酢酸エステル

　ブフェキサマク

　ウフェナマート

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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