バシトラシン‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 バシトラシンは、「皮膚に用いる薬」の「抗菌成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「バシトラシン

 「細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「バシトラシン」は、「皮膚に用いる薬」の「抗菌成分」に登場します。

 市販薬には、「【指定第2類医薬品】ドルマイコーチ軟膏 6g 」などがあります。

 当該成分は、ときおりにしか出ません。

 出るにしても、「佐賀県 R2 第89問」のような、基本問題です。

 語呂合わせもあって憶えやすいので、押えておきましょう。

 優先順位は「やや高い」です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① バシトラシンは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「バシトラシンは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す」ですが、誤った記述です。

 バシトラシンは、「抗菌成分」です。角質軟化作用はありません。

 問題文の言う「角質層を構成するケラチンを変質させる」うんぬんは、「イオウ」のことです。

 参考:イオウ

 よって、①は、「×」となります。

試験ポイント

 バシトラシンは、「細菌の細胞壁の合成を阻害する」で、抗菌作用を示します。

 くだらない憶え方ですが、「壁にバシッと」くらいに憶えればいいでしょう。

 言うまでもなく、「壁」は「細菌の細胞“壁”の合成を阻害する」に該当し、「バシッと」は「“バシト”ラシン」の頭文字です。

「適正使用」対策

 「適正使用」用のまとめです。

 「バシトラシン」ですが、「適正使用」の「使用しない」に登場します。

 「湿潤、ただれのひどい患部、深い傷、ひどいやけどの患部」には、「使用しない」となっています。

 理由は、「刺激が強く、症状を悪化させるおそれがあるため」です。

 まあ、常識的に判断できる内容ですが、押えておきましょう。

 参考:特徴系+その他

 なお、「バシトラシン」は、「相談すること」には、出てきません。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【指定第2類医薬品】ドルマイコーチ軟膏 6g 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「外皮用薬」の「抗菌成分」へのリンクです。

 スルファジアジン

 ホモスルファミン

 スルフイソキザゾール

 バシトラシン

 硫酸フラジオマイシン

 クロラムフェニコール

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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