イオウは、「皮膚に用いる薬」の「角質軟化薬」の「角質軟化成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「角質軟化成分‐イオウ」
「皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。」
「併せて抗菌、抗真菌作用も期待され、にきび用薬等に配合されている場合もある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「イオウ」は、「皮膚に用いる薬」の「角質軟化薬」の「角質軟化成分」に登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】ピンプリット にきび治療薬C 15g 」などがあります。
以前は、「角質軟化薬」自体が、あまり試験に出なかったのです。
しかし、最近では、マイナー成分も、「埼玉県 R2 第90問」などで、選択肢の1つに出題されるようになっています。
当該「イオウ」も、チェックしておきましょう。
優先順位は「ふつう」です。
当該成分は…、
① イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質することで、角質を軟化させる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質することで、角質を軟化させる」ですが、正しい記述です。
当該イオウは、「角質軟化成分」で、キーワードは、「ケラチン」です。ここで、判断しましょう。
当該ケラチンを憶えておくと、「入れ替え」問題に強くなります。
たとえば、「アモロルフィン塩酸塩は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質することで、角質を軟化させる。」といった「入れ替え」問題がよく出るのです。
「イオウ・・・ケラチン」と憶えていれば、「ケラチンを変質するのはイオウなのだから、誤り」、といった感じで判別できます。
押えておきましょう。
よって、①は、「○」となります。
イオウには、「抗菌・抗真菌作用を期待して、にきび薬に配合される」という論点もあります。
「福岡県 R3 第93問」に、出ました!
最近は、マイナー成分でも、ドンドコ出題されているので、油断しないようにしてください。
先の「福岡県 R3 第93問」では、「医薬品か、医薬部外品か」の出題がありました。
「角質軟化成分」の総論部分の記述の…、
・うおのめ・たこ用剤…医薬部外品のものもある。
・いぼ用剤…医薬品のみ。
…は、チェックしておきましょう。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】ピンプリット にきび治療薬C 15g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「外皮用薬」の「角質軟化薬」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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