オキセサゼイン‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 オキセサゼインは、「胃腸に作用する薬」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「局所麻酔成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「胃腸鎮痛鎮痙薬‐局所麻酔成分

 「消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、」

 「アミノ安息香酸エチル、オキセサゼインのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。」

 「オキセサゼインについては、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。」

 「いずれも痛みが感じにくくなることで重大な消化器疾患や状態の悪化等を見過ごすおそれがあり、長期間にわたって漫然と使用することは避けることとされている。

 「精神神経系の副作用として、頭痛、眠気、めまい、脱力感が現れることがある。」

 「妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「オキセサゼイン」は、「胃腸に作用する薬」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「局所麻酔成分」に登場します。

 市販薬には、「【第2類医薬品】サクロンQ 12錠 ※セルフメディケーション税制対象商品 」などがあります。

 当該成分は、ド頻出成分です。固有論点も多数あります。

 「適正使用」の「使用(服用)しない」等の論点もあります。

 「奈良県 R4 第73問」や「東京都 R3 第76問」、「佐賀県 R2 第68問」、「福岡県 R4 第74問」といった出題例があります。

 優先順位は、「とても、高い」です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① オキセサゼインは、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

 ② オキセサゼインは、安全性が確立されていないので、妊婦は使用を避ける。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説①

 先の○×問題の解説です。

 ①の「オキセサゼインは、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 オキセサゼインは、麻酔作用のほか、胃液の分泌を抑える働きがあります。

 問題文の言うように、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の2つの薬に配合されます

 当該記述、本当によく出るようになっているので、ガチで押えておきましょう。

 よって、①は、「○」となります。

補足

 当該オキセサゼインの「胃液の分泌を抑える働き」については、同じ胃腸鎮痛鎮痙薬の成分の「パパベリン塩酸塩」といっしょに憶えてください。

 先も見たように、「オキセサゼイン」は、胃液分泌を抑える働きがあります。

 対して、「パパベリン塩酸塩」は、胃液分泌を抑える働きはありません。

 このあたり、ごっちゃになるためか、毒蛇のような出題者は、意図的に狙ってきます。整理して憶えてください。

解説②

 ②の「オキセサゼインは、安全性が確立されていないので、妊婦は使用を避ける」ですが、正しい記述です。

 「妊婦は使用を避ける」は、オキセサゼインの固有論点です。しっかり押えておきます。

 よって、②は、「○」となります。

 なお、同じような規定として…、

 「一般用医薬品では、オキセサゼインの小児向けの製品はない

 「オキセサゼインは、15歳未満の小児への使用を避ける

 …となっています。これも併せて憶えておきましょう。

 たとえば、「オキセサゼインが配合された、小児向けの胃腸鎮痛鎮痙薬がある」などと出題されても、「×」と判別できるようになっておきましょう。

 先に挙げた「サクロンQ」にも、「●使用上の注意」の「■■してはいけないこと■■」に…、

 「1.次の人は服用しないでください。(1)妊婦又は妊娠していると思われる人 (2)15歳未満の小児

 …と、記載されています。

試験ポイント

 当該オキセサゼインは、「局所麻酔成分」です。これは、基本なので、ガチで押えておきましょう。

 試験によく出るのは、手引きの「オキセサゼインについては、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。」のところです。

 「胃液分泌を抑える」と「胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方」も、よくよく出るキーワードなので、押えておきくべきです。

 次いで、手引きの「妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている」の禁忌も、ガチで出ます。ガチで押えておきましょう。

 なお、出題実績は、あまり「ない」のですが、その副作用も、押えておきましょう。

 手引きには、「精神神経系の副作用として、頭痛、眠気、めまい、脱力感が現れることがある。」とあります。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えれてください。

「適正使用」対策

 先のポイントと被るものもありますが、「適正使用」用のまとめです。

 「オキセサゼイン」ですが、「使用(服用)しない」の論点があります。

 それは、「15歳未満の小児」と「妊婦又は妊娠していると思われる人」が「使用(服用)しない」となっています。

 「理由」は、「小児」の方は、「一般用医薬品では、小児向けの製品はないため」です。

 「妊婦等」の方は、「妊娠中における安全性は確立されていないため」です。

 出題実績のあるところなので、ゼッタイに押さえておくべきです。

 参考:使用しない 小児

 参考:使用しない 女性系

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「 【第2類医薬品】サクロンQ 12錠 ※セルフメディケーション税制対象商品 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「胃腸に作用する薬」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「局所麻酔成分」へのリンクです。

 アミノ安息香酸エチル

 オキセサゼイン

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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