チオコナゾールは、「皮膚に用いる薬」の「イミダゾール系抗真菌成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「イミダゾール系抗真菌成分」
「オキシコナゾール硝酸塩、ネチコナゾール塩酸塩、ビホナゾール、スルコナゾール硝酸 塩、エコナゾール硝酸塩、クロトリマゾール、ミコナゾール硝酸塩、チオコナゾール等は、イミダゾール系の抗真菌薬と呼ばれ、」
「皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。」
「副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがある。」
「あるイミダゾール系成分が配合されたみずむし薬でかぶれたことがある人は、他のイミダゾール系成分が配合された 製品も避けるべきである」
…と、相なります。
ご存じのように、「チオコナゾール」は、「皮膚に用いる薬」の「イミダゾール系抗真菌成分」に登場します。
当該成分の配合された市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。
「イミダゾール系抗真菌成分」成分は、出る都道府県では、頻繁に出ます。優先順位は「ふつう」です。
当該成分は…、
① チオコナゾールは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「チオコナゾールは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える」ですが、そのとおりの記述です。
チオコナゾールは、「イミダゾール系抗真菌成分」です。
イミダゾール系の抗真菌成分は、「皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させる」作用があります。
試験に出るとしたら、この辺りが関の山かと思います。
チオコナゾールが「イミダゾール系抗真菌成分」なことを知っていれば、十分でしょう。
よって、①は、「○」となります。
イミダゾール系の抗真菌成分のキーワードは、「皮膚糸状菌の細胞“膜”を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の“透”過性を変化させる」から抽出します。
くだらないですが、「みずむしの膜は透ける」くらいに頭に入れます。
「膜」は、「細胞“膜”を構成する成分の産生を阻害」に当たります。
「透ける」は、「細胞膜の“透”過性を変化」のところです。
くだらないですが、試験的には十分かと思います。
さて、イミダゾール系抗真菌成分は、たくさんありますが、全部が全部、出るわけではありません。
まず、筆頭の「オキシコナゾール硝酸塩」だけを頭に入れて、残りは、「みずむしの抗真菌成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」などを参考に、ざっくり押えていくとよいでしょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「外皮用薬」の「イミダゾール系抗真菌成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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