登録販売者 第1章:基本知識

第4節:薬害の歴史

第2項:医薬品による副作用等にかかる主な訴訟 C型肝炎訴訟

医薬品による副作用等にかかる主な訴訟 C型肝炎訴訟

解説

 「基本知識」のガチ暗記ポイントです。

 細かいところまで、“これでもか!”と言うくらいに出まくっているので、注意してください。

 また、以下の…、

 ・C型肝炎訴訟のポイントまとめ

 ・ブログ:薬害訴訟(CJD訴訟,HIV訴訟,スモン訴訟,サリドマイド訴訟,C型肝炎訴訟)の横断学習のページ‐論点整理とまとめ

 …も、参考にしてください。

(e) C型肝炎訴訟

 出産や手術での大量出血などの際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。




ひとくちコメント

 ガチ出題というわけではないのですが、「フィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤」のところが、そこそこ出ます。

 まず、「フィブリノゲン製剤」が「人体」のカタカナ語句に変えられることがあります。

 たとえば、「グロブリン製剤」などです。

 重要なキーワードなので、正確に押えておきましょう。

 次に、「血液凝固第Ⅸ因子製剤」ですが、クソ出題者だと、第Ⅸ(9)のところを第Ⅹ(10)とか第Ⅳ(4)とかに変えてきそうなので、ちょっとだけ、注意してください。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、チェックしてください。

 んでは、本文に戻ります。


 国及び製薬企業を被告として、2002年から2007年にかけて、5つの地裁で提訴されたが、2006年から2007年にかけて言い渡された5つの判決は、国及び製薬企業が責任を負うべき期間等について判断が分かれていた。

 このような中、C型肝炎ウイルス感染者の早期・一律救済の要請にこたえるべく、議員立法によってその解決を図るため、2008年1月に特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法(平成20年法律第2号)が制定、施行された。国では、この法律に基づく給付金の支給の仕組みに沿って、現在、和解を進めている




ひとくちコメント

 被告は、「国」と「製薬会社」です。

 そして、ここが味噌なのですが、C型肝炎訴訟は、和解が成立していません。

 「現在、和解を進めている=和解はまだ。」となっているので、読み落とさないでください。

 なお、繰り返しますが、年号・年月日は、問われたことがないので、2002年ウンヌンに、神経質になる必要はありません。

 んでは、本文に戻ります。


 また、「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」(平成22年4月28日薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会)を受け、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置された。




ひとくちコメント

 制度創設は、ガチ暗記です。

 「C型肝炎訴訟・・・医薬品等行政評価・監視委員会」は、ガチで押えておきましょう。

 ちなみに、「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」(平成22年4月28日薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会)とかは、全く憶えなくていいと思います。試験に出ることはないでしょう!

 以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。

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