登録販売者 第1章:基本知識

第4節:薬害の歴史

第1項:医薬品による副作用等に対する基本的考え方(END)

医薬品による副作用等に対する基本的考え方

 医薬品は、人体にとって本来異物であり、治療上の効能・効果とともに何らかの有害な作用(副作用)等が生じることは避けがたいものである。

 副作用は、眠気、口渇等の比較的よく見られるものから、死亡や日常生活に支障を来すほどの重大なものまで、その程度は様々であるが、

 それまでの使用経験を通じて知られているもののみならず、科学的に解明されていない未知のものが生じる場合もあり、医薬品の副作用被害やいわゆる薬害は、医薬品が十分注意して使用されたとしても起こり得るものである。

 このように医薬品が「両刃の剣」であることを踏まえ、医薬品の販売に従事する専門家を含め、関係者が医薬品の安全性の確保に最善の努力を重ねていくことが重要である。




ひとくちコメント

 近年では、こういう、そのとおりですよねーという記述が、選択肢の1つに出るようになっています。

 重要なキーワードや暗記事項もないので、見落としがちです。

 しかし、油断せずに読んで、内容を把握しておきましょう。

 なお、下線部分の「副作用は、眠気、口渇等の比較的よく見られるもの」ウンヌンのところが変にいじられた出題がありました。

 「福岡県 R3 第17問」です。

 こういう無理やりな問題も散見されるので、気を抜かず、精読しておいてください。

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 「医薬品による副作用等に対する基本的考え方」は、以上で「おしまい」です。お疲れさまでした。

 「主な訴訟」に続きます。

一問一答:ちからだめし

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補足リンク1

 通読用・・・「医薬品による副作用等に対する基本的考え方 全記述

補足リンク2

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