医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果(偽薬効果)という。
プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。
医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれている。
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化にも、望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)とがある。
プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。
購入者等が、適切な医薬品の選択、医療機関の受診機会を失うことのないよう、正確な情報が適切に伝えられることが重要である。
「基本知識」でも、有数のガチ暗記ポイントです。
太文字部分の…、
・結果的又は偶発的
・薬理作用によらない作用
・楽観的な結果への期待(暗示効果)
・条件付けによる生体反応
・自然発生的な変化(自然緩解など)
…は、頭に叩き込んでおきましょう。
こいつらは、択一式のみならず、「大阪府 H30 第13問」のような、「穴埋め問題」でも出題されるキーワードです。
最も1点に近いので、シッカリと見ておきましょう。
次に、「使用上の注意」的な「(プラセボ効は)不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない」も、選択肢の1つに、まずもって出てきます。押えておきましょう。
とにかく、昔からよく出る論点です。
他の論点とは比べ物にならない“出題率”なので、何度も精読しておきましょう。
参考:プラセボ効果 過去問
「プラセボ効果」は、以上で「おしまい」です。お疲れさまでした。
「医薬品の品質」に続きます。
通読用・・・「プラセボ効果 全記述」
大元インデックス・・・「Webテキスト インデックス」
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本節インデックス・・・「医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因 インデックス」
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