エタノール(消毒用エタノール)は、「皮膚に用いる薬」の「きず口等の殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「エタノール(消毒用エタノール)」
「手指・皮膚の消毒、器具類の消毒のほか、創傷面の殺菌・消毒にも用いられることがある。」
「皮膚刺激性が強いため、患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することは避けるべきとされている。」
「また、粘膜(口唇等)や目の周りへの使用は避ける必要がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「エタノール(消毒用エタノール)」は、「皮膚に用いる薬」の「きず口等の殺菌消毒成分」に登場します。
市販薬には、「消毒用エタノールIPA スプレー式 500ml (指定医薬部外品) 」などがあります。
当該成分は、よくよく試験に顔を見せます。優先順位は「高い」です。
当該成分は…、
① エタノールは、粘膜刺激性があり、粘膜面や目の回り、傷がある部分への使用は避けることとされている。
② 消毒用エタノールは、皮膚刺激性が強いため、患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することは避けるべきとされる。
…といった感じで出題されます。
①の「エタノールは、粘膜刺激性があり、粘膜面や目の回り、傷がある部分への使用は避けることとされている」ですが、正しい記述です。
ごぞんじのように、エタノールは、公衆衛生用薬にも登場する殺菌消毒薬です。
エタノールは、一般細菌類、真菌類、結核菌、ウイルスに殺菌効果があります。言うなれば、“キツイ薬”です。
そんなキツイ薬を、粘膜面や目の回り、傷がある部分に使っちゃダメでしょ、といった寸法です。
よって、①は、「○」となります。
②の「消毒用エタノールは、皮膚刺激性が強いため、患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することは避けるべきとされる。」ですが、正しい記述です。
「福岡県 R2 第90問」からの問題です。
手引きでの「使用上の注意」がそのまま出題されています。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、②は、「○」となります。
「使用上の注意」は、重要論点です。
エタノールは、皮膚刺激性が強いので、患部表面を清拭するにとどめます。患部に貼付することは避けます。
試験では、「エタノールは、皮膚刺激性が強いので、患部表面を清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して貼付するのは避ける」などと出題されています。「○」です。
なお、エタノールは、手や指、皮膚、器具類の消毒のほか、創傷面の殺菌消毒にも使われています。
ここが出た県もあるので、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、「手や指、皮膚、器具類の消毒+創傷面の殺菌消毒」を、チェックしておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「消毒用エタノールIPA スプレー式 500ml (指定医薬部外品) 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「殺菌消毒成分」の他の成分へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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