登録販売者試験の試験科目の「医薬品に共通する特性と基本的な知識(基本知識)」の勉強方法を述べるページ。独学者向け内容。「基本知識」は、得点源となる科目である。基本方針や勉強方法等を述べる。そのほか、直近試験の傾向や数字対策、各種勉強ブログへのリンクを掲載する。
「基本知識」は、他の科目と比べると、明らかに点が取りやすいです。カンタンです。満点の「20点」近く取れます。
そして、定番論点・頻出論点からの出題が多いです。
テキスト精読と過去問演習で、必要十分です。
「医薬品」や「法規」、「適正使用」の失点を、ここでカバーしましょう。
試験勉強的には、「基本知識」は、「問題なし」です。気楽に臨んでください。
以下は、「基本知識」にて、ちょっとだけ注意すべきことを述べていきます。
直近試験の「基本知識」ですが、相変わらずこれまでどおりで、気にすべき傾向変化は、ありません。
強いて言うなら、「薬害の歴史」からの出題が減っています。
かつては、「4~5問」も出てたのですが、最近では、「2~3問」くらいの出題になっています。横断問題も出るようになりました。そして、相変わらず、細かいものをチクチク問うてきます。
出題数は減っても、「薬害の歴史」は、昔も今も、最重要論点です。一番勉強しないといけないです。
「基本知識」の試験問題は、基本的に、テキストを読んでおけば解けるものが多いです。
また、常識で判断できるものも多く、そう勉強しなくても点が取れます。
しかし、「薬害の歴史」は、異色の存在で、極めて事細かく問われます。
特に、「制度創設」がガチで問われます。
暗記しておかないと問題が解けないので、シッカリ憶えてください。
当該論点の勉強には、以下の…、
…を、活用願います。
また、最近多くなった横断問題には、「薬害訴訟の横断学習のページ‐論点整理とまとめ」も、一読願います。
「基本知識」では、上記薬害訴訟以外にも、暗記論点がいくつかあります。
「医薬品のリスク評価(GLP、GCP、GPSP、GVP)」は、本当に昔から出続けています。
個々のアルファベットが何なのか憶えてないと解けないです。「「リスク評価基準」の憶え方‐GLP、GCP、GPSP、GVP」を活用し、暗記してください。
リスク評価だけで1点取れるときもあります。
次に、ヤヤコシイ「保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品)」が出ます。
「法規」でも出ますが、出題者が問題を作りやすいためか、「基本知識」でも、ほぼ1問出ます。
個々の食品がどういうものなのか、暗記しておいてください。
「小児、高齢者の年齢」の数字も、定番論点です。
出題者的には、点を取らせる問題として、採択しているように思われます。
数字の暗記で点が取れるので、ガチで押えておきましょう。「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方」を活用願います。
ガチ暗記までは無用なのですが、何度も読んで内容を頭に入れておくべき論点は、以下の…、
・副作用定義
・一般用医薬品の定義
・一般用医薬品の役割
・プラセボ効果
・販売時のコミュニケーションの確認ポイント
…とおりです。
「副作用定義」は、「Webテキスト 副作用 その1」にあるように、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」です。
「一般用医薬品の定義」と「一般用医薬品の役割」の勉強には、ブログの「一般用医薬品の定義のまとめ」と「一般用医薬品の役割の憶え方」を、活用ください。
「プラセボ効果」の記述は、「Webテキスト プラセボ効果 その1」にあるように、「医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果(偽薬効果)という」です。
「販売時のコミュニケーションの確認ポイント」の全文は、「Webテキスト 販売時のコミュニケーション その2」です。
副作用定義、一般用医薬品の定義、一般用医薬品の役割は、択一式のほかに、「穴埋め」問題で狙われるので、キーワードに注意して、よく読んでおきましょう。
販売時のコミュニケーションの確認ポイントは、定番論点と化していて、1問は確実に出題されています。長文ですが、常識的な内容なので、読んでおけばOKです。何回か読めば、頭に入ります。
「基本知識」でも、数字が問われます。
「基本知識」に出てきた数字を、「基本知識の数字」に、まとめています。細切れ時間で憶えてください。
最後に、「基本知識」では、これと言って難しい出題は“まれ”ですが、難問が出ることには出ます。
たとえば…、
…とかです。
こういう???な問題に遭遇したら、(あーこら、難問枠だわ)くらいに思って、てきとーにマークして、さっさと他の問題に駒を進めてください。誰も解けないです。
「基本知識」の過去問を、「全ブロック 試験問題 科目別 インデックス」にまとめています。
ドンドコ問題演習をしたい人は、活用してください。
なお、全国の過去問は、「登録販売者 都道府県別 過去問+解説」にあります。受験予定地のPDF過去問を解く際に、活用ください。
「基本知識」の個別論点攻略ページへのリンクです。
・医薬品のリスク評価の「用量・反応」の語呂合わせ 無作用量・最小有効量・治療量・中毒量・最小致死量・致死量
・「リスク評価基準」の憶え方‐GLP、GCP、GPSP、GVP
・薬害訴訟(CJD訴訟,HIV訴訟,スモン訴訟,サリドマイド訴訟,C型肝炎訴訟)の横断学習のページ‐論点整理とまとめ
・登録販売者 OTC医薬品(スイッチOTC医薬品・ダイレクトOTC医薬品)のまとめ
「基本知識」の手引きの全記述を、「Webテキスト 基本知識 インデックス」に、アップしています。
出先でテキストを読みたいとき、確認したいときなどに、活用ください。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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