登録販売者 第1章:基本知識

第1節:医薬品概論

第4項:セルフメディケーション その1(1/2)

セルフメディケーション(※1)への積極的な貢献 その1

 急速に少子高齢化が進む中、持続可能な医療制度の構築に向け、医療費の増加やその国民負担の増大を解決し、健康寿命を伸ばすことが日本の大きな課題である。

 セルフメディケーションの推進は、その課題を解決する重要な活動のひとつであり、地域住民の健康相談を受け、一般用医薬品の販売や必要な時は医療機関の受診を勧める業務は、その推進に欠かせない。

 セルフメディケーションを的確に推進するためにも、一般用医薬品の販売等を行う登録販売者は、一般用医薬品等に関する正確で最新の知識を常に修得するよう心がけるとともに、

 薬剤師や医師、看護師など地域医療を支える医療スタッフあるいは行政などとも連携をとって、地域住民の健康維持・増進、生活の質(QOL)の改善・向上などに携わることが望まれる。

 少子高齢化の進む社会では、地域包括ケアシステムなどに代表されるように、自分、家族、近隣住民、専門家、行政など全ての人たちで協力して個々の住民の健康を維持・増進していくことが求められる。

 医薬品の販売等に従事する専門家はその中でも重要な情報提供者であり、薬物療法の指導者となることを常に意識して活動することが求められる。




ひとくちコメント

 本試験では、当該記述がそのまんま出るのが関の山です。

 出題も、常識的に判断できるものがほとんどです。

 ざっくり読んで、(そうなんですねー)くらいに見ておけばいいです。

 では、本文に戻ります。

注記

 タイトルの「セルフメディケーション(※1)」のところに、「注記」があります。挙げると…、

 「世界保健機関(WHO:World Health Organization)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされている。」

 …となっています。

 そう凝った出題もないので、キーワードの「軽度な身体の不調」のところを注意しつつ、その内容を把握しておけばいいでしょう。

 ちなみに、逆を言うと、「重度の不調」は、「受診勧奨」なわけです。

 以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした

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