尿素‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 尿素は、「皮膚に用いる薬」の「角質軟化薬」の「保湿成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「保湿成分

 「皮膚の乾燥は、角質層の細胞間脂質や角質層中に元来存在するアミノ酸、尿素、乳酸等の 保湿因子が減少したり、」

 「また、皮脂の分泌が低下する等により、角質層の水分保持量が低下することによって生じる。」

 「角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として、グリセリン、尿素、白色ワセリン、オリブ油、ヘパリン類似物質等が用いられる。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「尿素」は、「皮膚に用いる薬」の「角質軟化薬」の「保湿成分」に登場します。

 市販薬には、「【第3類医薬品】クロキュアb 15g 」などがあります。

 「角質軟化薬」は、あまり試験に出ませんでしたが、最近は、「埼玉県 R2 第90問」などで、よくよく姿を現すようになっています。

 優先順位は「ふつう」ですが、テキストを丁寧に見ておくほうが絶対に無難です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① 尿素は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。

 ② 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

①解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「尿素は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。」ですが、誤った記述です。

 「ケラチンを変質させることにより、角質軟化作用」するのは、「イオウ」です。

 尿素は、「保湿成分」です。

 よって、①は、「×」となります。

②解説

 ②の「尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。

 選択肢のいうように、尿素は、「保湿成分」です。

 よって、②は、「○」となります。

 尿素は、基本中の基本の「成分名-効能・効果」を憶えていれば、まず、取れるかと思います。

 参考:東京都 H30 90問:角質軟化薬等

試験ポイント

 最近は、試験が「難化」しており、これまで問われなかった成分が出題されています。

 当該成分も、「福岡県 R1 第87問:皮膚薬」にて、問われています。

 “頻出じゃない”ものでも、丁寧に押えていきましょう。

 なお、保湿成分には、当該尿素のほか…、

 ・グリセリン

 ・ワセリン

 ・オリブ油

 ・ヘパリン類似物質

 …などがあります。

 「尿素」が出たのですから、当然、これらも、出題の範囲内といえます。

 テキストは、精読しておきましょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第3類医薬品】クロキュアb 15g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「外皮用薬」の「角質軟化薬」へのリンクです。

 サリチル酸

 イオウ

 グリセリン

 尿素

 ワセリン

 オリブ油

 ヘパリン類似物質

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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