レゾルシンは、「皮膚に用いる薬」の「きず口等の殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「イソプロピルメチルフェノール、チモール、フェノール(液状フェノール)、レゾルシンは、」
「細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、」
「患部の化膿を防ぐことを目的として用いられる。」
「レゾルシンについては、角質層を軟化させる作用もあり、にきび用薬やみずむし・たむし用薬などに配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「レゾルシン」は、「皮膚に用いる薬」の「きず口等の殺菌消毒成分」に登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】ピンプリット にきび治療薬C 15g 」などがあります。
当該成分は、固有事項があるためか、「福岡県 R2 第90問」や「東京都 H28 第88問」など、しばしば試験に出ます。
優先順位は「高い」です。
当該成分は…、
① レゾルシンは、殺菌消毒作用に加えて、角質層を軟化させる作用があり、にきび用薬やみずむし・たむし用薬にも配合される。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「レゾルシンは、殺菌消毒作用に加えて、角質層を軟化させる作用があり、にきび用薬やみずむし・たむし用薬にも配合される」ですが、正しい記述です。
本問は、当該レゾルシンの固有事項です。
当該角質軟化作用の固有事項は、試験に出しやすいので、ピンポイントで出題される傾向があります。
押えておきましょう。
よって、①は、「○」となります。
なお、当該レゾルシンは、手引きには、「にきび用薬やみずむし・たむし用薬などに配合」とありますが、それぞれの薬のところには、なぜか、出てきません。
よって、「レゾルシン」が試験で問われるのは、「皮膚に用いる薬」の「きず口等の殺菌消毒成分」に限定されるかと思います。
固有事項があり、試験問題に出しやすいので、優先して、押えておきましょう。 同じカテゴリにあるイソプロピルメチルフェノールやチモールなどは、「皮膚に用いる薬」では、ほとんど試験には出ません。
しかし、レゾルシンには、先の固有論点「角質軟化」があるので、狙われやすくなっています。
当該レゾルシンだけは、“にきび、水虫、たむしに効く”と憶えておきましょう。そこそこ試験に顔を出します。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】ピンプリット にきび治療薬C 15g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「殺菌消毒成分」の他の成分へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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